人と旅と読書 出口治明氏の考え方
2016年 09月 11日
淋しいとか恋しいというのではなく、人というのは実に不思議で、魅力があり、
これまでどれだけの人々と会い、別れ、すれ違ったのかとふと考えることがある。
たわいもないおしゃべりに気持ちが楽になるのは、「頭のマッサージ」と友は言う。
名言、名言と笑いあう。
旅ももちろん好きである。
日常から離れて異文化の空気に浸るのは、人生の楽しみである。
知らない駅で電車を降りて歩くのも旅のひとつで、わくわくする。
自分の目で見て、感じることは、のちに血となり肉となる。
そして本があればいくらでも楽しい時間が送れる。
未知の世界へ、他人の人生へ飛び込むことができる。
この3つの人生の楽しみがいかに大切であるか語る方は60歳にしてライフネット生命を創設した
現ライフネット生命会長の出口治明氏である。
「講演では写真もツイッターもFacebookもご自由にどうぞ、
何故なら私はネットで仕事を始めた人間ですから」
では1枚失礼して
人間が新しい発想を持つためには、この3つがかかせないと語る。
はい、私もそう思います。
人とは誘われたらまずyes、どんな人ともまず会ってみる
そこから得るものは多いと言う。
旅とは現場に行くということを意味する。
現場に行くと、考えていたこととは違う風景に遭遇する。
仕事もまず現場を見ることが大切だという。
本選びは古典は間違いがない、長い年月を経て残っているものは価値があると。
そして新聞の書評はあてにできると言う。
出口氏も読売新聞の書評委員をなさっているそうで、他の委員の大学教授の皆さんは真剣そのもので書評に取り組んでいるそうだ。
しかし、私はこの新聞の書評が苦手だ。
どうも専門的すぎて、読む気になれない。
出口氏がどんな場所をどんな風に旅をしたか、
どんな本が愛読書か、この本に書かれている。
この本を読んでいると、出口氏と会話しているようで、楽しかった。
次に読む本は出口氏の愛読書の中から1冊選んでみた。
また、新しい門が開かれる。