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ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑧子供を見守る

バガンの観光ポイントであるティーローミンロー寺院は、ミャンマーで見た寺院の中で一番好きな寺院でした。
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寺院の前の参道には土産物が並びます。
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さらに、寺院を囲んで店がならびます。
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ちいさな子供がその中を自由に歩きまわっています。
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やがて、誰かに呼ばれてよちよちと歩いていきました。
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寺院を囲んでここで生業を営むその雰囲気がなんとものんびりしていて、印象に残ったのです。


これは、インドで見た数々の神々とそっくりです。
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仏教がもともとはヒンズー教と繋がっていたことがわかります。
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人々がご飯をお供えし、花をお供えして守っているお釈迦様です。
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ちいさな子供が自由に動き回ってもお釈迦様もしっかりと見守ってくれているのでしょう。
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今は小学校だけが義務教育となっていますが、やがて教育制度も変わると聞いています。
まだまだものを売る子供達が多いこの国にで、教育の充実と少数民族の保護、さらに国籍を持てずに今も舟で大海をさまよっているロヒンニャの問題もかかえています。

この小さい子が、やがてきちんとこんな学校に通えるようにするためには、
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お釈迦様が見守るだけではたりません。
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この後、ミャンマーかかかえる問題は教育以外にもいろいろ感じることになります。
by shinn-lily | 2016-11-24 12:16 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑦特産物のチーク材

この国のチーク材は質が良いことで有名です。
バガンのホテルのバルコニーにも重厚な椅子が置かれていました。

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もちろん部屋の中も床がなんともやわらかい木材の感触が心地良いのです。

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インレーのホテルもニスが塗り込まれた暖かい床が迎えてくれました。

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思わずお持ち帰りをしたいような小物も。

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ミャンマーではチーク材は早くから管理されていて、伐採した分だけ植樹がなされていたため、
今でも大切ば産業のひとつになっています。
チークは木の根元のあたりから栄養分がいかないように切り込みを入れ3年間そのままにし、
その後、伐採した材木は象の力でイラワジ川まで運び、そこからヤンゴンまでいかだにして運んだそうです。
伐採の業者は川の水の豊富な雨季に定められた場所に簡単に周りにある材料で高床式の家をつくり、拠点としたようです。

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こんな家だったのだろうかと想像しています。

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なにも買わないと決めていた旅でしたが、チークで出来た記念品だけはひとつ買って帰りたいと思っていました。

市場でこんなお土産屋さんがありました。

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「タナカ」という覚えやすい日焼け止めを塗った女性と価格交渉、
価格交渉をしたのに15ドルだったか18ドルだったかも忘れてしまいました。
価格交渉はめんどうだなと思う反面、地元の方と言葉をかわす少ないチャンスです。
現地の貨幣価値からしたら、もっと安いのだろうなと思いながら、これも旅の税金ということで、適当なところで手をうちます。

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そして、今我が家にこれがあります、

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磨き込むと、チークの本来持っている力で艶がでてきます。
無心に磨いていると、心が落ち着きます。
チークは紫蘇科の植物です。
その木はバジルの香りがするそうです。
by shinn-lily | 2016-11-20 15:52 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑥旅慣れた人

ツアーの同行者はみな旅慣れた方々です。

おひとりが、ゴールデンロックへの往路ででザボンを売っている店がいくつかあるのを見つけて、

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帰路でガイドさんへどこかで止めてくれるように頼み
大きなザボンを買ってみなさんにふるまってくれました。
前に訪れたアジアの国でザボンが美味しかったとのこと、さすが経験者です。

そこは農園でもぎたてのザボンを美しい姉妹が売っている道端の販売所でした。

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厚い皮を剥いて食べやすく切ってくれました。

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もぎたてのザボンはみずみずしくて、長いバス旅の清涼剤となりました。



またある時は別の方が「このおみかん、結構おいしいのよ」と市場で購入

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シャイな女性が計って袋に入れてくれました。

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車にもどると、「みなさんでどうぞ~」とまわしてくださいました。

