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李良枝著「ナビ・タリョン 」嘆きの蝶 そして全州の友


「あ、その人知っています。私の友達のお姉さんです。」
私が今読んでいる本をさしてこう言ったのは韓国全州にある韓日交流センターで日韓の交流に務められているmeiさん。
全州に行けば、まるごとお世話になっている方です。
日本へ帰国のひと時、私の住む町まで来てくださって、全州の話題、韓国の話題、そして本の話など、楽しいひと時をすごしました。
meiさんが知っているといったのはこの本は「由煕 ナビ・タリョン 」
知っているといったお友達のお姉さんは李良枝さん

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家庭が複雑でご両親の離婚が大変でね・・・そうそう
お兄さんが二人いて亡くなってね・・・そうそう
帰化されたことが納得できなくてね・・・そうそう
死にたい、死にたいって言っていたみたいで・・・そうそう
それで、若くして亡くなってしまって・・・そうそう
meiさんが話してくれることは、ほとんど知っていました。
「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)で作者は自分のおいたちを語ったのだと、meiさんの話を聞いて納得しました。
meiさんは留学先として韓国を選んだのも、その妹さんを通して高校の頃から韓国を意識するようになったからだということでした。

著者李良枝さんは自分の出自を求め、韓国に渡り、伽耶琴(カヤグム)や舞踏、そして言葉を学びます。
そこで日本に居場所を見いだせなかったように、結局韓国にいても居場所を見つけられず、深く傷つきます。
鷺澤萌も「ケナリも花、サクラも花」で同じ想いを綴っていました。
それにしても二人とも、30代で亡くなるなんて。しかもお二人とも美人で才能あふれる女性なのに。

お隣の国韓国が気になり、そこを尋ね、その国の温かさを感じ、その国との違いを感じ、
似たような顔をしているのに考え方の違いに不思議を感じている程度の部外者の私が、李好枝さんや鷺澤萌さんの想いがわかるなどと尊大なことは決して言えません。
それでも、meiさんが韓国の人々に日本語を教え、日本文化を伝え、
私が韓国に興味を持ち、また全州に訪れる、
そんなささやかなことが積み重なれば、地図上の国境線が黒からグレーくらいに変わるかもしれません。

会いたい人がいるから、行きたい場所があるから全州にはいつも行きたいと思っていますが、なかなかかないません。
たとえたびたび行けなくても、そんなつながりが今嬉しいと思っています。

待っていてください、朴先生~♪
meiさん、その時はまたお世話になります~。
by shinn-lily | 2016-06-27 21:52 | 韓国を考える | Trackback

寄ってたかって

普段思いついたことや感じたことを日記がわりに雑文に残している。
東京都知事の騒動について「寄ってたかって」という言葉を思い浮かべた時、この言葉をつい最近使った覚えがあったことに気付いた。
雑文をたどってみると
「熊本地震の際に芸能人ボランティアが売名行為」だと寄ってたかって報道されたことについて書いた文章だった。
もう大多数の人はそんなニュース、忘れてしまっているだろう。
私だって忘れていた。

マスコミは人を持ちあげておいてストーンと落とす。
ストーンと落としたところに「寄ってたかって」報道する。
ベッキーの騒動だって、
佐村河内守氏のゴーストライター事件だって
乙武氏のことも
人がそのようなニュースを好むから報道が過熱するのだろう。
「へー、ねー、ひどいわね」って言いながら、普段のストレスを他人の騒動でいやすのだろうか。

税金は給与から源泉徴収されているから、意識のないうちに払わされている。
しかし、買いたいものをがまんし、無駄な電気ガスを使わないようにして暮らしている都民は多いはずだ。
だから私たちの税金を公私の区別なくを使われるのは腹がたつ。
おやめになったM様にだって、「せこいね」という言葉を投げかけたくなる。
けれども、世の中不倫だって、ムダ使いだって、もっともっと悪いことやっているのにマスコミの餌食にならない悪党が沢山いるはずだ。

報道という武器で人々を躍らせる人間
知らず知らずに報道に躍らせられる人間
そんな人間ばかりではないことを期待する。
良心の報道を目指し、真実をさぐる人間がいるはずだ。
今、真実はなにかと立ち止まる力を持っていたいと思う。

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「寄ってたかって面白がる好奇心」を、
「寄ってたかって真実や背景を考える姿勢」に変えたら、
この国の幹はもっと太くなるのではないだろうか?
by shinn-lily | 2016-06-23 22:34 | 大切な場所 | Trackback

第2回スペイン会 ご縁の有難さ


まったく信じがたいことなのだけど
昨年の秋に一緒にツアーでスペインを旅した仲間総勢5人がまたまたまた東京で集まった。
5人の内の一人は九州から飛行機でやってきたまりちゃん、もうひとりは大阪から新幹線でやってきたようちゃん、それにやよいさんもご家族のことでお忙しく、まいちゃんも私も仕事に手は抜けないのに万難を排して集まるこの仲間の意欲が信じがたいのだ。
本日はパークハイアットホテル、最上階のニューヨークグリルに
美人揃いのこのグループ、それぞれ旅の装いとは違って、格段に美しくなって登場!

