JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ⑰グエル公園

ガウディーの建築物は順調に人々に受け入れられたわけではない。
グエル公園は当初高級住宅地として売りに出されたが、中心部から少し離れているせいか、価格が高かったせいかあるいは風変わりだったせいか、結局制作を依頼したグエル氏とガウディーの家しか建たなかった。
しかし、今、この風変わりな建物や作品が人々から愛されている。

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今ここに時代の先の先を見通した作品群が畏敬の念と誇りを持ってカタルーニャにしっかりと根着き、残されている。
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私はこの旅でマドリードからトレド、コルドバ、セビージャと回ってきた。
各地でキリスト教とイスラム教があるときはその文化が融合しムデハル文化となり、ある時は相反しながらも現代にその留められた姿を見た。
そうしたミルフィーユ文化を携えてきたここスペインだからこそ、ガウディーの芸術が生まれもしたし、残されたのではないかと思っている。
私はこの事実を感慨深く受け止めた。
異質の文化を享受する力は新しい文化を生み出す原動力でもあるのだと。

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旅に出る前は失業率が高く経済状況が良くないと聞いて少し暗い荒れたスペインを想像していた。
その想像は良い意味で大きく裏切られた。
拒むことなく旅人を受け止めてくれる土壌にはおおらかな文化があった。
すれ違う人々は優しかった。
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だからこそへミングウエィイや堀田善衛や伊集院静がこの地を愛し通ったのだろう。
あるいは、だからこそゴヤ、グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ピカソ、ダリ、ミロなどの芸術家を排出したのだろう。
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グエル公園の中は燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びてまるで夢の世界だ。

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リサイクルのガラスや、タイルまで宝石に変わってしまう。
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いや、変わるのは宝石だけではない。
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宗教心を持たない私にとってグエル公園は大聖堂と同じように、心躍り、心が休まる温かい場所であった。
本当はひとりで1日ここに座っていたかった。
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1926年6月7日 朝、ガウディーはこう言った・
「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」

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 その日に事故にあい、そして3日後に亡くなった。享年73歳であった。
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by shinn-lily | 2016-01-26 00:30 | スペイン | Trackback

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