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一口で食べられてしまう小粒の蜜柑はなんとも愛らしかったです。


現地のものを気軽に買って同行者にふるまうことはなかなか出来ないことです。
暑くて強行軍の中、自分のことでいっぱいいっぱいですから、こんな風にふるまってくださってとても嬉しかったです。

別の市場でゆでたてのトウモロコシを手品のようにきれいに剥いて売っているお姉さんがいました。
トウモロコシはそれぞれで買って、

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車に戻ってから食べました。旅のお腹のトラブルにききそうです。

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どれも日本の農作物のように甘く、柔らかく、濃厚な味ではありません。
日本の果物がいかに品種改良され、美味しくできているのを知りました。
日本からの農業指導が入れば、豊かな大地を持つミャンマーは豊かな国になるに違いありません。

ごちそうさまでした。
今度は私もどこかで皆様のように粋なふるまいができるかしら?
by shinn-lily | 2016-11-17 23:05 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー⑤ゴールデンロック

ヤンゴンから210キロ、標高1100メートル
やっと着いたのはチャイティーヨ・パゴダ・・・通称ゴールデンロック、またまた金ピかです。

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岩の上に建てられた7メートルほどの仏塔の中にはブッダの頭髪が収められていてるといわれています。

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落ちそうで落ちないこの不思議な金色の岩

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この微妙なバランスを保っているのは、この頭髪のおかげだと言われています。

男性はその岩に手をあてて祈ることができますが、女性は触ることができません。
なんだか男尊女卑になっとくはいかなくても、まあいいか。
ミャンマーの人々にとっては巡礼の土地ですから、みな祈ります。

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祭りの日には、この宿や

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石が敷き詰められた戸外にぎっしりと寝て、夜明けを待つそうです。

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今は暑くてたまらないのですが、その時期には夜は零下になるといいます。
それでも人々は祈るのです。

わたしも、現地の人のようにすわりこんで祈りました。座ると目線がおちつきます。

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「こんな遠くまで、こんなに苦労してたどりついたのだから、どうか願をかなえてください。・・・・・・・」
家族のことから仕事のこと、病気の友人のこと、お願することは際限がありません。

この敷地内、恒例のはだしですから、
「あっちち」と飛び跳ねながらあるくことになります。

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どこまできても難行苦行でした。

ところが、帰りのトラックはビジネスクラスでした。ラッキー!
このトラックのビジネスクラスは運転手の助手席です。

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ここは人気でなかなかとれないそうですが、ガイドのチョーさんがタイミングよく抑えてくれました。
荷台は約250円のところ助手席のビジネスクラスは300円
ああ、よかった、なにしろ行く手の視界があるというだけで楽なのです。
載り込んだら「ETCカードを入れてください」と聞き慣れた日本語でアナウンスが・・・・
やっと席に座ってほっとしたところで、おもわず噴出してしまいました。

途中の退避所でトラックが止まると、

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その周りを囲んで子供が手作りの竹の機関銃をうります。
「機関銃」というところが微妙です。
50円くらいだったかしら、なかなか良くできています。

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この国のものうりはインドほどしつこくはありません。
はかみながらそれでも一生懸命売る子供たちの眼は澄んでいました。

キンプンに戻ってきました。お疲れ様でした。

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以後、この国でどんな乗り物を見ても驚くことはなくなりました。
by shinn-lily | 2016-11-15 22:39 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー④難行苦行


本当は行きたくなかったのですよ、ここ。
ツアーを探す時に仏教の巡礼地として有名なこの地への訪問がないものを探したのですが、ここを抜かすと他の見たいところに行かないなどの不都合が生じ、しかたなく妥協しました。

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それだけではなくそのトラックの乗り場キンプンまでは行くだけでも大変な道のりです。ヤンゴンから途中までは一応高速、その後はガタガタの道をトヨタのワゴンエースで4時間、ぶっとまします。行きがあれば帰りもあるっていうことで、都合8時間の難行苦行。

