上杉 隆 著 「オプエド 真実を知るための異論・反論・逆説 」

「オプエド」 とはOpposite Editorialの略で新聞の社説に新聞社以外の人間が署名入りで反対意見が発表できるような欄のことを言うそうです。

アメリカの新聞には、このような欄が設けられていることを、この本を読んで知りました。


b0116765_14443549.jpg

2017年日本の表現の自由度(メディアに与えられる報道の自由)は世界180か国中72位となっています。このニュースを昨年聞いた時に実はびっくりしました。ちなみに180番目は北朝鮮です。

国民の多くは国の中にいるとその環境があたりまえと考えてしまいます。

北朝鮮の映像からその国民が「将軍様のおかげで、私たちは幸せだ」というのを見て(本心からそう話しているのかどうかはわかりませんが)日本人の私たちは違和感を覚えるだけではなく何にも情報がないということは怖いことだなと思うはずです。

あわせて、「ああ日本人で良かった」と。

ところがこの調査では日本は72位、この理由のひとつは「メディア内に自己規制が増えている」こともあるといわれています。

ニュースキャスターの降板の際、裏から聞こえてくる不愉快な話しはその例なのかもしれません。

また、上杉氏もそういえば、この本の中で「日本記者クラブ」の問題点もあげていました。


マスコミの情報は公平を原則としていても、どうしてもその媒体の意思が反映されています。

それはそれぞれのメディアの主義主張があるから仕方がないのかもしれません。

けれども「言われるほうは一方的に言われるだけ」というのは不健全な報道の姿と思えてなりませんでした。

この国に「オプエド」が報道の中にあたりまえに存在するようになれば、日本の報道の自由の順位はもう少し上がるのではと思います。

考え方、発想、結果はひとつだとはかぎりません。むしろいろいろあるのが普通ではないでしょうか。

その中で自分がどう考えていくか、それこそ、今度は自分考える力にかかってくるわけです。


著者、上杉氏は日本のジャーナリズムに必要なものとして

「 署名・出典、情報源、引用、訂正、反対意見」をあげています。

こういうことをわざわざ言わなくてもよくなれば、日本の「報道の自由」の順位はぐーんと上がるに違いありません。

正月に良い本を読むことが出来た思うと同時に、マスコミの報道をうのみにしないためにももっと勉強が必要だとも思いました。


上杉氏は新聞の社説に反対する意見も含めた幅広い発想を素に「ニューズオブエド」を月曜から金曜日、午後5時から1時間、インターネットで配信しています。




トラックバックURL : https://shinnlily.exblog.jp/tb/27971717
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by shinn-lily | 2018-01-06 14:53 | | Trackback

毎日1つ幸せみつけ    


by shinn-lily
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30