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もう締め付けないで!

小さい時、母に連れられて映画「風と共に去りぬ」を見たときに妙にこの場面が残っていました。

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スカーレットオハラはこんなに美しいのに、コルセットで息も出来ないほどウエストを絞っているのです。
そういえば、ちょっと前まで、女性下着のメーカーが、私たちを「天使のブラ」などと優し言葉で、「寄せて上げて」としめつけて美を追求しておりましたわ。
ところがここ数年、どうやら私たちを縛り上げていたワイヤーがワイヤレスのものや、ブラトップ7に主役を譲り始めました。
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美を追求するために女性を締め付けなければならない時代にそろそろ解放への兆しが見えてきたのかしら?
締め付けたところが、赤くなったり、痒くなったりするのは、どうやら私だけではないようです。

だいたい、昔の絵画の中に見るヨーロッパの女王は堂々たる体格でしたよね。
痩せていると貧相に見え、太っていることが豊の象徴であった時代もあったのです。
その後、オードリーヘップバーンの細見の可憐さが人々を魅了してらというもの、世の中の大半の女性は「痩せなければ」という気持ちを心にかかえて生きることになってしまいました。

ところが
マツコ・デラックスさんをはじめ、柳原可奈子さんも可愛らしく、渡辺直美さんの軽やかな姿が世の中を席捲し、人間の魅力ってなんだろうと、素敵なな風を吹かせてくれました。

女性のありかた、美しさが多様化してきたのは喜ばしいことなのです。
でも、ふと立ち止まります。
「ありのままでよいのよ」という時代になりつつあるのならば
問われるのは自分のありのままの姿!
締め付けれられるより、もっと努力のいる時代になったのかもしれません・・・。


下着メーカー様
この調子で締め付けないで美しく見える製品への追求、
今後もどうかよろしくお願いします~






by shinn-lily | 2017-07-16 15:03 | まわり | Trackback

女性が働き続けること④ 自分にいいきかせたことを少し

女性が仕事をする場合、まだまだ男性との格差があるのが現実だ。
それでも格差に文句を言うより、女性自身が社会で実績と実力をつけることがまず先だ。
私がこれまで働いてきた中で自分に言い聞かせてきた言葉を整理してみた。
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①周囲とは良い関係を保ち、信頼関係を構築する。子供のことで突然早退する時など応援してくれる。

②上司には敬意を表する。気に入らない上司でも、もし自分が失敗した場合は上司が責任をとるのが縦社会だ。

③女性同士の悪口を言わない。言えば、必ず自分にもどってくる。噂話の好きな人はいず職場を失うのを何度も見てきている。

④チャンスは握ってはなさない。長い間働いているとキャリアアップのチャンスが突然おりてくることがある。自信なくても他の人が出来ると期待してくれるのだから、チャンスはしがみついて頑張りぬく。そこに次の自分の場所が出来上がる。

⑤出る杭は打たれる。打たれても出るのが杭の実力。信念をもってやったことなのに、目立ったがために足を引っ張られることがある。そこであきらめてはおしまい。頑張り通してこそ、実力がついていくのだ。

⑥保育園や学童保育に預ける子供を不憫に思わない。少子化の中大勢の中で育つことは悪いことではない。プロにめんどうをみてもらい、親子だけの神経質な空間よりはよっぽど良い場合もある。愛情は他のことでカバー。

⑦自分のストレスを子供にぶつけない。

⑧お金を得るために働いているという自覚をきちんともつ。

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思い通り実行してきたことも、いまひとつ思い通りにいかないこともあった。
辛い時に、これらの言葉を引っ張り出しながら、それでもその時その時精一杯やってきた。
今の女性は私などよりもっともっと賢く頑張っている。
今も病棟を走り回っている女性看護士さん、スーパーのレジをうっている女性、ビルの清掃をしている年輩の女性、畑の草をとっている女性、学校の先生、活躍している女性は数限りない。年金事務所の年配の女性も親身になって相談を受けていた。

男女共に同等の評価を得られる社会ならば、「女性活躍社会」などと言わず、男女がそれぞれの持ち分であたりまえに働くことができる。
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そんな日が必ずくると信じている。



by shinn-lily | 2017-07-01 22:21 | 大切な場所 | Trackback

女性が働き続けること③

もうすぐ驚くことに67歳になる。(本当におどろいてしまう!)


