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2000円をけちって失敗・Kindle Voyage キャンペーンシ情報付き


ああ、本当にうかつでした。
つい「安い方がいいじゃないキャンペーン期間のお得製品なのだわ」
なんてあまり考えもせず、商品レビューも読まずに2台目のキンドルは2000円安い
キャンペーン情報付  Wi-Fi  仕様 23,980円 を購入しました。

キンドルの価格体系は以下の通りです。
電子書籍「Kindle Voyage 」
キャンペーン情報なし Wi-Fi + 無料3G   31,180円
キャンペーン情報付  Wi-Fi + 無料3G   29,180円 
キャンペーン情報なし Wi-Fi         25,980円
キャンペーン情報付  Wi-Fi         23,980円 


電子書籍「Kindle Paperwhite(ニューモデル)」
キャンペーン情報なし Wi-Fi + 無料3G   21,480円
キャンペーン情報付  Wi-Fi + 無料3G   19,480円 
キャンペーン情報なし Wi-Fi        16,280円
キャンペーン情報付  Wi-Fi        14.280円 

つまり各機種キャンペーン情報付きだと2000円安いのです。

1台目はKindle Paperwhiteを使っています。購入当時は最新機種でした。
紙の本がいいに決まっているけれど、今では電子版ででている書籍ならこちらを選びます。
まず、場所をとらなし読みかけの本を何冊でも持って歩けます。
暗い中でも読めるので旅でも同行者に気を遣わなくも寝ながら読めます。
難しい語句は反転させれば辞書が出ます。
というわけで、今ではなくてはならない便利グッズとなりました。

2台目は母のために買いました。
手にしてはじめて2000円安いからくりがわかりました。
待ち受け画面が常に、キンドル関係のキャンペーン商品が記載されている画像になるのです。

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しつこくて、うっとおしいったらありません。
その上、スイッチをONにして、読みかけのページにたどりつくまでにもう一度
スワイプしてロックを解除しなければならないのです。
キャンペーン情報のないものなら、スイッチをおせばすぐに読みかけのページが出てきます。
ああ、やられました、2000円の代償はとても大きいです。
もっともキャンペーンなしの通常の待ち受け画面もあまり好きではありません。


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文具各種が白黒でデザインされていて、ちょっと気味が悪いので、、、等と理由をつけてあきらめる他ありません。

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毎回広告をみせられる気分の悪さ、
読書の時間って私にとって貴重な楽しい時間なのに、2000円を惜しんだばかりに「いらっ」から始まるのです。
一定期間を経たら消えるというのでしたら良心的なのですけどねぇ。
いえ、今からでも2000円だしますから、消していただけないでしょうか、アマゾン様!

最新の機器としてはページのめくり方、戻し方も使い良いし、画面は同じ大きさであってもいくらかこぶりで軽くて使い勝手では向上しています。

母に新しいものをプレゼントしたのに家で読むのだから古い方で良いとゆずりません。
もうすっかりと使いこなして、読み直してみたかったという漱石の名作に次々ととりくんでいます。
ちなみに漱石はほとんどゼロ円でダウンロードできます。
by shinn-lily | 2016-01-31 00:22 | まわり | Trackback

JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ⑰グエル公園

ガウディーの建築物は順調に人々に受け入れられたわけではない。
グエル公園は当初高級住宅地として売りに出されたが、中心部から少し離れているせいか、価格が高かったせいかあるいは風変わりだったせいか、結局制作を依頼したグエル氏とガウディーの家しか建たなかった。
しかし、今、この風変わりな建物や作品が人々から愛されている。

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今ここに時代の先の先を見通した作品群が畏敬の念と誇りを持ってカタルーニャにしっかりと根着き、残されている。
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私はこの旅でマドリードからトレド、コルドバ、セビージャと回ってきた。
各地でキリスト教とイスラム教があるときはその文化が融合しムデハル文化となり、ある時は相反しながらも現代にその留められた姿を見た。
そうしたミルフィーユ文化を携えてきたここスペインだからこそ、ガウディーの芸術が生まれもしたし、残されたのではないかと思っている。
私はこの事実を感慨深く受け止めた。
異質の文化を享受する力は新しい文化を生み出す原動力でもあるのだと。

