<   2012年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

映画ヘルプを途中まで見た

映画ヘルプを見た。

ジョン・F・ケネディがダラスで暗殺されたのが1963年
そんな歴史の中にあったアメリカ、ミシシッピー州での話。黒人メイドをヘルプと呼ぶ。
そこに登場する白人たちはヘルプを人間としてみない。
主人公スキータは彼女たちの本当の心を、生きていくために口をつぐんでいた心を1冊の本にする。
本を出版された後の抵抗は強い・・・・・とここで
b0116765_2353888.jpg

映画が途切れる。場内は暗いまま
かろうして非常灯だけがついてる。
なにごとかと不安
まもなく「停電であり、東電に問い合わせているのでお待ちください」と案内があった。
しばらくたって
「まわりのビルも小田急線も停電です。もうしばらくお待ちくださいと」アナウンスされた・。
20分ほど待っても拉致があかない。
再上映の目途がたたないので帰ることにする。
払い戻しをしてくれるというので、窓口へ
ワーナーの責任ではないのに、シニア料金を返金してくれて、その上鑑賞券もくれた。
サービス業って大変、こんな風に鑑賞券までくれるとは思っていなかった。
b0116765_23535328.jpg

実はちょっと怖かった。
母と一緒だったので、いやひとりでも「ここは七階、火事だったらどう逃げよう、地震だったら・・・」
いろいろ不安が頭を一瞬駆け巡った。

外に出ると、かなりの雨が降った模様、どこかで落雷でもあったのだろうか。
結末は・・・もう一度見に行く時間は出来そうもない

b0116765_2355427.jpg

この映画、どうしても見たかったわけは
かつてアメリカが元気であった頃、乗用車が今の二倍くらいの大きさがあった頃
南部の生活、そしてなによりも当時のお洋服、ウエストがあって、体の線が出る、程よいスカート丈
綺麗な色と柄、
丁度中学生の頃、都内の本屋に行くと「SEVENTEEN」を買った。
それに、当時電話帳ほどありそうな「シアーズの通販カタログ」
まるで夢の世界、憧れの世界、
少しでも似た洋服を着たかった。
あの時の甘い想いにひたりたい、
三丁目の夕日はリアルな生活の思い出でで見る気になれない。
それに対してこの映画は夢見た世界の再現
夢だからこそもう一度
b0116765_23555710.jpg

この映画をすでに見た同僚は「shinn-lilyさんの好きそうな映画よ」と
うーん、確かに、でもどのあたりが? 
払い戻し金でDVDでも買おうかな。
おしまいがやっぱり気になるので


*写真は公式HPアメリカ版からお借りしまし。
by shinn-lily | 2012-04-25 00:15 | まわり | Trackback

生まれる春

箱根の森の遅い春
b0116765_22392214.jpg

芽吹く
b0116765_22401538.jpg

芽吹く
b0116765_22404132.jpg

芽吹く
b0116765_2241028.jpg

芽吹く
b0116765_2241172.jpg

芽吹く
b0116765_22421253.jpg

芽吹く
b0116765_2245246.jpg

芽吹く
b0116765_22461696.jpg

芽吹く
b0116765_22465615.jpg

苔も
b0116765_22473049.jpg

苔も
b0116765_22481523.jpg

蔦も
b0116765_22483893.jpg

馬酔木も
b0116765_22485355.jpg

裕導桜も
b0116765_22494851.jpg

水面も
b0116765_22555725.jpg

さあ春だよ、春が来てよかったね
b0116765_2250891.jpg

by shinn-lily | 2012-04-22 23:03 | 箱根 | Trackback

ときおり、玉手箱を開ける

ふとしたきっかけで、思い出の玉手箱を開けたくなることがある。
b0116765_2322797.jpg

大学の頃、春3月
友人と三人で奈良、明日香をめぐり、二上山が見える当麻寺に泊まり、その後広島の宮島まで旅をしたことがある。

記憶があいまいである。
たぶん海の中にたつ赤い鳥居や回廊を見学してお店をぶらぶら歩いたのだろう。そのうち、広島まで来たのだから、生牡蠣が食べたいと三人の意見が一致した。しかしどこに行けば食べられるかわからない。
ガイドブックも交通公社のブルーブックの時代、もちろんネットもないし
ananの旅特集で旅に誘われる時代であったから情報は少ない。

b0116765_2322443.jpg

ふと見ると、あちらからやって来る男性、…洋行帰り、いや海外暮らしをなさったに違いない垢抜けたモスグリーンのジャケットとパンツのカジュアル着、穏やかそうな雰囲気の60代半ばか、映画の中から突然やってきたようにその男性は山道を降りていらした。
あの人に聞いてみましょうよ…・。
「あの~、ちょっと教えていただきたいのですが、このあたりで生牡蠣の食べられるお店をご存知ではないですか?」
若いというのは程度の差あれ、恥ずかしいことを平気でできる。
「ほう、生牡蠣ねぇ、生が食べたいの?このあたりではそうねぇ、あまりそういうお店はないけれど」
「あ、そうですか、では広島市内で食べられるところはありますか」
「うーん、そんなに食べたいの」
「はい」と元気よく3人。しばらく間があって

