大手町界隈で晩秋を感じる

中学生の頃、東京オリンピックを期に東京がどんどん変わっていった。
昔絵本で見たアメリカのような高速道路が東京を覆い、街の花壇に花が植えられ、高いビルがどんどん建設された。
嬉しかった。
これからいいことが起きるような昂揚感があった。

今、東京を歩く。
街は美しくなったが、なにか忘れ物をしたようで、不安になる。
東京がどんな街になって欲しかったのかわからないまま、
一方で郷愁にひたることも怖れているのだ。


晩秋の和田蔵門噴水公園の噴水は太陽を失ってもその役割を忘れない。

b0116765_22505824.jpg


さやかに残る秋のかけらを背景に白壁はいつも落ち着いている。

b0116765_2251157.jpg



橋はビジネス街へと人々を運ぶ。
いやビジネス街から人々を導いている。

b0116765_225146.jpg



夕暮れが早い。
パレスサイドホテルのラウンジあたりの光が堀に落ちる。

b0116765_2251754.jpg


振り返れば、予期せぬ友が欄干の上でこちらを見ていた。

b0116765_22511138.jpg



近くて遠い二羽の鳥

b0116765_22511379.jpg


優雅に餌を求め水面をすべる1羽の白鳥

b0116765_22512291.jpg


都会で生きているのは人間だけではないと気づく。


行幸通りを歩けば、つきあたりは東京駅だ
変わらぬ姿に心がなごむ。

b0116765_22511697.jpg


いかにも都会風の並木道を抜け

b0116765_22512822.jpg



ビルの中に入れば、クリスマスデコレーションが我々を迎える。
くるみ割り人形の兵隊たちは、なぜか悲しげな顔をしていてきになる。

b0116765_22513125.jpg


窓の外と中の空気の地かいを感じる。

b0116765_22514146.jpg


お茶でもしましょうか?ねえ、サンタさん!

b0116765_22515082.jpg


ところでサンタのおじいさん、おいくつ?
60代かしら?それではおじいさんと呼ぶのはちょっとねぇ~
80代では子供達にプレゼントを配る体力はないわね。
では70代?
サンタのおじいさんはなにも答えずニコニコとしている。
b0116765_22514472.jpg

私もサンタさんの年齢に近づいてきたから、ちょっと気になったのよ。

ビルを出る。
ふと目に留まった苗木に看板がついていた。
b0116765_2252919.jpg

無機質なタイルで覆われたビルの、前に桜が大木となって咲き誇る姿を描いてみた。

東京のこの地を大切に思い、心を砕いている人がここにもいた。
トラックバックURL : https://shinnlily.exblog.jp/tb/26455959
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by shinn-lily | 2016-12-14 23:21 | | Trackback

毎日1つ幸せみつけ    


by shinn-lily
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30