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株を買うとしたらこう考える

一時は東証平均3万円台になった株価はリーマンショックで1万割れとなった。
安倍さんに政権が代わってから円安方向に進み、それと同時に株価が1万5000円の壁の前で行きつ戻りつするまでになった。
本当はアジア株が冴えないので、日本に資金が流れこんでいるために上がったと聞いている。
お金勘定に弱いので儲けることはからきし縁がない。
ただ企業動向、経済動向を探るために株価へのアンテナは少しだけ上げている。
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例えば、最近どんどん業績を上げて配当upを表明した大企業がある。
まだこの先業績は伸びるだろう。
もし株を買おうということならこういう企業の株は注視し、買い時を探るのが良いのだろう。

しかし私はこう考える。
この企業はたくさんの会社を買収しながら本体を大きくしている。
買収された会社は買い取ってもらって助かったのか、あるいは買い取ってもらうしか道がなくなってしまったのか。
従業員に厳しいことでも知られている。
家に帰れずに、生まれた子供に3か月会えなかったとか、業者が打合せに行くたびに担当が退社して変わってしまっているなどの噂を聞く。
ともかく従業員には大変厳しいらしい。
もちろん業者にも厳しい値引きを要求する。
うわさに右往左往してはいけないけれど、やっぱり気になる。

企業は利益をあげて税金を払って社会的責任を果たす。
同時にそこにに働く従業員を保護し、幸せに生きることをサポートする義務がある。
最近ブラック企業という言葉もある。
体を傷めるまで働かせ、疲れ切って退社するしかない状況に追い込んで利益をあげるのでは企業の存在価値はない。
さらに、その業界を滅多打ちにして独り勝ちして意味があるのだろうか。
大企業は産業を育てるという役割の中でリーダー的存在にならなければいけない。


犬の遠吠えに違いない。
甘い考えで、この時代利益など上がるわけはない。
厳しく、厳しく・・・そしてやっと生き残るのが今の産業界だ。
しかし、企業で一番大切なのは人間だということを忘れた企業の株には興味がない。
どんなにもうかりそうでも、多く配当をもらえるとしても買いたくない。

株主になるということは企業に発言権を持つと同時に、たとえチリのようなひとかけらでもその企業に責任を持つことにもなるのだ。
人を切り捨てる企業の責任など、持ちたくない。
by shinn-lily | 2013-10-31 07:41 | 興味 | Trackback

クラス会の打ち合わせはちゃんと済ませた

高校のクラス会の打合せのために仕事帰りにyy子と会った。
「私たち二人が永久幹事となってしまったけれど、同じ町に住むし、みんなが集まるのを楽しみにしているからまあ、よしとしましょう。」

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「あ、そうそう、この間kkちゃんにあってね。」
「そういえば、hhさんからメールきた?」
「きたきた、みんなに送ったのね、癌予防の番組案内。」
「kkちゃんのライブ、下北でやるんだって。こんどはee君のバンドが一緒だって。」
「行くの?」
「なりゆきで行くことになっちゃった。」
「好きな歌をつらぬいて、凄いわよね。」
仲良しの近況情報が続く
「この間mmちゃんにあったら、また四国のお遍路さんに行ってきたんだって。もう30回以上行っているみたい。」
「いい楽しみね。」


「あっ、クラス会だけど、場所だけ確保しなきゃ、今電話しちゃう?」
同じクラスhiちゃんが営むお料理屋さんに電話をする。
「ちょっと待って、調べるから。その日は大丈夫よ。人数やなんか決まったら連絡してね。」
「やーだ、去年のクラス会で日にちを決めて、頼んでおいたのに、忘れたのかな?
まあ、いいや、じゃあこれで確定ね。」
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「この間、13回忌をやって・・・この季節はなんかいやなのよね。」
同じくクラスメートであったyy子のご主人が亡くなってもう12年たつのだ。
よく夜呼び出してくれてお寿司をご馳走になった・・・亡くなった日が蘇ってくる。
二人でちょっとしんみり。


「糠味噌つけている?」
糠味噌のきゅうりが食べたい、食べたいというものだから、母に頼んで糠床をプレゼントした。
「うん、ずーっと漬けてる。」
「きゅうりが高くなったわね。」

「ねえ、わたしyy子に高校の時、体育用のショートパンツを作ってもらったの覚えている?」
「えっ、本当?全然覚えていない。」
「かっこいいショートパンツが欲しくて頼んだら、トイレで仮縫いしてくれたじゃない。」
「そういえば、あの頃洋裁を習っていたけれど、そのことは全く覚えていない。」