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旅に出る前は失業率が高く経済状況が良くないと聞いて少し暗い荒れたスペインを想像していた。
その想像は良い意味で大きく裏切られた。
拒むことなく旅人を受け止めてくれる土壌にはおおらかな文化があった。
すれ違う人々は優しかった。
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だからこそへミングウエィイや堀田善衛や伊集院静がこの地を愛し通ったのだろう。
あるいは、だからこそゴヤ、グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ピカソ、ダリ、ミロなどの芸術家を排出したのだろう。
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グエル公園の中は燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びてまるで夢の世界だ。

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リサイクルのガラスや、タイルまで宝石に変わってしまう。
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いや、変わるのは宝石だけではない。
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宗教心を持たない私にとってグエル公園は大聖堂と同じように、心躍り、心が休まる温かい場所であった。
本当はひとりで1日ここに座っていたかった。
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1926年6月7日 朝、ガウディーはこう言った・
「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」

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 その日に事故にあい、そして3日後に亡くなった。享年73歳であった。
by shinn-lily | 2016-01-26 00:30 | スペイン | Trackback

「ありがとう」と言わせてください

一緒に育ち、一緒に年老いていくのが同級生の良さです。
私たち、親の介護はあるにしても、贅沢はできなくてもやっとこれから時間的にゆとりのあるゆったりとした生活に入れる時期です。

そんなふうにゆとりができたせいか50代になるとなにとはなしにクラス会が多くなります。
昔は話したこともなかった級友とも、艱難辛苦?を乗り越えてきた私たち年代は今になって男女問わず気楽に話せるようになりました。
高校のクラス会は毎年同じ時期にやっています。
たとえ1年に1回のクラス会でも同じ所で育ってきた友は親しみがあります。
気取りもなく自慢話だってぐちだってみんなしゃべっちゃいます。

その大切な仲間のひとりN君を見送りました。
病気がわかった時は余命1か月と・・・でも半年以上も頑張ってくれたそうです。

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仲のよかった友人2人が最期まで寄り添いました。
他の人には病気を伏せて欲しいとのことでした。
ですから突然のお知らせでした。
寄り添った友人は時間があれば病院に行って、話すことも困難になった友と黙ってテレビを見ていたそうです。
もうひとりの地方在住の友人は毎日メールを送ったそうです。

N君は人生の長い時期、日本企業の韓国支社で働きました。
みんなを韓国に案内してくれるって、みんなでマツタケ食べようって言ったじゃない。
N君とは高校だけではなく小学校も一緒だったから、小学校の葬儀連絡はshinn-lilyさんに頼んでくれと寄り添った友人に頼んでいったそうで・・・・。
韓国ツアーのとりまとめ連絡だったら喜んでやらせてもらったのに、こんな連絡は気持ちが震えました。

駆け足がクラスで一番の男子、
いつも穏やかでそこにいるだけで安心できた男性、
いつか韓国にみんなで行こうと夢をくれた友、
これからもっともっと一緒に楽しい時間を過ごせるはずだったのに
今年のクラス会もあの写真のままの顔で「どうも」って来てくださいね。
姿は見えなくても、そこに来てくれるって信じています。
すーと仲間ですから。
N君、ありがとう。
合掌
by shinn-lily | 2016-01-23 11:38 | まわり | Trackback

JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ⑯サグラダ・ファミリアを感じる

なにも予備知識なく、ここを訪れたことは成功であった。

長い歴史を経て今私たちの目の前にたたずむ建造物の半分以上が大聖堂、モスク、寺院など宗教関係の建物であろう。
そしてサグラダ・ファミリアはたぶん何百年経ってもその価値が下がることがない大聖堂に違いない。
その建物がリアルタイムで建造されているその現場に立つと、今ここにいることをすなおに感謝したい気持ちになるのだ。

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外部からの画像は良く見ることがあったが、今回その内部部分部分の細やかさに接して驚いてしまった。

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何も知識がないから、自分の目で、自分の感覚で、感じることができた。
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ただただその中で、この光を目にやきつけたいと思った。
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多くの専門家がガウディについては語っているので私の言葉などは不要である。
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サグラダファミリア建設が急ピッチに進むようになった陰に、外尾悦郎氏という日本人彫刻家の存在がある。
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彼がこの建築にかかわった経緯はこの本に詳しく書かれている。
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帰国後、読んだ。
そして、建築を始めた経緯やガウディの意志をつないでいった建築家たちのことも知った。

