それでも北京⑧ みんなひとりっこ

中国ひとりっこ政策のため、子どもは皇帝様状況
パパとママ、それにパパの両親とママの両親と6人にちやほやされる。
今週はこっちのおじいちゃんおばあちゃん、来週はあっちと争奪戦争いもあるらしい。
もちろん日本の少子化も似たりよったりである。

天壇公園には、年金生活者が朝早くから集まって
運動をしたり、
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踊ったり、
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将棋をしたりしている。
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朝だけではなく1日、そんな様子らしい。

そこで添乗員の白さんがぼやき始めた。
「彼らの生活費は我々が支払っているのに
我々が歳をとってもこんなに年金はもらえない。
給料から引かれるお金がどんどん増えてゆく。
前もって提示があるのではなく、掲示板に今月から引かれる金額が増えると張り紙があるだけだからひどいよね」
ながながとぼやきがおさまらない。
日本の若者はあきらめきっているのか、どうにかなると思っているのか
これほど年金問題にシビアな話をする30代の声を聞いたことがない。

小さい頃は6人にちやほやされて育っても大人になれば6人のめんどうを見なければならない。
どうやら中国政府も一人っ子政策の行き詰まりに対策を打つ時がきたようだ。

数年前に上海や杭州に行った時見た人々の顔
「今にいいことがある」と、未来に期待を持った明るい顔はもはや北京ではみられなかった。
貧富の差があきらかになっている。
なにもなくても未来に夢を持って暮らすということは、なんと人間の顔を明るくするのだろう。
ものが豊かになるということは、持てる人、持てない人を明確にし
ある種の人間の幸せを失っていくのかもしれない。

初冬の北京、背中を丸めながら寄り添う年金生活の老人たち
考えようによっては集まる場所があって幸せだ。
日本の場合、みんな家でテレビを見て1日を過ごしているにちがいない。

なにを幸せかと考えるか、そんなことを考えながら
シャッターを切る手が凍るような冷たい空気の中
皇帝が国の繁栄と人々の幸せを祈る重要な場所であった天壇の見学へと向かった。
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by shinn-lily | 2012-12-16 22:40 | 北京 | Trackback

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