JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ ⑥愛すべきドン・キホーテ

世界中で聖書の次に多く読まれたという「ドン・キホーテ」、
ラマンチャ地方の風景を知れば、ドン・キホーテおじさんがぐっと身近になる。

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ドン・キホーテとその従者サンチョパンサの会話
「・・・サンチョ・パンサよ、かなたを見るがよい。あそこに三十かそこらの不埒なる巨人どもが姿を現しているではないか。拙者はキャツラと一線を交えて、一人残らずみな殺しにいたし、その戦利品をもってわれわれも富裕なろうというのだ。・・・・」

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「・・あそこに見えるのは巨人じゃねですがぞ、ただの風車で、あいつらの腕と見えるのはつばさで、これが風に回されて、石臼をうごかしているんでさあ・・」

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セルバンデス著ドン・キホーテは日本で関ヶ原の戦いが終わって徳川家康が政権を握った頃、1605年に出版された。
騎士道物語を読みすぎていささか頭がおかしくなったドン・キホーテが正義をかかげ本物の騎士になろうとサンチョ・パンサを従え旅に出るという話だ。

ここははたご、 いや物語に出てくるはたご風のドライブイン

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ドン・キホーテが宿屋を城と思いこみ、亭主を城主だと思いこんでしまって亭主にみずからを正式な騎士として叙任してほしいと願い出た場所である。

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亭主はドン・ キホーテがいささか気の触れた男であることを見抜き、叙任式を摸して彼をからかう。
このパティオ(中庭)に立って、はたごの主人との間抜けなやり取りを想いうかべる。

はたごを出ると小さな教会があり、

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土産物屋がある。
無花果のチョコレート、ツアーの代表が味見、
「うーん、これ美味しい!」との一声でみんなでそろって購入。
いつでも仲良しのメンバーだ。
静かでこじんまりとしたこの街の風情が気に入り、こんなところに1泊したいものだと思った。

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ドン・キホーテの作者は当時の騎士道を批判する意図でこの物語を発表した。
しかし作者の意に反した形で民衆に受け入れられたという。
スペインの人にとって、初老の主人公ドン・キホーテは
ある時は「ふうてんの寅さん」であり、
ある時は気の良いおっちょこちょいの「釣りばか日誌の浜ちゃん」
はたまた、お笑い漫才コンビだったのであろうか。

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羊の群れを敵の軍勢と勘違いして攻め入ったり
囚人を護送している役人をやっつけ囚人を解放し、その囚人たちに身ぐるみはがされたり・・・
「馬鹿なやつだなぁ」とつぶやきながら
「それでその後どうなった?」とついつい聞きたくなってしまうのがドン・キホーテの物語である。

小説ドン・キホテ-をスペイン人でも読みきっている人はそう多くはないと聞いた。
なにしろ、長い長い物語なのだ。
それなのにドン・キホーテはみんなに愛されている。
その証拠にこの御仁とはあちらこちらでお会いした。主に土産屋さんの店先だが。

賢い人間ばかりの社会ってつまらない、
愛嬌のある抜けた人間も世の中の大切な存在に違いない。
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by shinn-lily | 2015-11-24 21:25 | スペイン | Trackback

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