このホテルのライブラリーを一度ゆっくりと拝見したいと思いながら

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エレベーターを乗換え、扉が開けば、これがザ東京というパノラマが目の前に広がる

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メインはお肉料理のチョイス、前菜とデザートはお好みでいくらでもと言われてもそんなにはいただけないわ。
席をソファーにうつして、ライブ演奏を楽しみながら、ようちゃんの新幹線の時間までゆっくりとデザートとお茶をおかわりしながらおしゃべり。
イケメンぞろいのこのレストラン、しかも笑顔でサービスしてくれた男性スタッフのひとりに全員一致で「貴方が一番」の称号を差し上げた。
いえ、本当はその旨お伝えしたかったのですが、お忙しそうだったのでさすがに、5人の心に秘めておいたわ。

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このグループ40歳始めから私の年齢まで世代はばらばら
わたしにとってはいつもの会話と違って新鮮だ

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人生半ば、選択を迫られる女性は私から見ればうらやましい若さだが
本人にしてみれば、いろいろ考えることがあるのだろう
大いに悩み、果敢にいどんで欲しいと思うのは老婆心
失敗したっていいじゃない、現状でいいなんてもったいない
私だって、まだまだやりたいことがたくさんあって、どうやって実現しようか
画策の毎日なのですもの

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と、元気いっぱいをアピールしたいところなのに、やはり東京は疲れるわ。
帰りはシルバーシートに堂々と座り、最寄の駅から自宅まで、だらだらとした坂道をとぼとぼ歩いた。

今度は私の車で箱根の旅?・・・ぜひというご希望があればはりきるわ。
まずはお休みをあわせて確保しなければね。
ポーラ美術館を見て、お泊りは箱根プリンスホテル?
翌日は朝温泉にプライベートガーデンを散策して、ゆっくと朝食をいただき、御殿場のアウトレットにも寄りましょう。他に見たい所はあるかしら?
日程が決まったら旅のしおりもつくらなければ!

さらに、さらに10年後にサグラダファミリアが完成したら、もう一度みんなで行きたい~!とまりちゃん
ああ、私いくつになるの、75歳!
「あっと言う間ですよ」とようちゃん
「そんな怖い事言わないで!あっと言う間だなんて」
ともかくサグラダフィミリアの建設は急ピッチですすめていただかなければ・・・、

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ね、ガウディー様も天国からそう願っているでしょう?
by shinn-lily | 2016-06-20 23:19 | スペイン | Trackback

研ぎ澄まされた若者たち

私の住む川崎地区のスーパーでは「フロンターレ応援バナナ」を売っている。
フロンターレの練習場も寮も近所にある。
ということで、現在暫定一位、優勝への手がかりをつかめるか重要な試合を日産スタジアムで観戦。
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早めに会場に到着。
マリノスの選手も会場入りしたようですね。
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試合開始まで、可愛いみんなが観客を楽しませる。
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いよいよ選手入場!
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アウェイのフロンターレ応援団
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ホームのマリノスの応援団
神奈川県内のチームの対決となった。
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観戦は娘に労われながら、娘婿の解説を聞きながら
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大久保選手のゴール数が165から
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PKを決めて166に増えた。
フロンターレのこの日の2得点目となった。
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熱闘の結果
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マリノスを無失点で抑えたフロンターレの勝利。
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戦い終わり
お疲れ様でした。
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戦い終わり
お疲れ様でした。
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戦い終わり、
お疲れ様でした。
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私たちの打ち上げ
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体ひとつで戦っている、男たちの姿は美しかった。
頑張れば良いという世界ではない。
結果を残さなければ、この世界に居場所はない。
研ぎ澄まされた若者の姿を目にやきつけた。
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人生初のサッカー観戦は刺激的な体験となった。
by shinn-lily | 2016-06-12 01:16 | 興味 | Trackback

季節のしごとにはげむ


暮れに瀬戸内海の上質なちりめんじゃこを頂いていたので、この時季を待っていました。
山椒の実のへたを取って、
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佃煮にしてからちりめん山椒を初めてつくりました。
ちりめんを煮るのに、酒とみりんと醤油だけで、水はいれないのですね。
煮あがった後に半日乾かしました。
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京都の土産の「ちりめん山椒」がけっこう良いお値段がするのは当然だとわかりました。
材料も手間ひまもかかったものです。
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手間はかかるものの思ったより簡単に美味しく出来ました。
お料理は、この「うーん、うまく出来た」という充実感やら達成感が味わえるからこそ楽しいのです。

らっきょうも買ってきました。
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らっきょう漬けをつくりたいのではなく、実はこれが食べたいから!
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生のまま薄くスライスして、かつおぶしをたっぷりと、醤油を少し・・・毎年この味を待っているのです。
それでも、みるみる間に芯が延びてきてしまうので、残りは塩漬けにし、甘酢につけておきましょう。
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母の作っている梅干しも順調です。
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毎日、かびないようにつけ汁を動かすそうです。

