1917年 読みはじめ 本から本へ


この本を手にとったのは昨年読んだ五木寛之の「百寺巡礼 朝鮮半島編」の中で著者の法頂和尚が紹介されていたのが気になったからです。

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法頂和尚は24歳の時に出家し、その大半をなにものにも囚われない山の中で暮らしました。
物に囚われない、人に囚われない
その心の動きを随筆に綴っています。
しかも、自分が死んだ後はその著作を絶版にするように言い残しました。
生きている証を残さない、その心を知ると読んでみたくなるのが心情です。
翻訳されているものが出版されていました。

「無所有」

1971年に書かれたこの随筆を中心に約50編の随筆に触れることができます。

「断捨離」という私たちが使う言葉は「無所有」という言葉でもう40年以上前に語られていたのです。

人間の歴史は所有史であると語ります。
人も国家も日々たえまなく一つでも多くのものを所有しようとしています。
その所有観念は時には自分の分際をも振り返ることなく浮き足たってしまうと。
人は何も持たずに生まれてきて何も持たずに土にかえるのだから。
物を持たないことで初めて自分の心から解放されてといいます。
法頂和尚はそれを実践しながら暮らしていらっしゃいました。

本当におっしゃる通り、その通りだと思いながら
私にはててもできそうもありません。困ったなぁ。
この年齢になってものを減らしてすっきりした生活には憧れながらも
いろいろと欲しいものがあります。
欲しいという気持ちが日々の生活に刺激をしているようにも思います

法頂和尚が好きな本であるという「星の王子さま」を久しぶりに手にとって読んでみました。

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新年にふさわしい読書時間となりました。

「星の王子さま」を翻訳なさった内藤濯氏は父の友人内藤初穂氏のお父さまでもあります。
その父上のことを書かれたこの本を頂戴しておりました。


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内藤初穂氏には私も何度もおめにかかりました。当時すでに80歳代でしたが、とてもダンディーな男性でした。
後になってわかったことですが、奥様は私の親友のお母様と仲の良い同窓生でもありました。
ご存命でしたらそんな不思議なご縁のお話しも出来ましたのに。
内藤氏のお顔を思い浮かべながら、次は、この本を読んでみようかなと本棚から取り出してきました。
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by shinn-lily | 2017-01-09 16:24 | | Trackback

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