現在は週4日午前中勤務

私の年代、とくに比較的お嬢様学校と言われた学校の環境では、大学を卒業したら、お料理教室でも通って、そのうち結婚、そして専業主婦になるのがあたりまえと思っていた。

甘かった!

なかなかそうはいかない。たまたま離婚してしまったから、働かざる得なかった。

本当は家で手芸やお料理をしているのが、性分にあっていたのだけど。

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それでも結婚前に、10か月ほどボランティア団体の事務局で働いた。

女性4人の職場でチーフというのが個性豊かな方で余命宣告されている方と結婚し、子供を産み、看取った後は娘をひとりで育てていたという愛情豊かな方だった。

よくしていただいたが、仕事に厳しく、感情的にややムラがあり、よく涙し、あのようになりたくないと思っていた。

今から思うと、恥ずかしいことだ。

何故なら、その後そのチーフから教わったことが、どれだけふたたび仕事をするようになってから役立ったことか数えきれないほどなのだ。

WMCAの秘書課を卒業なさっていたので、事務を含めた女性の仕事基本を教えてもらった。

ときおり思いだし、天国に向かってお礼を言っている。若いということはもの知らずであり傲慢でもある。

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人生はたまたまということが多く、たまたま自営だったので、離婚後父の会社に勤務することになった。

しかし実情はなにも取り柄のない女性に職場なかなかないのが現状だった。

子どもが小さかったため、時間的には融通をきかせてもらったが、その他の特別待遇はいっさいない。

一見親の会社ならよいかと思われがちだが、そこは多くの眼、または好奇の眼が注がれるので、身をきちんと律していかなければならない。

入社前に簿記の学校に数か月通い、秘書検定2級を受けて最低常識だけをなんとかつけやきばで勉強した。

父は女性が仕事をすることを嫌い、結婚当初まだ貧しかった頃、母が内職の仕事を近所の人から紹介され家に持ち込んだところ、ひどくしかってやめさせたという。

その後、母が自分の会社に出ることもさせなかったくらいだから、私が会社に入ることはかなりの妥協だったことだろう。

それに比べて長男が入社するときは嬉しかったようだ。

父は私が「洋服を買った」というと喜び、試験前に夜遅くまでおきていると、「勉強はいいから早く寝る様に」と言しまつ.

技術や世の中に対しては先を見ていた父だったが、こと女性問題は前近代的だった。

当時のほとんどの男性の意識もそんなものだったに違いない。

私と妹は後に父の教育方針が悪かったと冗談で悪態をついた。

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子どもというものはまことに勝手なものだ。

結局現在、妹も私も仕事をし続けている。




by shinn-lily | 2017-06-08 08:02 | 大切な場所 | Trackback

白黒つけるのは、簡単じゃないわ

「白黒つける」って?

政府は毎月ブラック企業の社名を発表すると、ニュースでちらりと見て違和感を感じた。

もちろん電通も入っているがその多くは中小企業である。

働く人を守るために発表という形をとるのではなく、他の方法はないのだろうか。


企業って、ブラックだのホワイトだのって、本当は分けられないのではないかと思っている。もちろんホワイトの会社で利益があがり、高水準の給料を得て、有給も多ければ言う事がない。さらに、それぞれがやりがいのある仕事が出来ていれば、これはまさしく天国である。

人生だっていろいろあるように、企業だって一生懸命やっていてもいろいろ起きる。

よかれと思って精魂込めて作ったものが、リコールになるのは自動車会社ではよくある。

ものつくりの世界でいえば、高品質なものを低価格でつくれば利益が多くなるのだけど、

よほどの革新的な技術が生まれない限り、そのしわ寄せは協力会社へ、またそのしわ寄せは部品会社へ

そんな厳しい現実の中で生産に励んでいる人々にブラックだのホワイトだのという区分けは存在しない。

結局、ほとんど多くはブラックとホワイトを足して2で割ったグレーな環境で働いているのではないだろうか。

ブラック手前のグレーの中で必死に働くのが、今の企業の状態なのだと思う。

白黒つける前に濃いグレーが少しでも薄いグレーになるように知恵と想像力と人を思いやる気持ちを忘れない様にするのが、人間というものだ。


これはきぬさや・グリンピース・スナップえんどうの花。

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花は小さ目だが、有りがたい食料を提供してくれる。

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こちらはスイトピー

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食べることは出来ないが、なんとも甘い香りにうっとりする。

