M君に逢いましたか?
2018年 07月 06日
高校の同級生夫婦が近くに住んでいて、ときおりお寿司屋さんにいきなり呼びだされ、ご馳走になりました。
子育てなどで疎遠だったのですが、このことをきっかけに、仲間が復活してゆきました。
そのご主人M君が17年前に突然亡くなったあと、
おちこまないで、みんなで楽しい事をたくさんしましょうと積立を始め
箱根に何度も温泉旅行
ディズニーランドでは閉園まで遊び
山梨にさくらんぼ狩り
そういえば、稲取では朝から船盛りがでてきてみんなで大騒ぎをしましたね。
近くのファミレスで仕事帰りに毎月おしゃべり、
友人のライブや講演会、コンサートにも一緒にでかけました。
毎年の高校のクラス会ではいつも一緒に幹事をやって、葉書の印刷はお任せでした。
みんなに会うのが大好きでしたから。
実はご自身も病を持ちながら、それでも私たち以上に元気で、仕事や家族の面倒を頭が下がるほど頑張っていました。
一緒に旅すると山ほどの薬を飲んでいる姿に、心が痛みました。
それでも、ずーと私たちと一緒に元気でいてくれることに疑いをもっていませんでした。
1年半前に病状が悪化して入院してからは家にもどることを目指してリハビリも頑張りました。
その間、高校の仲間数人で病院に通い続けました。
みんなで行くと、帰る時寂しいということで、ひとりひとりさりげないローテーションで寄り添ってきました。
自力では動かせない手や足のマッサージなどをしながらたくさんおしゃべりをしました。
ある時「私、幸せよね、みんながこんなに来てくれて」と言いました。
「うんうん、それは貴女の仁徳ね」
人の悪口を言ったことがない人で、来る人をいつでもだれでも同じように喜んで迎えました。
今週、息子さんからのご連絡で友人と病院に伺った時はもう意識はありませんでした。
その夜、天国に旅立たれました。
もうM君と逢いましたか?
「よく頑張ったね、ありがとう」ってきっと言ってくれはずです。
これからは痛いことも、苦しいこともなく、すいすいと歩けますね。
長い間友達でいてくれてありがとう。これからもね・・・・。
合掌