もしこの本を先に読んでいたら、本の内容を確認しながらの見学になっただろう。
現地ガイドさんの説明はあったものの、
予備知識がないから素人の私はたくさんのものを見落としたに違いない。
それは、わたしの知識の希薄さとあきらめれば良い。
まず感じて、その感覚を携えながら学び、より深く知れば良い。

「何故、ここに日本人のおばあちゃんがいるの」
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「何故こんな小さな虫たちがいるの?」
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「何故こちらの門はこんな大胆な削りの彫刻なの」
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「何故、屋根に果物があるの」
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感じるから疑問を持つ。この瞬間がまた次につながるのだ。

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まもなく、近所で映画も上映される。楽しみだ。
by shinn-lily | 2016-01-21 14:35 | スペイン | Trackback

横浜中華街から1円分の温かさをかかえて帰路に着く


横浜での賀詞交歓会終了後、会場の前の道から中華街に入ってみました。

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同僚の同行者は大阪在住なので、中華街に行ったことがないということだったからです。

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店先には旧正月の縁起物の金柑の鉢植えが1対飾れれています。
ここは中国以上に中国的です。

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店の奥から手相占いのお姉さんが手招きします。
占いは好きではないのですが、最近手のひらにラッキーM線(願うものをひきつける力があるという線)を見つけたので、ちょっと気を良くして手相に興味が出てきたのですが、ここはスルー。
おっ、同僚にもはっきりとラッキーM線があります。
おお、けっこうあるものなのですね。
お腹いっぱいだし、でもずーっと立ちっぱなしだったから、ちょっと休みたいしと歩いているともうメインストリートの端に来てしまいました。

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北京飯店売店で中華饅頭を買っていると、同僚がここでいいじゃないというので入ったラーメン屋ほどの小さな店、中はがらがらでした。
失敗したかなと思わず心の中でつぶやきました。
たぶん、同僚もそう思ったに違いないのです。
ところがビールのつまみに頼んだ焼き餃子と水餃子の美味しいこと。
皮がもっちりしていて、中の具も香料が少し入っていて、日本の味とは少し違います。
それでいて、中国過ぎない味に、お腹がいっぱいなのについ箸が出てしまいます。
そういえば、従業員同士の会話は中国語が聞こえてきました。
一休みして元気がでました。さあ、遠い道のりをかえりましょう。

「餃子、とっても美味しかったです」
と店員の女性に声をかけました。
美味しい時は美味しいと伝えるように心がけています。
「美味し物に出会えてありがとう」という気持ちです
お支払は1401円、なんとお財布に1円玉がありません。
1円を粗末にした覚えはないのに1円に泣きました。
1円がない、ないと騒いだ時には同僚はもう外に出ていました。
レジの女性が「いいのよ、いいのよ」と言います。
でも・・・
1510円を出しておつりをもらうことにしました。
するとその女性はわたしの手に10円をまず返しました。
それからあらためて100円のおつりをくれました。
「いいのですか?すみません」と言うと
「いいのいいの」と言いました。ちょっと中国人の日本語だったところが可愛らしかったです。
「○○さん、1円サービスしてもらっちゃいました」と同僚に報告しても
関西人の彼はどうということないという感じで返事もしません。
本当は1円が嬉しかったのではなくこのやりとりが嬉しかったのですけど。

有名店でなくても、こんな小さなお店がなにげなくどこにも負けない餃子を出してくるこのが横浜中華街なのでしょう。

期待していなかったから、写真もなし、店名も覚えていないし、
胃袋と1円玉の記憶がまた行くときのてがかりです。
by shinn-lily | 2016-01-17 22:51 | 日本をめぐる | Trackback

迷う気持ち


卒業以来、年賀状のやりとりだけのおつきあいが続いている地方在住の、友人がいる。
大学時代の美術部の先輩である。
空き時間に部室にいくと、よくその先輩がいた。
いつも穏やかで、落ち着いていて、笑みのない顔は思い出せない。

