雛祭りは旧暦で
2015年 02月 22日
数年振りにお雛様をだしました。
あわただしい毎日ですっかり忘れていた雛祭りをコスモス家の品の良いお雛様を見て思い出したのです。
今回はもう亡くなってから十数年たつ母の親友が妹のために贈ってくださった内裏雛におでましいただくことにしました。
おかたみになってしまった大切なお雛さまです。
多くのお弟子さんをお持ちのお人形の先生でした。
自ら作ってくださった木目込みの享保雛のお顔はふっくらとしています。
お雛様をだすことで、こんなに気持ちが華やぐとは思いませんでした。
最初は何を始めたのといぶかっていた母も、玄関に飾ったお雛様を見ると、
「もっと早く出せばよかったに」と言いだし、おまけに
「雛祭りパーティーをやったら」と言いだしました。
来週の週末は予定が立て込んでいます。
「いいじゃない、旧暦でやれば」と。
そうです、今更あわててしまうことはないのですから、しばらくこの華やぎをたのしみましょう。
お雛さまも可愛らしいのですが、私はどういうわけか、造花の花が好きなのです。
このお雛様には屏風もお花も梅があしらわれています。
そういえば、庭の白梅もそろそろ蕾がほどけてきました。
これから南高梅、紅梅、八重梅と、・・・庭にも春の足音が聞こえてきました。