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ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑫バガンの夜 忘れられない人

児バガンの夜は、どのツアーを見ても操り人形を見ながら食事をするように計画されています。
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そんなつもりの夜、
あやつり人形の後に
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登場したダンサーたち
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その中でどうみてもリーダー格の女性、いえ思わず親しくおばちゃんと呼ばせてもらいた女性

忘れられないのです、この方の顔

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心を尽くして踊ってくれるこの姿を見ていると何故か心を打たれます。
それだけではなく、こちらまで笑顔になってしまいます。
カメラを向けた瞬間、固定ポーズでとまってくれます。
その瞬間が片足の時もありますから、その時は必至にぐらぐらしながらも笑顔で止まってくれます。
女らしいとか色っぽい踊りではありません。
どちらかというと、吉本系かなと思うほど。
楽しませてあげようという心を体いっぱいに表現しています。
だから大笑いをしながら見ていても、心の芯がうずくのです。
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ミャンマの食事はたいていご飯におかずを混ぜて食べるというスタイルです。
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特に野菜類はピーナツあえだったり、天ぷら、炒めものなどで、なかなか美味しくいただけます。
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照明の中のやもりもご愛嬌です。
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熱演してくれたおばちゃんにツアーのみんなで5ドルのチップを差し上げました。
生きていくために、誠心誠意踊るおばちゃんの笑顔が忘れられません。
今日もお客様のあの笑顔を振りまいているのでしょうか。

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一生懸命の人が大好きです。
by shinn-lily | 2016-12-25 12:12 | | Trackback

この世は地獄か?


百寺巡礼 海外版朝鮮半島 五木寛之

思いもにもよらなかったことだが、この本を読みながら宗教について考えていた。

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私たち日本人の多くは自分が無宗教だと思っている。
困った時は「神様・仏様・キリスト様」と全ての神様を動員して祈ってしまう。
宗教がいろいろな形でこの日本列島に仲良く存在していることを考えれば、私たち日本の国民は「ノーベル平和賞」をいただいてよいほど心は柔軟である。
しかしよくよく考えれば、無宗教なのではなく多くの宗教が融合した宗教観を持って暮らしていることに気付く。
悪行を働けば地獄に落ちると思うこともあるだろうし、あの世に旅立った時は出来れば天国がいいなとも思っている。お彼岸には墓参りをする。お盆には仏様を家に迎える。
そして京都や奈良などの古都の寺で仏像の前で手を合わせると、心が静まるように感じる。
正月には神社でお賽銭を投げ、クリスマスにはケーキを食べても、結局仏教によりそって暮らしているではないか。

インドで生まれた仏教は中国、韓国を経て日本に伝来した。
ところが、韓国で目にする仏像はあきらかに日本のそれとは違って、人間らしい。

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表情が柔らかい。

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さらに源流にさかのぼれば、その顔つきはより人間くささをともない、そのキャラクターを身近に感じる。
ミャンマーで見たものは、日本の研ぎ澄まされた仏像とはまるきちちがう。

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そんな興味からこの本を手にした。
五木氏は小さい時韓国で育ち、敗戦とともに九州に引き上げてきた。
だから韓国は郷里でもある。
そんな想いも重ね、この中で五木氏の仏教感が語れるところが興味深い。

「私たちすべて、一定、地獄の獣人ではないだろうか。死や、病への不安。差別する自己と差別される痛み。怒りと嫉妬。どんなに経済的に恵まれ、どんなに健康に恵まれ、あるいは幸せに生きていたとしても、人にはいえない悩みを抱えていない人などいなのではなかろうか」

中略

「しかし、その地獄のなかで私たちはときとして思いがけない小さなよろこびや友情、見知らぬ人の善意や奇跡のような愛に出会うことがある。
勇気が体にあふれ、希望や夢に世界が輝いて見えるときもある、人として生まれてよかった、と、こころから感謝するような瞬間さえある。みなとともに笑い転げるときもある。
その一瞬を、極楽、というのだ」・・・本文より