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ルーツはたどれば同じような原種なのであろう。

どちらが好きかって、そんなこと決められない。


さて、新パソコンも初期設定が終わり、あとはwifi環境を整えて、新しいiPadを母のために設定すれば今回のネット環境整備が終了する。

旧データがいかせるかどうかはおいおいやっていこう。


パソコンが使えないと、本が読める。

「美女と野獣」も観てきた。

音楽がよかったし楽しい映画だった。

パソコン休憩も良いものだったが

つかいこなすにはもう少し神経をつかいそうだ



by shinn-lily | 2017-05-16 15:26 | まわり | Trackback

笑顔でフィィト!


チンパンジーの研究家で、京都大学日本霊長類研究所、松沢哲郎教授の著書「想像する力」の中で人間とチンパンジーだけが、赤ちゃんの頃からよく笑うとある。

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特に人間の赤ちゃんは未熟で自立できない状況で生まれてくるので、笑顔でまわりを魅了し、まわりの人々から支援を引き出すという説が語られていた。
そう言われてみると赤ちゃんの笑顔に魅了されいくつもの手がさしのべられる。

赤ちゃんの笑顔だけではなく、人の笑顔、話し相手の笑顔はなんとも心地良いものだ。
笑顔になれるのは心掛けしだい、おまけにお金もかからない、
こんないいものはない。

時には、きついことを言いながら、口角をピツとあげて笑顔をつくるという小池都知事のようなやり方もある。
仕事場で主張すべきことは主張しなければならなくても、顔まで怒っていては主張の効能は半減してしまう。
「私は冷静にものを言っているのよ」と言葉の最後に笑顔をプラス
つくり笑といえ、気持ちに度量がなければ、なかなかむずかしい。

こうして笑顔礼賛とはいいつつ、実は最近稀勢の里関の笑顔のない顔にぞっこんだ。
勝っても「どうだ!」とでも言いたげな顔をするだけ
優勝を勝ち取るまで、勝負が続くのだから、緊張感と闘志が笑顔を抑えるこの世界、
1点取ってチーム全体で喜ぶサッカーや野球とは、同じスポーツといってもずいぶん違う。
例え勝っても喜びを抑えて敗者に慮る伝統、
たよるものは自分だけ、孤独な戦いに笑顔はご法度、
それなのに、やはり心の笑顔は、私たちにしっかりと届いてしまう。
にわか稀勢の里ファンになった。

今日は小学校の終業式だったか、
早めに学校から帰った子供たちが満面の笑顔で満開のこぶしが咲く公園の中を走りまわっていた。
いろいろなことがあっても、今年もそれぞれの人にまた春がやってきた。
ミモザが終わり、

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ぼけの花が満開になり

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スィトピーがぐんぐんのびて、もうすぐその笑顔を見せてくれそうだ。

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by shinn-lily | 2017-03-22 23:11 | 大切な時 | Trackback

もう一度観ようかな、ラ・ラ・ランド


多くの方がすでにご覧になっているであろう「ラ・ラ・ランド」

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楽しかったわー。
燦々と降り注ぐカルフォルニアの太陽や、
苦しみながらも夢の実現に向かう若者たち、
皮肉な会話も粋に
往年の美人女優に比べれば大つくりの顔立ちのエマ・ストーンのエネルギーが元気よく伝わってくる。

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ライアン・ゴズリングのピアノも切なく、メロディーが頭に残る。

