甘くみてはいけないヨルダン・イスラエルの旅⑤ひとりとぼとぼ
2018年 12月 09日
なにもペトラ遺跡が広いのが悪いのではありません。
すべて私の体力のなさが原因です。もっとつきつめれば体重かしら?
足は全く疲れないのに息がきれます。
それでもひとりということはそれはそれでまた楽しくもあり
ビスタチオの木の前でたわわに実がなったら・・・と想像してみたり、
同行のSさんがおっしゃっていように、「ロバっていつも悲しそうにうなだれている」
ごいう言葉を思い出してロバをみつめたり
美しい衣装のイケメン?に目をうばわれたり
途中で土産物店を観たり
マグネットを買ったり
岩の上で語り合う男性二人を眺めたり
息をきらしながら、来た道をとぼとぼと戻ったのです。
行きは下り坂で良かったのですが、帰りはダラダラの上り坂、岩に腰を下ろしながら休み休みやっとシークを抜けましたが、まだ2キロくらいありそうです。
ふと見るとフランス人らしき若い女性が私の目の前で白馬にのりました。
あつ、いいな!と思った時タイミングよく白馬ではないけれど「馬に乗らない」と声がかかりました。
5ドルというので「本当に5ドルね」と念をおして乗ることにしました。生まれて初めての乗馬体験です。
やっと手を借りてのると、ぐっと視界がひろがりました。
「Good job」などと褒められて「犬じゃないもん」とつぶやきながら、体の力を抜いて馬に身をまかせました。
ゆっくりと歩いてもらって、これがなんと気持ちの良い事、馬の体温がじわっと伝わってきます。
若い時にこの体験をしたら乗馬にはまっていたかもと思うほど快適でしたが1キロも乗らないうちに降車場についてしまいました。
写真を撮ってもらって5ドルを渡すと、「チップを2ドル」くれと言います。
本当はとても気持ちが良かったのでチップを1ドルあげようと思っていた矢先でした。
要求されるとあげたくなります。
「良い写真をとってあげたよ」と言い張ります。
あげくの果ては
「子供がたくさんいて大変なのだ」と泣き落としにかかってきました。
ますますあげたくなくなりました。
でも、今思い起こすと、やはり1ドルはあげておけばよかった。
チップの習慣がないので、ついついしぶってしまいます。
とても楽しかったし丁寧に対応してくれたし・・・。
それに子供がたくさんいて大変なのですものね(笑)
おじさん、ごめんね。