「クラス会の案内状だけど、いつもみたいに印刷して送ってくれる?」
「やり方わすれちゃったけれど、 えーと、まずはやってみるわ。」

デザートにキャラメルパンケーキを半分づつ。

「この間、かりかり梅と紅生姜をありがとう。忙しいのによく漬けたわね。」
「だって食べたかったのよ、紅生姜のてんぷらを」
「紅生姜のてんぷら? 紅生姜、紅生姜、紅生姜のてんぷら、なに、それ。」
「知らない? ああやっぱりこれは関西の食べ物なのね。
わたしは小さい時ふつうに食べていて、懐かしくて作りたいのだけど、刻んだ紅生姜しか売っていないでしょ。だから漬けたの。
一度食べてみて。子供たちも好きだから美味しいと思うわよ。
鶴瓶だってauの宣伝で『生姜のてんぷら』って言ってるじゃない。」
「へーぇ」
「こんにゃくのてんぷらも美味しいわよ、お醤油でちょっと煮てね・・・」
「えー、こんにゃくのてんぷら?どんな形に切るの?」

「そうだ、MM先生にはkkちゃんからクラス会の連絡してもらわなくては・・・」

「来年のミッキーの会はディズニーシーね、今年と同じホテルでいい?」
「あそこ、よかったわよね、綺麗だし、食事は美味しいし」

「クラス会何人くらい来るかな?」

「茅ヶ崎でやるコンサートに行きたいのだけど、遠いかな?海もみたいのよね。」
「行きたいと思ったら行くだけよ。」
「そうよね、やっぱり行くわ。」


「さっきパソコンメールをしておいた文案でいい?」
「うん、あれでいいんじゃない。」

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それにしても、紅生姜の天ぷら、どんな味?
本当に美味しいのかなー?

クラス会のご案内
by shinn-lily | 2013-10-26 23:22 | 大切な時 | Trackback

”いちご泥棒”現る 

”いちご泥棒”はこのファブリックの中のつぐみたち
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木立の中を秋の匂いに浸りながら
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どんぐりを踏みながら
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「ウィリアム・モリス 美しい暮らし」展に行ってまいりました。
さきほどまでの仕事のもやもやがすーっと抜けていきます。

ウィリアム・モリスに出会ったのはニューヨークの本屋さんで見つけたこの本
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その中にあった1枚のペーパーのこの柄が忘れられませんでした。
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昔から、テキスタイルの柄や着物の柄、文様、タイルの図柄は興味がありました。
ウィリアム・モリスに惹かれのは
色合いであり
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植物や虫たちといったテーマであり
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可愛らしくありながら甘くない
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丁寧な仕事
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そんな迫力が見る人に安らぎと幸せを贈ってくれます。
こんなファブリック、壁紙に囲まれて暮らことをちょっぴり想像しながら見て歩きます。
一瞬を切り取った文様でありながら、その中の薔薇の蔓が伸びていきそうな
その中の虫が飛び立ちそうな
そんな生命を感じられる図柄が魅力的です。

「役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない」


19世紀を代表するこのデザイナーの主張は今の時代でも、誰の心にも響きます。
なかなかそんなわけにもいかないけれど
せめて、美しいものにこの触れられる瞬間、気持ちが穏やかにいたしましょう。

秋の空気がおいしく感じられました。
大きな美術館も展示に迫力がありますが、
こんな小さい美術館が好きです。
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企画者の心を感じられ、
ゆっくりと、腹8分目の心地よい時間を過ごすことができる、素敵な贈り物をくれました。

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いちご泥棒は今?
by shinn-lily | 2013-10-14 08:09 | 大切な場所 | Trackback

古事記を読みながら「感性とは」と考える

今頃、古事記を読んでいる。
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そんな時、たまたまNHK Eテレで「100分で名著 古事記」が放送されているのを知って覗いてみた。
講師は三浦佑之氏。
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紹介文を読めば私の出身大学の4年先輩、万葉集で有名な中西進先生の古事記の授業を受けて感銘し、近世文学志望だったのに専攻をかえて、古代文学を専攻したと、紹介されている。
三浦氏が大学院に在籍されていた頃、同じ時期に大学にいたわけで、同じ教室にいたこともあるかもしれない。そういえばテレビで見るこのお顔、どこかでお見かけしたような気分になってくる。
ちなみにこの方、直木賞作家であり2012年本屋大賞を得た「舟を編む」の著者三浦しをんさんのお父上でもあると知って、また驚いた。
面白と思ったのは「古事記」の内容はともかく
同じ先生の授業を受けたのに、感銘する人と通り過ぎてしまう人の感性の差だ。
中西先生の「古事記」の講義は私だって受けている。
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本を開いて、昔の書き込みを探してみる。
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中巻の神武天皇から下巻にかけて講義を受けていた痕跡はあるがまったく記憶にない。
なにをやっていたのだろう、あの頃。
30年も過ぎれば、片や「古事記」の第一人者である三浦氏と、その三浦氏を映像で見、解説を聞きながらたどたどしく、文章を追っている私という現実。この差はあの教室から始まったのだ。
もっとも、中西先生の講義に同じように感銘して勉強したとしても、私の場合はまあ数日で挫折してしまっただろうということは明らかだ。

