<   2016年 04月 ( 7 )   > この月の画像一覧

「私の人生の先生」宅にて

楽しい時間はどうしてこんなに早く過ぎるのでしょう。
お料理サロンの先生としてご活躍のwhiteさんのお宅で春の1日、暖かいおもてなしにどっぷり甘えさせていただきました。
ブログでお知り合いになったのに、今やまるで学生時代からの友人のようです。

ご用意くださったのは、笑顔のお出迎えと素敵なお料理

新キャベツ with アンチョビソース

b0116765_22264362.jpg


新じゃが 

b0116765_22271577.jpg


ズキーニのキッシュ

b0116765_2229139.jpg


プチトマトのマリーネ

b0116765_22335048.jpg


チキン


b0116765_22274229.jpg


パスタ

b0116765_22331213.jpg


デザート

b0116765_22571985.jpg


メニューは、わたしたちにもつくれそうなものをそろえてくださり
秘密の裏ワザもこっそり教えていただきました。
これほどたくさんいただいたのに、重くないのが不思議です。
キッシュとチキンのお土産まで持たせていただきました。
そのお土産を自宅で頂きながら、今日1日の話しを家人に話すのも、また楽しさの再現です。


whiteさんの細やかな神経は、そのお料理のなによりのスパイスです。
そしてセンスあふれるお部屋でゆったりといただくお料理は、他では味わえない贅沢です。

b0116765_2250315.jpg


ご一緒したコスモスさんuransuzuさんはお仕事の関係で一足先に帰られ、残念。
ということで、私ひとりでついつい長居を・・・なにしろ居心地がよいのです。
わたしたちのために気をきかして外出なさっていたwhiteさんのご主人様もお戻りになり、またついつい・・・お話を聞かせていただき時間はあっという間に過ぎました。。
ご主人様は今日もピンクのストライプのシャツが若々しく、ますますファンになってしまいました。
こんなふうに歳を重ねていくのが素敵だなと思わせるダンディーな男性なのですもの。

whiteさんの手をぬかないお料理レッスンの様子をブログで拝見するたびに、わたしも頑張らなくてはとはげまされます。
そして見るだけではなく、こうして実際に味あわせていただくと、その気持ちはなお強くなるのです。
by shinn-lily | 2016-04-28 23:39 | 大切な場所 | Trackback

「日常」という宝石

毎日、テレビの映像を見ながら、この方たちの日常が戻るのはどのくらいの時間がかかるのだろうと心が痛みます。
「震災のお見舞いを申し上げます」と書き、その気持ちにいつわりがあるわけではなく、1日も早い地震の終息を心から祈っているのですが、なにかその言葉にしらじらしさを感じるのです。
たぶん、その地震が他人事ではなく、いつ自分自身が被災するかもしれないとその身になって考えてみると、そんな言葉はなんの意味がないと感じるのではないかと思います。
自分が熊本の皆様にとってかわったら、あのように、前向きに暮らすことができるのでしょうか。

今年になってから、小学校からの友人を一人失くしました。
その後すぐに、同じ同級生の親友が重篤な病にかかりましたが、2か月後に退院になってほっとしていました。そんな矢先、中学からの友人が入院するという知らせが入りました。
6月に一緒に旅行を計画していた友達です。
ずーっと健康にまじめに一生懸命暮らしてきたのに、日常はあっけなく壊れます。
それでも、戦国時代に比べれば、その日常ははるかに強く、なにかあっても挽回が可能なことも多いのです。

熊本の方々の生活対応能力に見入りながら、都会のサラリーマンにこの力があるかどうか不安です。屋根に上ってブルーシートさえかけられないとおもうのです。
なにしろ、ご近所でも雪かきに出てくるのはみな女性ばかりですから。筋力のある男性陣はふだんの仕事に疲れ果て、体力のある学生はそんな時にでも勉強をしているのでしょうか。

もうすぐ5月です。
そーっと、そーっと臆病に周りを見回してみると、このあたりはなにごともないように春の花が咲き誇っています。

b0116765_21261622.jpg


なにごともなかったように、季節はうつりかわります。

b0116765_21272158.jpg


真新しい制服の中で体が泳いでいる中学の新入生の姿を見かけると、その未来をまぶしく感じます。
いえ、中学生だけでなく生きている限り、誰にだって明日はあるのです。
明日にむかって、今日は1歩、明日はまた1歩と歩んで行くことが出来る幸せをかみしめましょう。

熊本地震の被災者の皆様へ、
日常が1日でも早くとりもどせますように願っています。
お体をいたわり、お大事になさってください。
by shinn-lily | 2016-04-25 21:32 | 大切な時 | Trackback