「じゃあ、ごちそうしようか、ついていらっしゃい。牡蠣だけですよ、すぐそこだから」
3人で顔を見合わせながらも、のこのこ着いて行った。
b0116765_23275357.jpg

着いたのは旅館の離れ、縁側のついたおおきな和室の二間続き部屋、長逗留とみえる。
仲居さんを呼んで、わたしたちに生牡蠣をもってくるように頼んだ。
仲居さんの態度から、この方が旅館にとって大切なお客様であることはわかったが、
私たちまですっかり上お客様、それまでの学生節約旅行とは別世界の待遇である。
小鉢に盛られた生牡蠣、3人そろってぺろり
「美味しい!本当に美味しいです。有難うございました。」
きっとあまりに嬉しそうな顔をして食べていたのだろう
もっと食べたいか聞かれた。
「いえ~、もう~」
「食べたいのならはっきりいいなさい」
優しいけれど、きぱっとした物言いである。
「はい、食べたいです」
仲居さんが呼んで、生牡蠣をおかわりしてくれるよう頼んだくれたが、なにか耳打ちされている。
生牡蠣はあまりたくさん食べないほうが良いということらしく、では別のものをと
「穴子」の小鉢が運ばれた。
b0116765_23273121.jpg

「なんでご馳走しようという気持ちになったかわかりますか」
「いえ・・」わたしたち花も恥らう乙女、美しい?確かに友人たちは美人
「わたしにものを聞く言葉がきれいで丁寧だったからですよ」
なにげなく使っている言葉の大切さを知った。

2時間近くお邪魔をしただろうか、夕暮れが迫ってきた。
帰りの船の時間を調べなさいとおっしゃる。
ひとりがパンフレットを出して調べた。
少し離れた友人も時間を見るふりをした。
「あなた、そこから字が見えるの。見えないでしょ。それだったらそういう無意味なふりをしてはだめですよ」
また厳しい一言が飛ぶ。その言葉はその後の人生に身に染みて思い出される。
お名前をお聞きしたいとお願いした。
それはなしにしましょう。
「大阪のタブチ(仮名)とだけ言っておきましょうか」

旅館の車で船着場まで送っていただいた。
車に乗り込むときは仲居さんたちの総出のお見送り、
最近、友人から、仲居さんが元インド大使であった方だと教えてくれたと聞いた。
このことはすっかり記憶から脱落していたが、
このひと時は、その後の人生に貴重な教えをいただいた。

どうして、旅館の名前を覚えておいてお礼状を出さなかったのか、今悔やまれて仕方がない。
若さゆえと許していただけるだろうか。
b0116765_23355259.jpg

それにしても
わたし達が滞在したわずかな時間の後、タブチさんはお一人でどんな思いですごされたか、
当時のタブチさんの年齢に近くなり、ふとそんなことを考えながら、また思い出を玉手箱に大切にしまう。
この思い出を壊さないよう再びこの地を訪ねるのはやめようと思っている。

玉手箱を開けたきっかけは
by shinn-lily | 2012-04-15 23:48 | 大切な時 | Trackback(1) | Comments(38)

鶴屋南北作 通し狂言 絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

都心では桜が満開近いこの日
b0116765_2161833.jpg

仕事の休暇をとって、母と妹とここ、
b0116765_2056459.jpg

歌舞伎座が建設中のため、しばらく歌舞伎から遠ざかっていたので、久しぶりである。

3つの条件がかなった
①私だけが国立劇場に行ったことがなかったので一度行ってみたい。
b0116765_214665.jpg

②だしものは妹のお気に入り 片岡仁左衛門さん出演のものを。
b0116765_214204.jpg

③国立劇場なら桜の時季に。
b0116765_215037.jpg



この出し物は昨年3月に公演、震災で途中中止となったが、多くの人の希望で再演になったもの。
片岡仁左衛門さんの悪役、それも一人二役、四世鶴屋南北の油ののった50代の作品である。

方や、お家のっとりを狙う冷酷非情な左枝大学之助、方や、一攫千金を狙う悪党太平次
格の違う悪党を二役演じる仁左衛門さんの迫力は落日まで体力が持つのか心配になるほど。
4幕、全て熱演、花道の横の席だったので、皺の縁起ひとつまで見ることができた。
b0116765_21281071.jpg


この二人が殺した善良な人々の数は数えきれないほど
「大輪の悪の華」を書いた鶴屋南北の意図は?
人間の中にある悪、自分の中にある悪の存在を見ないように生きていく
悪を考えさせられる。

歌舞伎座公演と比べてみると
舞台装置の美しさ、深さが劣る。
衣装の重厚さが劣る。
そのかわり
国立劇場のチケットは特別席で12000円と歌舞伎座に比べて安い。
1500円の席まであるのは有難い。

幕間には、外に出て、桜を愛でる、なごやかな芝居見物が嬉しい。
b0116765_21385332.jpg


二階ロビーには日本画の大家の作品が華を競う
あまりの見応えに休憩のたびに見に行った。
b0116765_21404129.jpg


帰りは新宿からロマンスカーで、
先頭席、、夕暮れの景色を見ながら、今見てきた演目、演技について語り合う。
b0116765_21513397.jpg

我が家の近くの桜はもう一息です。

芝居見物のお伴は
by shinn-lily | 2012-04-05 22:03 | 興味 | Trackback | Comments(38)