実は私が長年自分の信条としてきた考え方に似ているので驚いた。

「人生はつらいのがあらたりまえで、これが普通なのだ。
だから、嬉しいことや楽しいことがあったら、手をとりあい、大笑いしよう」

でも、いくらつらい時もこの世が地獄だとまでは考えなかった。
いっそう、地獄と思えば、心も軽くなるかもしれない。


アジアの国、仏教国と言われる国を訪ね、あるいは日本の寺で顔やその姿に違いがっても、お釈迦様や仏像の前に立ち、自然に頭をたれ、手を合わせるのは自分の声を聴き、自分と戦うためなのだろうか。
それこそが今の私の宗教観であるのかもしれないと、
この本を読みながらふと考えた。
そういえば、これまで自分の宗教観なんて考えずに暮らしてきたのだ。

今、街はイルミネーションで彩られ、クリスマスソングが流れている。


by shinn-lily | 2016-12-18 23:18 | | Trackback

大手町界隈で晩秋を感じる

中学生の頃、東京オリンピックを期に東京がどんどん変わっていった。
昔絵本で見たアメリカのような高速道路が東京を覆い、街の花壇に花が植えられ、高いビルがどんどん建設された。
嬉しかった。
これからいいことが起きるような昂揚感があった。

今、東京を歩く。
街は美しくなったが、なにか忘れ物をしたようで、不安になる。
東京がどんな街になって欲しかったのかわからないまま、
一方で郷愁にひたることも怖れているのだ。


晩秋の和田蔵門噴水公園の噴水は太陽を失ってもその役割を忘れない。

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さやかに残る秋のかけらを背景に白壁はいつも落ち着いている。

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橋はビジネス街へと人々を運ぶ。
いやビジネス街から人々を導いている。

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夕暮れが早い。
パレスサイドホテルのラウンジあたりの光が堀に落ちる。

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振り返れば、予期せぬ友が欄干の上でこちらを見ていた。

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近くて遠い二羽の鳥

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優雅に餌を求め水面をすべる1羽の白鳥

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都会で生きているのは人間だけではないと気づく。


行幸通りを歩けば、つきあたりは東京駅だ
変わらぬ姿に心がなごむ。

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いかにも都会風の並木道を抜け

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ビルの中に入れば、クリスマスデコレーションが我々を迎える。
くるみ割り人形の兵隊たちは、なぜか悲しげな顔をしていてきになる。

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窓の外と中の空気の地かいを感じる。

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お茶でもしましょうか?ねえ、サンタさん!

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ところでサンタのおじいさん、おいくつ?
60代かしら?それではおじいさんと呼ぶのはちょっとねぇ~
80代では子供達にプレゼントを配る体力はないわね。
では70代?
サンタのおじいさんはなにも答えずニコニコとしている。
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私もサンタさんの年齢に近づいてきたから、ちょっと気になったのよ。

ビルを出る。
ふと目に留まった苗木に看板がついていた。
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無機質なタイルで覆われたビルの、前に桜が大木となって咲き誇る姿を描いてみた。

東京のこの地を大切に思い、心を砕いている人がここにもいた。
by shinn-lily | 2016-12-14 23:21 | | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑪暑い国の花


シャン高原の道の両側はいつもこの黄色い花が咲いていました。
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乾季に入ったばかりの大地に育つ木々の緑は、美しく、そして大陸的でした。

ポインセチアは私の背丈より大きくのびのびと育だち、思わずミャンマーの人々に日本でこの時季に花屋の店先に並んでいる鉢植えのポインセチアを見せてあげたいと思いました。

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名前も知らない花がたくさんあって
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バガンのアーナンダー寺院で咲いていたこの花はお釈迦様にご縁のある花でしたが、名前を忘れました。
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水蓮は水の中に咲くせいか、楚々として可憐に見えます。

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お供えにもたくさん使われていました。

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麒麟草がこんなに大きく育っているので
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ホテルの部屋にテーブルの上にこんな風にアレンジされていました。
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ホテルの玄関には
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エステサロンの入り口には
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花を愛する心はどこの国でも変わりませんね。
by shinn-lily | 2016-12-10 23:49 | ミャンマー | Trackback