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅

わたしは今65歳である。

50代では考えなかったこと、60歳になっても考えなかったことを最近考えるようになった。わたしの世代では、人生の結果はまだ出ていなくても半世紀にわたる自分が歩いてきた結果はある意味明白に目の前につきつけられるのだ。
あまり過去をふりかえるのが好きではなく、いやこれまでのことが恥ずかしいからあえて過去のことを振る変えることを避け、今を生きようと考えるのかもしれない。
そして、未来のことを、これからどう生きていくかを無意識に考えているというわけだ。
これからなにをしたいということになれば、両手にあまるものやりたいことがある。
そうではなくて、どう生きるかが問題なのだ。

b0116765_15405128.jpg


この本の主人公ハロルドも65歳である。読んでいみたいと思った理由は主人公の年齢が私と同じからだ。
イングランド南西部の町 kingsbridgeに妻と二人で住んでいる。
ある日20年前の同僚クウィニーから「癌で最北東部の Berwick-upon-Tweedのホスピスにいるという手紙を受け取る。
返事を出そうと家を出てポストに向かうその足でクウィニーに直接会って「ありがとう」を言いたくて1000キロ先のBerwick-upon-Tweedに歩き続けることになった。
歩いて会いに行けまたどりつくまで生きて待っていてくれると信じて。
ハロルドには「ありがとう」と言いたい理由があったのだ。それは道中で少しずつ明かされる。

b0116765_21255134.jpg


旅の途中で、妻や息子のことを考える。
旅で出あう人々とのやりとりを考える。
時には旅に参加する人や犬がいて、マスコミにも取り上げられる。
作者は旅の中でハロルドの人生を語ってゆく。

ちょっとだけ掛け違ったボタンが、大きな亀裂となって、ハロルドの人生を考えていたものと違うものにしてしまった。
そして家に残った妻もちょっとだけアイロンの線がずれてしまって、、寂しい人生になってしまったことを考えるようになった。
そして、離ればなれに時を過ごすことによって擦れ違いは誰のせいでもなく、自分の責任だと考えるようになる。ハロルドと妻は次第に透明になっていくように感じた。
これまでのこびりついた垢のようなかたくなな気持ちがはがれおち、透明な無垢な人間にもどっていくのだ。
だからこそ、この旅はその道行過程こそが意味あるものとする巡礼なのだ。

ホスピスについてからのことをここに書くのは控えよう。それはさして重要ではない。
読者として巡礼の旅に寄り添って、、今自分の人生の垢がなんであるのか、そして透明な人間になれるのかを考えることのほうが重要な課題であるような気がするからだ。


ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅
レイチェル・ジョイス著 亀井よし子翻訳
講談社
by shinn-lily | 2016-04-12 21:26 | | Trackback

MONDAINE エヴァホワイト35mm


昨年から白いベルトの大き目の腕時計を探していた。
家庭画報やファッション雑誌に載っている目を惹かれるような時計は
「イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン、ジュウマン、ヒャクマン」とゼロの数を数えなければならないものが多い。
身分不相応なそんな時計が欲しいのではなく、普段使いに気楽に使える時計を楽しみたい。
それに、夏は汗で汚れてもおしげのないのがいい。

Gショックのソーラーも検討してみた。
腕時計をいくつか使い回しをすると、電池交換費用もばかにならない。
特に海外ブランドだと数千円かかる。
ソーラー電池は魅力的だ。
けれども、ベルトがスポーティーすぎるので躊躇していた。

そんな時、同僚の時計が目についた。
「スイス レイルウェイ ステーションクロック」をモデルとして1986年に発表された
MONDAINE(モンディーン)の「スイス国鉄オフィシャル鉄道ウォッチ」という名前の時計である。
MONDAINEのステーションクロックはスイス国鉄の3000か所以上の駅で、正確に時を刻んでいるという。
そのストーリも気に入り早速アマゾンで購入、探していたものにめぐりあった感じだ。

b0116765_0523931.jpg


デザインのシンプルさと軽さ
ポイントは赤い秒針と赤いリューズ

b0116765_0525330.jpg




この時計を教えてくれた同僚は
「高価ではないが、味のある良いものを探すのが趣味」というだけあって、この時計もリーズナブルなお値段だ。
白いベルトが汚れたら、赤かグリーンか黒と赤のツートンカラーのベルトに替えてみるのも楽しそうだ。

さて、同僚とペアー!になったこの腕時計に私自身のどんな歴史を刻んでいけるか、
早速デビューさせようと思っている。
by shinn-lily | 2016-04-10 01:04 | まわり | Trackback