毎年私が年賀状を出すと、そのお返事が「寒中見舞い」としてやってくる。
手書きイラスト入りの葉書は、すぐにはしまわずにしばらくパソコンの横に立てかけておいて眺めるのが通例となっていた。
この返事をいただくのが楽しみで毎年年賀状を送っているようなものだ。

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デザイン関係のお仕事をしていてご自分よりずいぶん年齢の若い方と結婚なさったとか、お母様の介護をしていらっしゃるというくらいしかプライベートは知らない。

今年は封書で返事をいただいた。
イラストと同じように丁寧な文字の宛名書きはかわらない。
年齢に似合わない可愛らしい封筒は猫の絵が・・・異次元に連れていかれるようだ。
しばらく封をきらずに余韻を楽しんだ。

はさみで封を切り、縦におられた二枚の便箋を開く・・・久し振りの動作で・・・
手紙っていいものだと開きながら心が躍る。

「新しき年の始めの初春の今日ふる雪のいや重け吉事
   あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと
万葉集の、大伴家持のしめの和歌、新年をことほぐ和歌と聞きました。」
手紙はこう始まった。

近況が一文字一文字丁寧にしたためられていた。
世界の情勢、戦好きの人間の本性、あるいは読んでいる本の感想など。
丁寧に書かれた手紙というのは、受け取る側の気持ちを大きく開き、書かれている以上の想いが伝わってくる。
思わず、お返事のお返事を書きたくなってしまった。
いや、やはり、1年に1回のやりとりのほうが粋だろうか。

すぐにお返事を出そうか、1年先の年賀状まで待とうか、先輩の描いたイラストを見ながら迷っている。

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まことに楽しい迷いである。
by shinn-lily | 2016-01-15 00:18 | 大切な時 | Trackback

JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ⑮バルセロナに到着


セビージャからバルセロナに向かう。
旅の最終訪問地だと思うと1日、1時間が貴重に思える。
添乗員のヒロタさんから
「バルセロナに着いて夕食を食べると時間がもったいないので、「セビージャのサン・パブロ空港でなにか夕食になるものを調達しておいて、食べておくといいわ」
とアドバイスあった。

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ヒロタさん自身はもう何度も見ているというのに、私たちに少しでも多く見せるため、フリータイムを有効に使おうと画策してくれているのだ。
ご指示の通り簡単なサンドイッチを、バルセロナ到着時にバスの中で食べておいた。

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ホテルに荷物を置くと、ガウディー作のバトリョ邸がライトアップされているというので見に連れていってもらった。

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グラシア通りはブランド店なども集まり、建物も街路樹も美しい通りだ。

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ベンチまでガウディー、人々までなんとなくウキウキしている。

ガウディーの作品見るために貯金をしてこのツアーに参加したただ一人の男子通称殿は
建物の前に立たずんで、感動を体の芯まで貯めこむ様子。

女子組は中にカフェがあるからと聞けば、さっさと入る。

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カフェの手前にチョコレートショプ“ アマリエ ” があったので、味見をしながらお土産をお買い上げ。アルフォンス・ミュシャの缶が可愛らしい。

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カフェで生のフルーツやお野菜を使ったヘルシージュースを堪能し1日の疲れがいやされ復活!

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そうなれば腰が重くなりおしゃべりに花が咲く。
ふと誰かが
「殿は?」
「きっと外でずーっと見ていると思う」
「えー」
もう小一時間が経っている。
「わー、可愛そう、いくら好きでもねぇ」とやっと腰をあげる。
外に出ると、殿はまだじーっと建物を見上げていた。

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いいなぁ、こんな情熱
長年の夢が実現した瞬間なのだろう。
私がガウディーの建物より殿の情熱に感激していると
やよいさんやようちゃんたちが殿にアマリエショップでチョコレートのお土産を持て出てきた。

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「はい、お土産、寒くなかった?」

私はまたまたみんなのの優しさに感激
こんな心使いの出来る人達の集まりだから、とりわけ楽しい旅となったのだ。
by shinn-lily | 2016-01-12 22:29 | スペイン | Trackback