そうはいっても異国の車窓は楽しいものです。
時折通過する街や店の様子を目に深くやきつけます。

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ヤンゴンの市内はオートバイが禁止されていますが、地方はオートバイでの移動が多いようです。

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また、多くの日本人が戦争中この地までやってきて激しい戦闘をくりひろげました。

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当時ビルマと呼んだこの国の人々にとっても日本人にとっても悲しくつらい歴史です。
生き残った日本人はビルマの人に助けられたことも少なくないと聞いています。

トイレ休憩を兼ねてドライブインで一休み。ミルク紅茶で一服です。

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一見普通のドライブインですが、裏方はこんな風に働いています。

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さあいよいよキンプンについてトラックに乗車です。
一列6人、棒のような椅子に座ります。日本の中古のトラックはこの地でこんな風に頑張って働いていたのです。
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動きだしたらこれだけの人数の載せる理由がわかりました。
いくらカーブを曲がってもこれだけすし詰め状態など乗客は動きようがないというわけです。

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しかしこのすし詰め状態に不満を持ったのは最初だけ、急こう配の山道を荒々しく昇ってゆくので、あとはただただ無事に到着することだけをねがいました。
2年前までは途中から歩いて登らなければならなかったと聞いた時は、有りがたくてこのトラックが愛おしくなったほどでした。
やれやれ、トラックを降りると両側に店がならびます。
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まだ歩くようです。暑い~!

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こんな道具でこんな風に載せてもらうのもよいですね。 4人がかりです。
お母さんを抱いて上っている方もいました。

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厳しい暑さの中、まずはランチということでほっとしました。風がそよそよとはいる中華レストランでした。

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一休みして、食事をしたら少し元気がでました。
さあ、あと一息でいよいよ目的地です。
by shinn-lily | 2016-11-13 21:37 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー③ゴールデンワンダーランド


ミャンマーの最も大きな町ヤンゴン市街、シングッダヤの丘の上にシュエダゴォン・パゴダがあります。

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100メートル近い中心にそびえたつパゴダは金箔に覆われ、塔の最後部には人々から寄進された76カラットのダイヤモンドを含む541個のダイヤモンド、1383個のルビー、その他の宝石が埋め込まれているそうです。
紀元前585年に起源はさかのぼりますが、完成は15世紀の半ばです。
それ以来人々の厚い信仰の対象となっています。

この中心をなすパゴダのまわりには大小50以上のパゴダや祈祷の場所があります。

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私にはこのシングッダヤの丘の上は一大テーマーパークのように思えました。
あるいは天国はこんなところなのだろうかと。
というのも丘の上にエレベーターで上がってくると、そこはまるで人間世界ではないような黄金の輝きだったからです。
花売りの青年から、糸を通したかぐわしい白い花を50円ほどで購入し、自分の生まれた曜日のお釈迦さまのところに花をかけ、祈ってきました。

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にわか信徒で申し訳ないのですが、願いはお釈迦様に通じたでしょうか。


ひたすら祈る人々がたくさんいます。

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この黄金に輝くパゴダの下で一心に祈る人々の心がどうかお釈迦様にとどきますように。

秀吉の金の茶室を嫌悪していたのに、何故かここにいると心が安らいできます。
これほどピカピカに囲まれると人間は良い気持ちになるのでしょうか。

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しばし、人をかきわけ天国をふわふわと散歩している気分
ここはまさしくゴールデンワンダーランドでした。
by shinn-lily | 2016-11-09 22:27 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー②上座仏教


仏教とは2500年前にインドのガンジス川中流地方ブッダガーヤに「釈迦」を開祖として興った
「仏の教え」です。
釈迦の没後2つの宗派にわかれました。
ひとつは戒律を重んじ自分を厳しく律し、すなわち出家して修行を積むことを通してのみ悟りに達することが出来ると説く上座仏教です。
今回訪れたミャンマーを始め、タイ、スリランカ、カンボジア、ラオスに伝播しました。
信仰の対象はお釈迦さまのみとなります。

