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겨울을 재촉하는 비 (冬をせき立てる雨)‏

全州の朴先生からのメールの見出し

「冬をせき立てる雨」

なんと素敵な表現でしょう。
朴先生は詩人です。
時折いただくメールの中に宝物のような言葉を見つけます。

全州の朴先生にお出しした私のメールは、私の全州滞在の足掛かりを作ってくれた韓日交流センターのmeiさんが、お仕事で日本に戻られた折に新百合ヶ丘まで来くださったことをお知らせするという内容でした。
meiさんは私よりだいぶ若いし、昨年初めて知り合ったばかりなのに、昔からの友達のように話がはずむのです。

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今、韓国人理事長の元、韓日交流センターの会員を増やし、地盤を強固にするために、忙しい毎日だといいます。
確かに、ブログを見てもその忙しさが伺われるので、メールを出すのさえ遠慮していたのです。
それなのに突然ご連絡いただいてわくわくしました。

日韓両国にまたがる政治的な摩擦が多く、反日、反韓という言葉を普通に聞くこの時代に
韓国と日本の関係を慮り、その交流に力を注いでくれる韓国の人々がいることがなんとも嬉しく、在り難く感じられます。
センターでは約20人も日本語を勉強している人々がいるとそうです。Meiさんが日本語の先生です。
そして詩人である朴先生は全州を訪れる日本人に交流センターで韓国語を教えています。
私、お勉強はしないのだけど、韓日交流センター日本人会員№3、今年の年会費、忘れずにおあずけしなければ。

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Meiさんとうなぎを食べて、お茶を飲んで、
朴先生とそのお仲間の日本旅行ついて相談
本当に朴先生、いらして下さるかしら?
私、はりきってアテンドしますよ!
先生、ぜひいらしてくださいね。

おしゃべり、ひとしきり・・・
さあ、ユニクロでお買いもの!
週末限定でお安くなっているしね!
Meiさんは背が高いので上の棚の品を楽々とってくれます。
ああでもない、こうでもないとかわるがわるに鏡の前に立ち
あつ、GAPも見る?
Meiさん、楽しかったわ~
いただいたチャンジャ(たらの内臓の塩辛)が美味しくて、美味しくて・・・。

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韓国の味が蘇って、またすぐにでも全州に行きたくなってしまいました。

メールで、朴先生を日本にお誘いしているのに、
「いつ全州に来ますか?」と
はい、すぐにでも・・・気持ちは羽をつけて全州にすでに飛んでます。
by shinn-lily | 2015-11-28 22:29 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑩また会う日まで

全州からソウル金浦空港まで、リムジンバスで3時間半かかります。
この3時間半はわたしにとって、この旅のエンドロールとなります。
映画を観た時の最後の余韻のひと時、たくさんの人がその映画にかかわったことを知ります。
映画と同じように、私個人の旅にたくさんの人が力を貸してくれました。
その方々の顔とその時間がわたしの頭の中に蘇ります。
特に、バスターミナルまで見送りに来てくださった、朴芝蓮先生、交流センターのmeiさんは言葉につくせないほど感謝しています。
温かくか迎えていただき、昔からの友達のようにサポートしてくださいました。
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お別れの時まで
朴先生はターミナルで私が良い席に座ったかどうかリムジンに乗り込んで、結局席を一番前の席に座るように促され、先生は納得して降りられました。確かに景色がパノラマのように見えて良い席でした。

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すでに、おねだりしてコチジャンやエビの塩辛などたくさんいただいていた上に、キムチも持ってきてくださいました。

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私は長女なのですが昔から欲しかったお姉さんができたような気持です。
帰国後もメールで頻繁にお互いの生活や想いを語りあっています。
今日も、お嬢様とご一緒にいらした春川(シュンチョン 冬ソナの舞台)の旅の様子を知らせてくださいました。
朴先生を慕う日本人はたくさんいらしゃるし、エッセイ執筆でお忙しい中、こうして近況を語りあえ、心から尊敬する師を得られたことは、私の人生に対するご褒美のような気がしてなりません。

Meiさんは、全州にどんと腰を据え、誰に対しても同じように優しく、それでいてさばさばと韓国と日本との交流に尽力されています。
滞在中meiさんにお世話になった方はみんな全州にはまってしまうのです。
「バスの中で」と手渡してくれた包の中は、私が食べたいと話した黄色いマクワウリと初体験の味の豆乳とチョコが入っていました。