海街diary 映画を見てコミックを読む

スペイン旅の機内で見た映画、「海街diary」が印象に残っていた。

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鎌倉で暮らす香田幸、佳乃、千佳の3姉妹が、15年前に家を出た父の死をきっかけに異母妹のすずと出会い、身寄りのなくなったすずを引き取り、共に4人で暮らし始め る、という物語だ。長女・幸を綾瀬はるか、次女・佳乃を長澤まさみ、三女・千佳を夏帆、浅野すずを広瀬すずがそれぞれ演じる。姉妹の恋愛や街で暮らす人々の悲喜こもごもをゆったりと語るような映画であった。


吉田秋生作のコミックが原作である。
知り合いが6巻まで持っているからと早速持ってきてくれた。
ずいぶん前に坂本龍一氏が吉田氏の作品を絶賛していたことから興味を持ったとのこと。

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コミックは苦手で読めるか心配であった。サザエさん以来かしら?
書き込んだ絵ではないので読みやすいと言われ、読み始めればあっという間に読破。
映像と重なって楽しひたったひと時であった。

コミックではひとりひとりの個性が大げさくらいに表現されている。

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映画はくともかく美人女優勢ぞろいだ。黒目がちの目がいっそう見る者を引き込んでゆく。
四女のすずちゃんはものすごい美人なのに、可愛らしさとあどけなさがこの映画をパステル色に彩った。
原作に忠実にコミックがカラーになったと感じた。
一年をかけて撮影した鎌倉の四季や、もう忘れられたような古い日本の家屋での生活を見ていると、何度も行ったことのある鎌倉にまた行ってみたくなる。
これが是枝裕和監督の手腕なのだろうか、すずちゃんには(本名もすずちゃん)台本を見せないで口伝えに台詞を教えていったという。

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父親の葬式にすずが喪主の挨拶を義理の母におしつけられそうになった時
会ったばかりの異母姉妹の長女幸は
「それはいけません。おとなの仕事を子供におしつけてはいけません」
と毅然と言い放つ。

すずが女子サッカーでスポーツ特待生として誘われている学校に行くには、姉妹と離れて寮生活になる。
すずは自分で決めなければならないのだがとても悩み、まわりの人々がそのすずを心配する。
その時次女の上司とカフェの主人が言った。
「悩めることは幸せなことだ。時間も選択肢もない者は悩むことさえできない」と。
そういえば物語のはじめすずは幸が一緒に暮らそうと誘った時、即座に返事をした。
そうするしか自分の場所がないと知っていたから。
今は選択肢があるのだ。

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この先どうなるかは、今月に発売された第7巻に語られていそうだ。

ところどころに、はっとさせられる言葉が織り込まれ、うまくいくこともいかないこともひっくるめて海街の人々の暮らしと想いが綴られている。
コミックを読んだらもう一度映画を観たくなってしまった。



その他の配役
大竹しのぶ:佐々木都役
  幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の実母。
堤真一:椎名和也役
  看護師の長女幸(綾瀬はるか)が働く市民病院の小児科医。
加瀬亮:坂下美海役
  信用金庫で働く次女佳乃(長澤まさみ)の上司。
風吹ジュン:二ノ宮さち子役
  幸、佳乃、千佳が幼いころから通っている海猫食堂の店主。
リリー・フランキー:福田仙一役
  喫茶店・山猫亭の店主。
前田旺志郎:尾崎風太役
  四女すず(広瀬すず)の同級生で、所属する湘南オクトパスのチームメイト。
鈴木亮平:井上泰之役
  四女すず(広瀬すず)が所属する湘南オクトパスの監督。幸(綾瀬はるか)の働く病院にリハビリ医として勤務。
池田貴志:浜田三蔵役 
  三女千佳(夏帆)が働くスポーツマックスの店長。
坂口健太郎:藤井朋章役
  次女佳乃(長澤まさみ)の年下の恋人。



画像は映画の宣伝写真・コミックからお借りしました。
by shinn-lily | 2016-01-10 16:55 | 興味 | Trackback

JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ⑭迷子

せビィージャの街歩き、束の間のフリータイムです。

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集合場所はこの陶器屋さんのある広場

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集合場所はこの土産屋さんもある広場

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集合場所はこのバルもある広場

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それなのに集合時間が過ぎても私たちのツアー黒1点の愛称「殿」があらわれません。