母の誕生会は初冬の箱根 小田急ハイランドホテルにて


のびのびになっていた母の90歳の誕生会

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おっくうがる母をせきたてて、箱根の小田急ハイランドホテルにでかけました。
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近くの大涌谷の煙もだいぶ落ち着きました。
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夕食の席、デザートはお祝いプレートをホテルで準備してくれました。
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一夜明ければ、一面の霜
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朝日に輝いています。
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庭を少し歩いてみました。
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モミの木の葉の美しさに見とれたり、
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落ち葉を踏みしめたり
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青く透き通る空をみあげます。
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この時季、冷えた空気の中でも花を見せてくれる山茶花は貴重です。
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体が冷え切って、部屋の
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露天風呂であたたまりましょう。
仙石原温泉は乳白色で程良い硫黄の香りの温泉です。
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その頃にはルームサービスで食事が準備されています。
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娘の夫は朝食が済むと仕事のため、一足早くかえりました。

最後はやはり大風呂に入らなければ
温泉ラウンジの先の
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大浴場はひとりじめ。朝日が差し込みます。
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そろそろチックアウトの準備です。1泊なのに荷物の多いこと。ロクシタンのアメニティーは忘れずにいただいて帰ります、

この青空だから、女子組はゆっくりと芦ノ湖まわりで帰りましょう。
母の誕生会のおかげで、みんなひとときの休息。
来年もみんな元気で誕生日会ができますように!
さあ、今年ももうひと頑張り、風邪をひかないようにね。
by shinn-lily | 2016-12-08 22:01 | 箱根 | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑩いよいよバガン遺跡


850年、ビルマ族がバガンに築城し、1084年にバガン王朝が最盛期をむかえました。
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この頃多数の仏塔(パゴダ)が建てられました。
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強烈な太陽の下、草原の中、パゴダや寺院が点々と散らばっています。
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その形は建てられた時期によって違いがあるといいます。
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イラワジ川が流れるあたり、もやが漂っています。
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何故この光景に魅了されたのか、何故この光景を見たくてここまでやってきたのか、自分の心に問いかけます。
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人々は富を得ると来世の幸せを祈ってパゴダを建てたといいます。
お金持ちはパゴダ建築という仕事を人々に与え、富を還元したとも考えられます。
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この光景を見ていると、広い草原に人々の幸せを願う心がパゴダという形ですーっと存在しているように感じるのです。
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草原の緑と赤い土色の建物もやがて、太陽が沈むとともに色を失っていきます。
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夕陽を背景にシルエットだけになったバガン遺跡を見ながら
願いをひとつかなえた幸せな気持ちになりました。
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さて、帰りも恐怖の階段
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難行苦行の思い出つきで
バガン遺跡のこの光景の記憶は、今もこの先も、心の宝物です。
by shinn-lily | 2016-12-03 15:27 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑨夢見たバガン遺跡、ふたたび難行苦行

いよいよ夢に見たバガン遺跡を一望するために
上ることを許されているシュエサンドー・パゴダはむかいます。
シュエサンドー・パゴダは夕陽に浮かぶ遺跡群を見るために、4時過ぎになるとそれまで点在する遺跡や寺院を観光していた人々が三々五々あつまります。
日本人は少なく、ヨーロッパからの、それもフランス人が多いいようです。
このパゴダの階段はこれまで経験したことのないような急なものです。
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そうは簡単に夢はかないません。
両手で手すりをつかみ体を一段一段持ち上げるようにして登りました。
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しかも小石がじゃりじゃりしていますが、パゴダですからはだしです。
ガイドブックには「足腰・高所が不安な方はバスでお待ちいただくことをおすすめします」と書いてあります。
とはいえ、これまでバスで待っていた人はいなかったそうです。
そりゃそうですよね、この景観を見るために人々はミャンマーに来るぐらいですから。
私はといえば足腰も強くないし実のところ高所恐怖症でもあるのですが、待ちに待ったこの瞬間を逃すわけにはいきません。
下を見下ろすと、背筋が震えます。

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遺跡群を背景に記念写真を撮ってもらう時、あまりのへっぴり腰で笑われました。

場所取りをして、陽が沈む時間を待ちます。
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天気が良いのできれいな夕陽がみられそうです。
by shinn-lily | 2016-12-01 23:18 | ミャンマー | Trackback