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その他
金山寺へドライブに連れていって下さった南教授と会津磐梯山を良い声で歌われた日本人のMさん、
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スンデクッパのお店のハルモニ、
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もやしクッパのお店のアジュマ、
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おまけをたくさんくれた陶芸家、
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道を聞いてきた若い韓国旅行者、
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優しく迎えてくださったハングル書道教室のみなさん、
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春香伝を熱演した役者やカヤグム(韓国の琴)などの伝統楽器の演奏者、
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慶基殿を案内してくれた朴氏、
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ホテルのいつも笑顔がはちきれそうなスタッフ、
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トッケビ市場で物を売る人々、
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またお会いできるかもしれない方も、一期一会の出会いの方も、わたしの全州の旅にとっては全て大切で愛しい登場人物でした。

ソウルが近くなるとそろそろ旅のエンドロールもおしまい、現実にもどります。
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さあ、また頑張って仕事をしなくては。
皆様、本当にお世話になりました。

また会う日まで、どうかお元気で、アンニョン!

J-POP大会の結果はなんと
by shinn-lily | 2015-07-21 22:56 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑨ やっぱり好きな場所


何度でも訪れたい場所があります。前回は秋、そして今回は春の終わりでした。



慶基殿(キョンギジョン)は1410年に建てられた李成桂の肖像を奉納する建物です。
朴炳徳氏(パクビョンドク氏)が美しく整備されている門前でまっていてくださいました。

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朴炳徳氏はボランティアで全州の歴史遺産の説明を日本語でしてくれるのです。
韓日交流センターでmeiさんから日本語を習っています。
そのおかげで当日も無理に時間をつくってくださいました。

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ときおり、「私の日本語わかりにくくてすみません」「わたしの説明わかりますか」
と聞いてきます。それだけでお人柄がわかるというものです。
ああ、朴さんが日本語を話せるくらい、わたしもハングルが話すことが出来たら、どんなに楽しいことでしょう。

正門をくぐるとおおきな赤い鳥居のような紅漆門(ホンサルブン)があります。

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おもしろい形です。
韓国の妖怪は宙を舞うので、ひっかかるような形になっていて、赤は妖怪が嫌う色だそうです。

その奥が本殿です。
李成桂の肖像が安置されています。

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敷地内の建物は日本の統治下で取り壊されたものも多く、現在は本殿の前に下馬碑、外三門などが残っています。
向かいの殿洞聖堂は弾圧された宣教師の血の色が染みた石が土台になっていると伝えられています。

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高床式の宝物蔵の中には

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李王朝の記録「朝鮮実録」の編纂の様子が説明されています。

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本殿の裏の建物には歴代の王の肖像画が展示されていました。

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歴史ドラマの中でなじみのある人物の名前がありました。
2時間近くにわたり丁寧に説明をしてくださった朴炳徳氏のおかげで、慶基殿が白黒からカラーになったようでした。


韓屋村(ハノンマウル)の一番はじにどうしてもひとりでふたたび訪れたい場所がありました。
科挙の試験に合格した人のための学校、全州郷校のベンチでしばらく静かな時を過ごしたかったのです。

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前回の全州旅で一番気にいった場所でした。
朴さんの説明によると、もともと全州郷校は慶基殿の隣にあったそうです。
若者たちが学ぶ声があまりに騒々しく、町の端に移したそうです。
今は大きな木に守られ、静かにしかし大きく存在しています。

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レンタル韓服のお店が出ていました。

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600円くらい、安いですね。

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キーセンのかっこうをして女性が街を歩いていた訳がわかりました。
次回はわたしもトライしてみましょうか?