夏の野菜の色は元気ですね。ラタティーユでも作って、朝食のサラダかわりとしましょう。
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今年初のトウモロコシは小ぶりですが、とても甘かったです。
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皮をむかずに電子レンジで3分半、
ほどよく蒸しあがり、1本を母と半分ずついただくのが、これから夏の定番です。

少し遅くなってしまったのですが、しゃこばサボテンの植え替えもしました。
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長くなった葉先を切り取り、一緒に挿芽をしておきましたが、根付けばいいのですが。

名前も知らない花ですが、忘れていたころに今年久しぶりに花をつけてくれました。
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可愛らしいくて、嬉しくなってしまいます。

さつきも今が花盛りです。
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ラベンダーもたくさんく咲いてくれたので、
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穂先を挿してみました。
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洗面所の窓にそっと置きます。
この花器は直径5センチほどで真ん中に小さなくぼみがあって、花がおさまります。
小菊を一輪、クチナシを一輪、千両や万両など庭の花を挿すのにとても便利です。
韓国全州ビビンバ祭りの出店で300円ほどで買ってきたのですが、あまりに使い勝手がいいので、その次に行ったときに探しましたが手に入りませんでした。
次回も探してみます。

梅雨入りの週末、家仕事に心やすまる2日間でした。
by shinn-lily | 2016-06-05 18:36 | 季節 | Trackback

水無月のひとときを新宿で集う


パークハイアットホテルの中は新宿の喧騒を忘れさせる。
50代を終わる少し前にブログで知り合ったwhiteさんと、語り合う。

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つい先日white邸にお邪魔したばかりなのに、話しはこの日もつきない。

「一度観た映画を見直すと、いろいろ違った面がみえるわね。
本も若い時読んだものを読み直すと、受け取り方がずいぶん違うのよね。」
「そうそう、だから、人生も映画やドラマや本のように、もう一度初めから見直すと、いろいろなことに気付くのでしょうね。
どんなにたくさんのことを見落としたり、後悔したり、時には人を傷つけてしまったか怖いようね。
でも人生は映画のように巻き戻しはきかないわね。だからこうして生きていけるのね」
「今から考えると恥ずかしいこともたくさんしてしまったし」
お互いに来し方に想いを馳せる。
「でもね、わたしたち、けっこうまじめだし、その時その時必死に生きてきたと思うの」
「そう、無我夢中だったわ」

ファッションの話し、家事の技、家人との暮らし、政治経済
Whiteさんと語らえば、必ず生活のヒントをいうお土産をもらって帰ることができる。
ここのところ、友人の病やら死でなえていた気持ちに力を与えてもらった。
背筋を伸ばさなくては!


このあたりは甲州街道沿いにガスタンクがあった場所ではないだろうか。
淀橋浄水場が高層ビル街となり、バラックの菓子屋の後にデパートが立っている。
私はかつてこの街を通って通学していた。
パチンコ屋の前で転がって外に出てくる玉拾いが楽しみだった
昔の感傷など、誰も振り返ってくれない。新宿の街は変わってしまった。

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昔ほど、街が美しくなることを嬉しいと思わなくなった。
美しさの代替えになにかが消えてゆくような気がする。
この日、東京オリンピックのエンブレムのかかった都庁がやけに物悲しく見えた。

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後戻りができないならば、残された道は前にしかない。
これからも迷い、戸惑い無我夢中に生きていくのも悪くはない。
by shinn-lily | 2016-06-03 22:46 | 大切な時 | Trackback

ありがとう さようなら


同級生がまたひとり天国に旅立った。
病とはいえ、かなり急だったので、その死は私たち仲間に動揺を与えた。
彼女とは、中学の3年間同じクラスだったが、特に親しかったこともないし、その後合同クラス会で話すことはあっても、とくにつきあいがあったわけではなかった。
目鼻立ちが整いエキゾチックな美人、スポーツ万能で、活発な彼女は学園内では有名な存在でもあり、運動が苦手な私にとって憧れの存在でもあった。

思い出がある。
中学1年の頃、彼女も私もテニス部に属していた。当時皇太子と美智子さまのご成婚のきっかけとなったテニスがブームだった。
彼女はどんどん腕をあげ、わたしはラケットにボールを充てるのがやっとの程度であった。
ある日、どんな話のきっかけであったか、授業の始まる前に一緒に練習をしようということになって、朝早くネットを張って、コートに立った。
一緒にやると言っても、ほとんど私が打ち返すことが出来るように球を返してくれて、教えてくれたというほうが正しい。
本当に楽しかった。
へたくそな私に付き合ってくれたことが嬉しく、テニスの楽しさもその時知った。
おそらく、彼女はその日のことは覚えていないだろう。


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人は生きている間にたくさんの人とかかわってゆく。しかしその多くはほんの通りがかりの出会いだ。
そして記憶はいずれ消えてゆく。
彼女とはずーっと疎遠であったとはいえ、ひとつの温かい思い出が残った。
だからここに、感謝の一文を残しておきたい。
「ありがとう」とつぶやきながら、
彼女の大きな瞳と美しい顔を思いだしながら。

合掌
by shinn-lily | 2016-06-01 21:42 | 思い出 | Trackback