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かつて憧れたアメリカがそこにあり、
トランプ氏の言動で傷ついたアメリカが、私の心の中で復活した。
いろいろな国からやってきた人々が文化を作り上げてきた。
自由という空気の中で夢をおいながら。
「アメリカ」っていいな。理屈はなし。
ダンスも音楽も夢のアメリカに誘ってくれる。
冒頭の高速道路上の全員ダンスは、まさしくインド映画の中で全員が躍るシーンをパクった感じ、人間の心の中にある祭りが繰り広げられる。
肩がはらないで、楽しく・・・そうそう現実社会がシビアだからせめて見る物は気楽で楽しくね。

60年代にフジテレビで「テレビ名画座」というのを毎日やっていた。
3時~5時で、最初は毎日同じ映画を繰り返し、途中からは水曜日か木曜日に変わる二本立てになった。白黒だったし、主にヨーロッパ系の映画だったのだろう、、画面全体が暗かった。子供にはわけのわからないことも多かったけれど、なんとなくこの時間が楽しくて小学校から帰ると毎日見ていた。毎日同じなのに飽きなかった。
やがて、「マイフェアレディー」「ウエストサイド物語」「サウンドミュージック」などのミュージカル映画が劇場でつぎつぎと上映され、スクリーンが明るく美しくなって、うきうきした。
「ラ・ラ・ランド」はそんなうきうきした心が再びもどってきたような映画だった。

映画やドラマって、二度目に見ると最初に気づかなかったことに気づくことがある。
ああ、ここに伏線が貼られていたのだ、
ああ、ここでこんな風に言っていたのね
だから、もう一度見てみたいな。
もう一度、あの音楽を聴きたいな。

ところで、映画やドラマなら何度も見ることは可能だけど、人生は一度だから、
見落として生きていることって、多いのだろうな・・・怖い!



画像は「映画.com」からお借りしました。
by shinn-lily | 2017-03-16 22:17 | 興味 | Trackback

そろそろ終わりそうなので「君の名は」を見る


昨年の夏から上映、ロングランを続けている「君の名を」の評判の高さに、ずーと気になっていました。
「すごく良くて2度見ました」
「全然たいしたことなかった」
の2つの意見の中
母は
昔の映画「君の名は」のイメージを壊したくないから見ないといいます。
さてどうしたものかと考えているうちに、とうとう1日2回の上映になりました。
それでもこんなに多くの人が見ているのだから、一応見ておこうかと
強引に誘い出した母と本で読んだという妹も呼び出して3人でみました。

久しぶりのシネコンでしたが、チケット売り場は全て券売機に変わっていました。
かつて娘は学生時代にここでアルバイトをしていました。
オレンジと青の制服を着て働いていたころはワーナーの経営でした。
今はEIONシネマですから、雰囲気も変わりました。
そういえば知らない間に、60歳以上の割引特権は55歳からに拡大されていましたが、1100円となっていました。

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ともかく美しかったです。
飛騨の田舎と(実際には新海監督の故郷長野がモデルらしいのですが)と東京の都会がそれぞれの美しさを誇るでもするようでした。
田舎が美しいのはともかくとして、「あっ、東京が美しい!」と思ったのは新鮮な気持ちでした。

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エンディングロールが終わって劇場が明るくなると
妹は「涙がでるほど、よかったー」と言い
私と母は「なんだかよくわからなかった」と言いました。
あの世とこの世、、田舎と都会、三葉と瀧
帯じめを紡ぐように、つながってゆきます。
なかなか難しい内容です。
地域の伝統や言い伝えを基に進むストーリーには伏線があり、あとになってきずきます。

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一コマ一コマの映像が今も印象深く残っています。
見てよかったと思います。
実写でなくてアニメでよかったと思います。

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こんなに難しいのにロングランが続いているのは、理屈ではなくそのあたりにあるのかもしれません。
今は早くテレビで放映してくれないかなと願っていますから。
アカデミー賞にノミネートされなかったのは、わかるような気がします。
この紡ぎ合う縁についてはアジア地域の人こそ感じることが出来る特別な感性ではないかと思いました。





画像は公式サイトからお借りしました。
by shinn-lily | 2017-01-28 23:06 | 興味 | Trackback

仕事はじめ・リハはじめ・お見舞いはじめ

昨年、仕事場は一本締めで納会
と思ったらもう年始のご挨拶
数年前までは
「おめでとうございます。本年もよろしくお願いします」
ときちんと会う同僚・先輩・後輩に挨拶をしたものですが、最近ではそんなご挨拶も浮いた言葉のように聞こえてきます。
単に正月休みがはさまっただけ?

