「JALどこかにマイル」で福岡へ 大島 沖津宮遥拝所
2018年 10月 01日
島には1台しかないというタクシーが船着き場の前に停まっていました。
窓をたたいて、運転手に沖津宮遥拝所まで車で行けるかを確認して乗り込みました。
周囲5キロの島なのですが、私にとって歩くにはハード、最近自転車に乗っていないのでレンタサイクルも気が向かない・・・ああよかった、タクシーが空いていて。
「世界遺産に登録された時観光客も多かったけどね、最近は少ないですよ。他になんにもないからね」
ひっそりとした場所であることは私にとって在り難いのですが、観光をもくろんでいた人々にとってはからぶりなのか、ともかく島は人がまばらで舟もフェリーに載せた車の運転手が大半を占めていました。
山道を登り始めると、10月1日からの祭礼のために神輿を運んでいる車がそろそろと走っています。追い越しも出来ない道でこのままついていったら時間がかかりそう。
「他の回り道を行っていいですか?メーターはとめますから」
「いえいえ、ご商売ですから止めなくてよいですよ。それに私もこの島は全く知らないから見たいです」
おかげで今は大潮で歩いて渡れる島さよ島も見ることが出来たし、島の雰囲気を知ることができました。
田畑はなく、漁業が主な産業であり、また潮風を受けて夏ミカンが美味しいとのこと。
ミカンが実る頃は島が美しそうです。
「午前中の団体さんは沖津島は見えなかったけど。実は見えることが少ないのですよ。なにしろここから50キロあるからね」と運転手さんが心配してくれます。
沖津島は女人禁制どころが、男性も決まった日しかはいれません。
宗像大社の神職の方が交代で守っているのです。
そのため大方の人々はここからお参りをします。
「ああ、よかった、見えるね、あれですよ」
見えました、見えました(写真には写りませんでした)
説明をうけなければ見逃してしまいそうな島でした。