普通に生きるということ

鷺沢萌の作品を「ケナリも花、サクラも花」「私の話」に続いて3冊読んだ。

b0116765_2332537.jpg


「帰れぬ人びと」文春文庫
「駆ける少年」文春文庫
「君はこの国を好きか」新潮文庫

19歳で文学界新人賞をもらった「帰れぬ人びと」の中に掲載されている「川べりの道」は高校3年生少女がこんな風に世の中を見ることができるのだろうかという驚きをもって読んだ。
右往左往して、表面だけを見て暮らしていた自分の学生時代を思い出すのも恥ずかしい。

鷺澤の作品に大きな影響を与えた出来事は、2つあると読み取れる。
まず父親の会社の倒産だ。
コウキ出版という教育関係の教材を出版している会社が、学習塾の分野に手を広げようとして人にだまされてつまずいた。その結果田園調布の豪邸を夜逃げのようにして出なければならなかった。高校入学前である。
そしてもうひとつは、作家になって小説のために父のことを調べているうちに、自分の中に1/4の日本以外の血が混ざっていることを初めて知ることになったことだ。
若い時から普通でない人に注いでいた視点はここから生まれ、さらに大きく広がった。

普通に暮らしているように見える人が多い世の中で、普通ではない漬物石のような大きな石をかかえて生きている人間がいる。なるべくめだたないように片隅で生きようとしている人がいる。鷺沢の作品には必ずそういう人物が登場する。
それは鷺沢の中にある自分をきり刻んでひとりひとりに投影しているようにも見える。

「普通」ってなんだろうと、私はふたたび自問する。
鷺澤の作品を読み終えると、ふと無意識に自分の生き方を考えていることに気づく。
「普通」なんてある日突然壊れてしまうようなもろいものである。
「普通」が壊れてしまった後にいろいろな形で生きていく人々をたくさん書き残した。
それなのに鷺沢は結局自分の人生を作品の中に残すと、生きることを拒否して、命をたつ。
普通でないことに耐えきれなくなったのだろうか?
私にとって大きな余韻の残る作品群であった。
by shinn-lily | 2016-04-06 00:04 | | Trackback

ミツカン「やさしいお酢」がお気に入り

初物の筍は例年通り筍寿司に

b0116765_2210986.jpg


寿司めしは米酢で

薄切りにした筍は油揚げとじっくりと煮て、さっと寿司めしにまぜるだけ
筍が出まわると、かならず庭の山椒も芽を出していて、毎年そのたびに春の喜びを味あう。

ランチなので、おかずはサラダだけ

b0116765_22104045.jpg


レタス・サニーレタス・ルッコラ・を人参と新玉ねぎの千切りドレッシングであえて、さっとゆでたいかで味を引き締める。

サラダには「やさしいお酢」を愛用

酸味がひかえめでツーンとしない

「やさしいお酢」が出まわる前には、酢の物をつくる時は米酢を出汁でわって味を柔らかくしたが
今では、サラダと和え物はこちらばかりを使っている。

b0116765_22114968.jpg


オリーブオイルとの相性もよい。

b0116765_22112761.jpg


好物の鰯と新玉ねぎのオイル漬けは、「やさしいお酢」に「米酢」を少し混ぜるとしっかりとした味になる。


急遽、あるものをかき集めてつくったランチでも、好みの味つけで心やすらぐ春の集いになった。
by shinn-lily | 2016-04-03 22:22 | クッキング | Trackback

春 いよいよ


花は桜だけではないものね


遅咲きの水仙にも

b0116765_23342590.jpg


隅っこで可憐に咲いているすみれにも

b0116765_23415282.jpg


b0116765_23429100.jpg



のびのびと太陽を浴びるゼラニウムにも

b0116765_23423130.jpg


ラベンダーの穂にも

b0116765_23425860.jpg


おおいぬふぐりのの前で咲く名も知らない白い草花にも

b0116765_23442449.jpg



春の日差しは平等に降り注がれる


こんな日はやっぱりお花見ね
母の足を考えて、車から
名付けて「ドライブスルーお花見」、近所を一回り

締めは麻生川の川べりに一駅分続く桜を車から垣間見る

b0116765_23513694.jpg


買い物へショッピングセンターに入ると
1階ロビーから3階4階まで大混雑
ん?「大国男児」?K-POPグループ?ミニコンサートですって?
おっかけファンらしい一団が席を占めている
その熱気におされて、二階からみおろす

b0116765_2352480.jpg


なんとも可愛らしい青年たち、20代前半か
スポットライトもない狭いステージで熱演
ステージが済めば、握手会、撮影会

b0116765_23574112.jpg


一緒に見ていた母が
「あんなに細くてかわいらしい青年たちも、いずれ軍隊に入隊することになるのね」とぽつりと言う
入隊する前に頑張って武道館を沸かせるようになってね
by shinn-lily | 2016-04-01 00:07 | 好きな一コマ | Trackback