今年もまたこうしてなにげなく仕事は始まりましたが、
今年はどんな情勢になるか
トランプ氏の動向・EUの動向
ISの動きは
何があっても、足元は一歩ずつ固めていくしかありません。

お昼休みに女性同士新年で顔合わせ
早めに切り上げて、五十肩のリハビリを受けるために整形外科に
受付にカードを出すと、受付の女性がいつもと違う反応で、何度もパソコンの中を覗いています。
「あっ、もしかして私時間を間違えました?」
予約カードを確認してみると、30分も予約時間に遅れています・・・ああ新年早々
受付の女性はすぐに二階のリハ室に階段を駆け上って様子を見に行ってくれましたが
「すみません、もう次の方が入っていて・・・」
「ああ、いいです、いいです」
すると他のスタッフに声をかけて私の都合がなかなか合わなくて、何度も調整をして次の予約をとってくれました。
ああ、みんなを煩わせてしまったわ、まったくおっちょこちょいなんだから
「すみませんでしたね」と優しく見送ってくれた二人の女性スタッフ
申し訳ないやらなさけないやら
でも、仕事とはいえ、本当にみんな優しくて・・・お世話をおかけしました。

次は友人が入院している病院へ
暮れに急に転院を申し渡され、新しい病院に慣れたか気になっていましたが、お正月はご家族がいらしていると遠慮していました。
10月に入院して週に1度は顔を見に・・・手をマッサージしながらおしゃべりをしてほんのわずかな時間を一緒に過ごしてきました。
新しい病院は丘の上に建っていました。

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中にはいると、スタッフが挨拶をしてくれます。
これまでの大学病院と違った空気が流れています。
これならばよかった・・・ほっとしながら友の部屋に向かいました。

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それぞれが、それぞれの場所で新しい年が始まりました。
by shinn-lily | 2017-01-06 23:41 | まわり | Trackback

この世は地獄か?


百寺巡礼 海外版朝鮮半島 五木寛之

思いもにもよらなかったことだが、この本を読みながら宗教について考えていた。

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私たち日本人の多くは自分が無宗教だと思っている。
困った時は「神様・仏様・キリスト様」と全ての神様を動員して祈ってしまう。
宗教がいろいろな形でこの日本列島に仲良く存在していることを考えれば、私たち日本の国民は「ノーベル平和賞」をいただいてよいほど心は柔軟である。
しかしよくよく考えれば、無宗教なのではなく多くの宗教が融合した宗教観を持って暮らしていることに気付く。
悪行を働けば地獄に落ちると思うこともあるだろうし、あの世に旅立った時は出来れば天国がいいなとも思っている。お彼岸には墓参りをする。お盆には仏様を家に迎える。
そして京都や奈良などの古都の寺で仏像の前で手を合わせると、心が静まるように感じる。
正月には神社でお賽銭を投げ、クリスマスにはケーキを食べても、結局仏教によりそって暮らしているではないか。

インドで生まれた仏教は中国、韓国を経て日本に伝来した。
ところが、韓国で目にする仏像はあきらかに日本のそれとは違って、人間らしい。

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表情が柔らかい。

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さらに源流にさかのぼれば、その顔つきはより人間くささをともない、そのキャラクターを身近に感じる。
ミャンマーで見たものは、日本の研ぎ澄まされた仏像とはまるきちちがう。

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そんな興味からこの本を手にした。
五木氏は小さい時韓国で育ち、敗戦とともに九州に引き上げてきた。
だから韓国は郷里でもある。
そんな想いも重ね、この中で五木氏の仏教感が語れるところが興味深い。

「私たちすべて、一定、地獄の獣人ではないだろうか。死や、病への不安。差別する自己と差別される痛み。怒りと嫉妬。どんなに経済的に恵まれ、どんなに健康に恵まれ、あるいは幸せに生きていたとしても、人にはいえない悩みを抱えていない人などいなのではなかろうか」