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いえ、キーセンでなく王妃に、、、あつかましいかしらねぇ?
by shinn-lily | 2015-07-16 22:50 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑧ベッサメムーチョを聴きながら

朴先生の20年来の家族ぐるみのおつきあいのお友達、南教授のご厚意で朴先生、朴先生のハングル講座の生徒Mさんと4人で金山寺までドライブです。
南教授は日本語もずいぶんお上手ですが、美しい英語も流暢に話されます。
この二人の教養人は歌がお好きです。いえ、お好きですというよりお上手なのです。
運転しながら歌ってくださった南教授のベッサメムーチョは聞き惚れしまいました。

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お母様から教わったという「桃太郎」などは、みんなで合唱です。
私たちにも歌うようにうながされ、Mさんは、故郷の「会津磐梯山」を唄われたのですが、
私、さあ、困った!
今度までに練習しておくからと勘弁していただきました。
咄嗟に歌のひとつも歌えるようではなくては・・・ああ、どんな歌が良いのでしょう?
「浜辺のうた」「この道はいつか来た道」「みかんの花」ああ古いわね。
「昴」「時代」こんな歌がろうろうと唄えたら良いのだけど。やっぱりスキヤキソングかしら?

さて目的の
金山寺は全州近郊の母岳山に百済の法王の時(600年)に創建された寺院で現在の金山寺は16世紀の壬辰の乱(慶長の役)で破壊された後に1635年に再建されたもので、多くの文化財が残っています。

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豊臣軍はこんな山の中のお寺まで攻撃したのです。申し訳ないことです。

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金山寺の弥勒殿は高さ20mで韓国唯一の古い三階建ての木造仏殿です。

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金メッキの仏立像は高さ11.8mであり、両隣には高さ8.8mの菩薩像があります。この弥勒仏は実際は20世紀初めに作られ、新羅の仏像をその原型としています。
弥勒菩薩は柱のかげになってしまいました。

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韓国の王宮や寺院の伝統的な建物にある驚くほど明るい色の幾何学的模様丹青’を見るのはいつも楽しみです。

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この丹青の主な目的は 極楽の美しい姿の象徴と木材の保護にあるといいます。

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さきほどいただいたランチ、生春巻きの皮にしゃぶしゃぶした牛肉とお野菜をたっぷり包んでいただくお料理があまりに美味しかったのでたくさんいただいてしまって苦しくて、

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それに夏のような暑さでぐったり。
それなのに、こんな羅漢さんの顔見ると思わず笑顔になります。

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朴先生と南教授は伝統茶のお店で待っていてくれて、

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私たちもお茶をご馳走になりました。

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元気のもと、松の実やくるみ、なつめなどいろいろ入っていた苦いお茶でしたが、不思議なことに体がしゃきっとしました。


帰りの車中もしゃきっとしたみんなの歌声が響いたことをいうまでもありません。
ところで、ベッサメムーチョの歌詞の翻訳を見たら「もっとキスして」ですって。
とても情熱的な歌なのだわ~

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南教授・朴先生、本当に楽しい時間でした。有難うございました。
by shinn-lily | 2015-07-07 22:16 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑦ トッケビとハルモニ

トッケビは、多くの古い朝鮮の民話に現れる伝説の存在である。普通は怖い存在だが、ユーモラスでグロテスクな妖精または小鬼でもある。いたずら好きで、悪人はからかい、善人には富と天の恵みで報いた。(ウィキペディア)より

南部市場の横の全州川に沿って、早朝からたくさんの人々が物を売る市場を「トッケビシジャン」と呼ぶことを朴先生が教えてくれた。
さーっと店を開き、さーっと閉じてしまうことからその名がついたそうだ。

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そのトッケビシジャンを朴先生が案内してくださった。
海のもの、山のもの、畑のもの、家で作ったもの、我々旅行者にとって買って持って帰ることができるものはなかなかないが、見ているだけでも楽しい。

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私もせっかちだが朴先生も本当に市場をせかせか歩く。それなのに、知らないことはしっかりとたずねる。
「あざみを食べるのか」と先生にお尋ねすると早速売っている人に聞いてくれた。
干してお茶にするという。

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実は私も、ここにゴザをひいてなにか売ってみたかったのだ。売る人の気持ちがわかるかもしれない。
交流センターのmeiさんにこのシジャンで物を売るとしたら何が良いか聞いてみたことがある。
「日本製をみんなが好きだから、日本製の歯ブラシ、サランラップ、ただし、高くなってしまうと買ってくれるかどうかはねぇ。」
それにしても生活をかけて商売をしている方々に遊びで参加しょうなどとは不謹慎きわまりない。

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さあ、市場はおしまい、次は朝ご飯ね。
前回ここで食べたスンデクッパの味が忘れられないのでそれをリクエストしてあった。
美味しいお店を知っているからと連れていってくれたのは、はたして前回私が行った店であった。
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同行のMさんと私の分二人前をオーダーした。