「感性とは」
目下私をとらえて離さないテーマである。
そこに、それぞれの差があるから、人間は面白いと思っている。

一個の人間の感性をつくりあげるものはなんなのだろう。
遺伝、環境、経験、明快な答えは出るはずないのだから、
もう少し広げれば、日本人的な感性とは?
幕末から明治のはじめ頃、海外から日本に来た人は一様に日本人の細やかで実直でおおらかな態度に驚いていることが、あちらこちらに記されている。
こちらの本にラフカディオ・ハーン、エドワード・モース、イザベラ・バーなどドが感じた日本人の心の一端が紹介されている。
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その感性はどこからきたのだろう。
ある人は日本語であり、ある人は島国という環境であるといいい、ある人は農耕民族の特性と言う。
たぶんどれもあてはまってはいるのだろう。
感性から理性が形作られていく。
日本人と韓国人と中国人、どこかで血のつながりのある民族なのに考え方が大きく違う。この差は感性なのだろうか、それとも感性から発展して理性へたどりつく途上の違いなのだろうか?

いろいろな人の、いろいろな国の、それぞれの感性に触れるのが、今とても楽しいのだ。
by shinn-lily | 2013-10-09 22:46 | 興味 | Trackback | Comments(14)

後手後手の誕生日

今年の夏の暑さに辟易とし、体力を消耗したせいか、恒例の秋の箱根行きに誘っても
「家が一番、出かけたくない」と言い続けていた母。
少しだけ涼しかったある日に、「温泉もいいわね、やっぱり旅館で日本料理かしら」と。
この言葉、聞き逃しません。
すぐに妹が箱根武蔵野別館「吟遊」のキャンセル待ちを入れました。1年前の予約日に満室になるこの宿ですが、それゆえキャンセルも期待ができます。
ほどなく連絡があって、一番良いお部屋ならご用意できますと。
ちょっとお高いけれど、ちょうど誕生日も近いことだし、妹と私から母にプレゼントしようということになりました。
もう、細かい相談をせずに、強引に引っ張ってきてしまいました。
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お部屋にはうち風呂と露天風呂、広いバルコニーがついています。
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例年暮れにこちらに宿泊する時は寒くてバルコニーに出ることはできませんが
この日は心地良い風を感じながら、本を読んだり、足湯をしたり、久しぶりにゆっくりとくつろぎました。
お料理が昨年の暮れより、ずーっと繊細なあしらいと優しいお味になっていました。
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が、結局この滞在、攻防戦に敗れ、母のカードでお支払、いつもスミマセン。
お誕生日のお祝いのはずが。


後日、栗をたくさんいただいたので、お祝いの栗入りのお赤飯も母が作って
自前の誕生日になってしまいました。
わたしも、勤務先が期末の忙しさで休日返上、手がまわりませんでした。

娘や婿にもお赤飯をあげたいから取りにくるように連絡をしてというので・・・
夕方、ちょうど蒸しあがったお赤飯をおひつに移し終わったところにやってきました。
はい、味見と小皿とお箸を婿に渡せば、おひつからよそってほおばって嬉しそう・・・可愛いです。

二人はリリエンベルグのお誕生日ケーキを携えてやってきました。
なにも言ってなかったのに、ちゃんと覚えていて・・・
わー、よかった、それも母の大好きなフルーツタルト、気が利くじゃない。
早速テーブルの上を片付けて、急遽「ハピバースデー」
大きな声でみんなで歌って、笑って、ローソクを消して
ああ、よかった、いいお誕生日になったわ
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ローソクを消した後、母が
「お祝いしてもらったから、またこの1年なんとか頑張らなくちゃ」って。
やっぱりお祝いってするものです。
来年は米寿、来年こそは盛大に企画しましょう。
by shinn-lily | 2013-10-01 22:18 | 箱根 | Trackback