ここは15世紀に追放されるまで、ユダヤ人居住地でした。
ユダヤ人居留地はコルドバでもそうでしたが、攻め込まれないように迷路のように細道が延びています。
ユダヤ人が去った後は、この高級住宅地として残こりました。

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そぞろ、歩きながらパティオを覗きこむのは楽しいひと時です。

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美しく整ったパティオはそこに住む人のセンスと努力の賜物だと言われます。

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やよいさんと私はひと周りしてからこれ以上歩くと迷子になりそうなので、戻ってレモンスカッシュで一休み。

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まりちゃん、ようちゃん、まいちゃんも合流。
こうして時間前にきちんと集まっていたのですが、殿はどうしたのでしょう。

しばらく待ったのですが姿をあらわさないので、添乗員のヒロタさんがそこに残って、私たちは先に現地ガイドさんと一緒に本日のランチ、タパス(小皿)料理をいただくためにレストランに向かいました。

タパスは6人分が大皿にもられてきます。

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こんなお料理が出ても、まだ殿はきません。

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こんなお料理が出ても、まだきません。

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ようやくヒロタさんに伴われて殿がぜいぜいとやってきました。
「すみません、すみません、わからなくなって人に聞いたのだけど、もっとわからなくて、てあたり次第聞いて、なんとかそのうちのひとりに教えてもらった」
とまだパニック状態が続いています。なにを言っているかもよくわかりません。

「ヒロタさん、怒らなかったのですよ」
怒られると思っていたのね。
ヒロタさんは「なんで?怒るはずなんてないじゃないですか」と。
「まあまあ、かけつけいっぱい」と私はガス入りの水を差しだしました。
この時は一件落着だったのですが・・・
殿の迷子事件はこれだけでは終わらなかったのです。

最終日の夜、バルセロナでホテルがわからなくて、前の道を行ったり来たり30分以上も走りながら探していたのです。

人々がゆったり歩いているホテルの前の歩道を全速力で走っている変わった人を
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ようちゃんがロビーから見つけてつかまえました。

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いつでも後ろからついてくる殿だったのですが、
旅の途中からは
「殿、いる?」
「殿は?」
と振り返るのが、日常となりました。
この2つのアクシデント以外は、殿はいつもおだやかに列の後ろからついてきていました。

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本当にいい人なのです。
by shinn-lily | 2016-01-08 07:07 | スペイン | Trackback

人生・ジグゾウパズル


65年間も生きてくると、「これでよかったのか」、「他のやり方があったのではないか」と足が止まることがあります。
でももし、今20歳に戻れるから好きに生きて良いと言われても、結局同じような人生をたどるのではないかと思っています。
時折、昔買ったのを忘れて再び買ってしまう本やCDをみれば、時代の後押しや周りの環境によって多少の彩の違いはあったとしても、深いひだに刻まれた趣向はそれほど変わらないような気がしてならないのです。
だから、若い時に戻りたいとは思いません。
もっと学んでおけばよかったという後悔は当然ありますが。

生きていくことは人生のジグソウパズルを埋めていくようなものだなと感じることがあります。

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人それぞれのジグソウパズルは店で売っている一番細かいものより数百倍も細かいパズルでしょう。
最近、長い年月かかえてきた想いや心配ごとが、「ああ、そういうことだったのか」とストンと胸に落ちて、パズルがまた埋まったと感じる瞬間がたびたびあります。

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良い札だけではなく悪い札も勘違いの札も人に迷惑をかけた札もたくさんありそうです。
それらは偶然だったか、必然だったかもわからないし、時には無理やり押し込んだこともあるはずです。
この気持ちをうまく表現することができないのですが、いままで感じたことがないまさしく「ああ、そういうことだったのか」という言葉が全てです。


『子の曰く、吾れ
十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、
矩を踰えず。』


昔の人は良いことを言ったものです。でもなかなかこうはいきません。
もう少し気楽にジグソウパズルの残っている札を探してみようと思っています。
そして時には、パズルにうまくはめられない異端の札を携えてゆくのも、また良しかなとも考えます。

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この作業、実はけっこうをわくわくしているのです。
年をとるのも、そう悪いことではありませんね。


*画像はネットからお借りしました。
by shinn-lily | 2016-01-03 00:57 | 大切な時 | Trackback