中略

「しかし、その地獄のなかで私たちはときとして思いがけない小さなよろこびや友情、見知らぬ人の善意や奇跡のような愛に出会うことがある。
勇気が体にあふれ、希望や夢に世界が輝いて見えるときもある、人として生まれてよかった、と、こころから感謝するような瞬間さえある。みなとともに笑い転げるときもある。
その一瞬を、極楽、というのだ」・・・本文より


実は私が長年自分の信条としてきた考え方に似ているので驚いた。

「人生はつらいのがあらたりまえで、これが普通なのだ。
だから、嬉しいことや楽しいことがあったら、手をとりあい、大笑いしよう」

でも、いくらつらい時もこの世が地獄だとまでは考えなかった。
いっそう、地獄と思えば、心も軽くなるかもしれない。


アジアの国、仏教国と言われる国を訪ね、あるいは日本の寺で顔やその姿に違いがっても、お釈迦様や仏像の前に立ち、自然に頭をたれ、手を合わせるのは自分の声を聴き、自分と戦うためなのだろうか。
それこそが今の私の宗教観であるのかもしれないと、
この本を読みながらふと考えた。
そういえば、これまで自分の宗教観なんて考えずに暮らしてきたのだ。

今、街はイルミネーションで彩られ、クリスマスソングが流れている。


by shinn-lily | 2016-12-18 23:18 | | Trackback

今、世界は? 櫻井よしこさんの講演を聴く

その人は小柄だけど大きな力強い足取りで壇上にあがって、会場を見渡した。
まるで、「みなさんお久しぶり」と知り合いにでも挨拶するような笑顔に、会場は一瞬にして彼女に惹きつけられてゆく。
アップし大きくバックへ盛り上げたお馴染みのヘアー
ベージュのワンピースに黄緑の斜め大きな格子柄に体にぴったりとあった同じく黄緑のジャケット、
上質なベージュの皮、細すぎないかかとのヒールは7センチはあろうか、
全体に品良くしかしかなり華やかな服装だ。一方誇りがあり覚悟のある女性の服装でもある。
こんな風に興味を持ってその姿を見ているうち、1分たりとも時間を無駄にせず、もう本題に入っていた。
資料などもたない。プロジェクターもない。
「今、世界はこれまでの考え方、こうなるだろうという見通しでは見えなくなっている」と。

これまで心のどこかで櫻井よしこさんを敬遠していた。
たぶん、いつも厳しい現実を打ち付けてくるから、そんな現実に目をむけたくないというのが心のうちの本音だ。
この日の講演もまさしく心地良い話などはない。
日本をとりまく緊張感が語られてゆく。

オバマ大統領が「もはやアメリカは世界の警察ではない。他国に軍事介入するよりアメリカ国内を重視する。」という政策を発表して喜んだのは、中国、ロシア、イスラム国である。
ロシアはウクライナに手を伸ばし、中国は東シナ海の領有権を主張し、イスラム国は各地でテロを実行する。
日本の周りの不穏な動き、北朝鮮のミサイル、中国の軍事力増大。
稲田防衛庁長官は胃が痛くて眠れないと語っていたと櫻井さんは言う。
今なぜ日本がロシアと手をとりあいたいのか?
あいまいな韓国をともかくとして、台湾、オセアニア、アジア、インドと手を結び、これにロシアが加われば、中国への圧力包囲網が出来上がると櫻井さんは地図を書いて説明した。
ロシアのプーチン大統領が山口に来て、何を要求し、何を譲歩するか、今注視していかなければならない。

公演が終了するとぐったりと疲労感がでる。
それでもこの本を購入してもう一度さらってみることにした。
それは櫻井よしこさんの肝が据わったお仕事ぶり、潔さに感銘したからだ。

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凛たる国家へ 日本よ、決意せよ
櫻井よしこ著 ダイアモンド社

今、何がおきているか、世界情勢から目が離せない。
by shinn-lily | 2016-09-05 19:29 | まわり | Trackback