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一方、私たちが馴染んでいる大乗仏教は中国、朝鮮半島というルートで日本に伝播されました。
お釈迦様の他に如来、菩薩など多数の尊格が信仰の対象となっています。

上座仏教では、出家など厳しい修行ができない人々は托鉢の修行僧、あるいは寺院に「寄進」することによって、自分の来世の幸せを願うらしいのです。出家をすれば、妻帯も許されません。

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これから見ようというバガンのパゴダ群も、金色に輝く寺院もそうした願いが「寄進」という形で結集して創建され、支えられてきました。

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各寺院には寄進箱がたくさん設けら、それぞれの箱に「電気代」「修復費用」などと寄進の目的が書かれています。自分が寄進したお金の目的がはっきりするのは、寄進のモチベーションがあがりますね。
赤十字への寄付のようにそのお金がどこでどのように使われたかわからないということはおきないしくみです。

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多くのミャンマー人の男子は一度は寺院に入って修業をするといいいます。
3日のこともあれば数か月のこともありますし、そのまま僧となる人もいます。
寺院は修業したい人には気軽に門戸が開かいているようです。
多くの子どもたちもある年齢になると得度をして修業にはいると聞きます。

インレー湖にあるファウンドーウー・パゴダで、運の良いことに子供の得度式に遭遇しました。
子どもは王様の衣装を身に付け、両親も最大級のドレスアップをします。
賑やかな音とともに華やかな一団の船が入ってきました。

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両親はこの日のためにお金を貯めてきたのだそうです。ほこらしげな表情をしています。
一番前に座り傘をさしているのがご両親です。

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ハレの得度式を多くのおとなが祝います。
この国のロンジー姿の女性はとても優雅で魅了されます。

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親の心をよそに、子どもは無邪気なものです。

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ガイドさんによると、この子供たちはおそらく夏休みに3日ほど修業に入るのだろうということでした。
托鉢に歩き、食べ物をいただいて歩きます。

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托鉢ははだしでおこなわれます。


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わたしたちも当然、宗教施設ははだしで拝観することになります。
by shinn-lily | 2016-11-08 16:51 | ミャンマー | Trackback

ミンガラーバー(こんにちわ)ミャンマー 旅の始まり

ミャンマーまでANAの直行便で7時間、時差は2時間半
10月末で雨季が終わり乾季となります。
朝11時の便でヤンゴン着が3時半
昼間のフライトなので、窓にへばりついてユーラシア大陸を実感します。
人間がいかに無力であるか、赤土に染まった大河の流れは縦横無尽に我が道を選んで進みます。

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しかし大地がやがてモザイク模様に変わる時、人間の偉大な力を目の当たりにします。
かつて手つかずの自然を耕し、生きる糧を作り出してきたのです。

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その時、
「ああ、今回のミャンマーの旅はバガンの遺跡を見にきただけではなく、そこに込められた人間の心を求めて来たのだ」
と気付きました。

旅の仲間は5人、ヤンゴン空港で初めて顔をあわせました。

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くしくも全員ひとり参加、ほぼ同じ世代
しかもミャンマーを旅先に選ぶだけあって、世界中を旅している方々ばかりです。
顔合わせ5分もたたないうちに気持ちはしっかりと結束、笑いばかりのお気楽道中となりました。

そして、今回は添乗員同行のないツアーなので現地のチョーさんにしっかりとすがりつきました。
小学生、中学生、高校生のお子さんがいらっしゃるお父さんとか。
いつもまじめに一生懸命ご案内くださる信頼できるお人柄、チョーさんのロンジー(スカート)をお召しになった後ろ姿を探しては5人はあひるこ子のようについて歩きました。

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こうして、5泊7日のミャンマーの旅は気持ちは熱く、気温も暑い中ではじまりました。
by shinn-lily | 2016-11-06 00:51 | ミャンマー | Trackback