あの人の期待を満たすために生きてはいけない ・・・アドラー心理学

アルフレッド・アドラーの名前を頻繁に聞くようになったのは、ここ数年である。
日本では、ユングやフロイトに比べて知られていない。
気にはなっていたが、スルーしていた。
NHK Eテレの「100分de名著」で取り上げられていたのを偶然見て、

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1冊くらい本を読んでみてもよいなと思い買ったのが、初心者向けの「嫌われる勇気」である。

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この番組でアドラー心理学について解説していた岸見一郎氏が古賀史健氏と共に悩める青年と哲学者の対話形式でわかり易く解説してゆく。
「人は変われる・世の中はシンプルである・誰でもが幸福になれる」ということを軸にとらえ、人はどのように幸せをつかむのかを解いてゆく。
「世の中の悩みは全て対人関係から発生している」と言い切っている。
何故なら、宇宙にたったひとり自分がいるだけなら、何一つ悩むべきことがない・・・しかし、人はひとりでは生きられないのだ。

そして、「あの人の期待を満たすために生きてはいけない」という。これが「嫌われる勇気」につながるキーワードだ。
例えば親の期待に応えて良い子ですごして、社会に出たら思う様にいかなかったとする。
結局は親が責任を持てるわけもなく、自分で乗り越えていかなければならない。
それゆえ、褒めて育てるのもいけない。
ある時学校の廊下にゴミが落ちていた。それに気づいた小学生は周りを見回して誰も見ていないからそのままにして通り過ぎた。
誰か見ていて、ゴミを拾って偉いねと褒めてくれる状況だったら、拾ったかもしれない。
現在、褒めて育てろ、褒めて才能をのばせという考え方にアドラーは真っ向から反対の意見なのである。
子供が褒められることを期待する人間になり、人の期待を満たそうとする
つまり自分の課題を見失い、人の課題に生きることになる。
したがって、他の人から承認を求めるのもいけないし、他の人を承認するのも上から目線であると説明されている。

でも、私、この年齢でも、こんなに長年仕事をしていても、仕事を褒められたらすぐに嬉しくなってもっと頑張ろうなんて思ってしまうのだけど・・・
だから、後輩が良い仕事をしたときには必ず声をかけるようにしている。
この承認行為がまずいというのは、他の人の期待に応える行為であると理屈ではわかっても、もっと気楽にやってもいいのじゃない~と思うのである。

さて、人は本当に幸せになれるのか・・・わたしのまわりの方々はアドラー心理学をしらなくても十分にそのエッセンスをご存じで幸せに暮らしているように思える。
人のことをうらやんだり、人のせいにしたり、言い訳をいる人はいない。
過去でも未来でもない、今ここに強烈なスポットライトを当て、アドラー心理学を実践なさっている軸のぶれない方々がたくさんいる。

「嫌われる勇気」
岸見一郎・古賀史健著
ダイヤモンド出版
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by shinn-lily | 2016-03-11 20:14 | | Trackback

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