先生ご夫妻のもとに17名の67歳の小学校のクラスメートが集まった。

38名(男子24名・女子14名)のクラスだから、なかなかの出席率である。
3名が亡くなっている。
連絡がとれない方、葉書が戻ってくる方もいる。
集まった男子・女子のほとんどが責任ある立場で現役である。
女子2名「孫のおもり」だとおっしゃる方も美しく若々しい。
67歳、たいしたクラスだ。
出席できなかった方も仕事でと言う方が多かった。
比較的恵まれた環境の中、親の仕事の後を継いだ人も多い。
高度成長期に仕事を拡大し、資産を増やし、あるいは先祖代々の土地を維持してきた親の元、その後を継ぐのは、外からみたら良いご身分かもしれない。
しかし私たちの時代、維持にも努力は必要であったに違いない。
それが証拠に親の仕事をつぶしてしまった人も、同じ年代に多いのが実情だ。
一方、会社に勤務されていた方も、その人柄と能力で会社は手放してくれないようだ。
今回のクラス会、株主総会でアメリカから戻っているときでよかったと言う人もいた。
時代の流れの中、運もあるだろうがもう一度繰り返そう・・・たいしたクラスだ。
仕事がではない。生き生きとしているということでもない。みんなが普通に働いていることが
予想以上の参加者があったのは、そうして社会の中でもまれている人は、師への恩とご縁も大切にするからではないかと感じた。
先生86歳、2年前に病気を克服なさった快気お祝いとあって、忙しい中「少しでも先生のお顔をみたいから」という方も多かった。
先生の第一回目の担任が私たちである。
若い情熱溢れた教育を6年間受けた。
(先生がお持ちくださった資料のうち、5年生の時間割。美術は絵・工芸・彫塑に分かれていた)

先生の熱意に引っ張られた。そして今がある。
ここに集えることに感謝した。

先生には90歳のお祝いのクラス会を目指して、ますますお元気でいていただこう!
おっと、その前に私たちもまず健康!