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先生は二人のをちょっとつまむだけでいいとおっしゃる。
日本では3人店に入ったら3人分を頼まなければならないが、韓国では問題はないようだ。
うー、この味、この味、韓国で食べた食事の中でベスト3に入る。
嬉しいことに店の看板にも登場している創業者のハルモニにお会いできた。
お写真をお願いしたら、にっこりと笑顔をつくってくれて、

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ここで長い間商売をなさってきた風格はただものではない。

ご馳走様。ああ、美味しかった!次回も絶対食べに来ようっと!
どうか次回がありますように。
by shinn-lily | 2015-07-01 22:30 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑥ J-POPを唄う高校生たち

夕暮れ時、全羅北道高校生J-POP大会の出場者選考会が近所の高校であるというのでmeiさんに同行させていただきました。大会で優勝すれば、日本旅行に招待されます。昨年はこの高校から優勝者がでたとか、みんな日本行きを目指してがんばるそうです。

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聖堂に入ると出場者十数人が試験の前のように歌詞を書いたメモを持って、一生懸命口ずさんでいます。

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Meiさんは毎年この学校の審査員を務められているそうですが
お供の私たち日本人の突然訪問は出場者にプレッシャーをかけたに違いありません。
出場者と歌名が書かれたシートが配られ、
私も審査員補佐程度にみなさんの歌にチェックをいれながら聴きました。
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まず最大の難関は日本語できちんと歌い通すこと。
やはりこれがなかなかできません。途中でとまってしまいます。
みんな難しい曲ばかり選んで、私たちの年代が知らない曲ばかりですもの。
それなのに、外国人が歌う日本の歌という感じではなく、日本語がとても美しく歌われていきます。
きちんと歌い通せる女子は半分くらいでした。
「はじめまして。わたしは○○です。よろしくお願いします」と
挨拶が出来る子もいます。
どうしてこんなに体が柔らかいのかと思うほど、舞台で恥ずかしくてくねくねする子もいます。
歌詞が思いだせずに途中でマイクを置いてしまう子もいます。
見ている私はみんなが可愛くてしかたがありませんから、手拍子でエールを送りました。
17名が歌い終わると、きちんと挨拶をして聖堂から出ていきました。教室にもどって勉強を続けるそうです。
この会の指導をされている40代前半の日本語堪能な先生はドラマに出てくるような可愛らしい熱血先生で、なんとか生徒を大会に送り込みたくて一生懸命なのです。
生徒の日本語の発音を褒めたら自分のことのように喜んでいらっしゃいました。
結局この日に優勝者は決まらず、5人で再選考となりました。

外に出ると、どの校舎にも電気が赤々と灯っています。

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みんな夜10時頃まで学校に残って勉強をしているそうです。
明るくてはつらつとして、目が輝いて、その上勉強に忙しい高校生たちが、
J-POPを好んで歌っているのです。
将来は日本と韓国がもっと仲良しになれるに違いないと思いながら、
そしてあの高校生たちに素敵な未来があるようにと祈りながら、校門を出ました。
by shinn-lily | 2015-06-23 21:15 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々⑤ 芸術家の商売

全州ハノンマウル(韓屋村)よく整備されていて、朝の散歩にはもってこいです。

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この水の流れが清らかなのも、毎朝しっかりと清掃がされているからのようです。

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しかし、このハノンマウルは古い様式の家が建っているものの、多くは新築されています。
ある意味テーマパーク化しているのが残念です。

それでも路地に踏み込みながら、小さなお店を覗くのは楽しいものです。

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なにげなく通り過ぎて、可愛らしいお店だったのでで振り向くと、アジョシと目があった。
どうやら、この店のご主人らしく、中にどうぞと声をかけられた。
口を大きく開けた人形がたくさんならんでいる。

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このご主人が作ったという。
このあたり、美術大学もあり芸術家が多い地域だ。
「トッケビ?(鬼?)」と聞くとそうではなくて「サラム(人)」と教えられた。
失礼いたしました。
荷物にならない小さい記念品をなにかと値段をひとつひとつ聞いた。いえ正確には聞き取れなくて書いてもらったのだ。
そこにご主人の知り合いが来た。
「朝から日本人が来たよ」なんて嬉しそうに私を見ている。

さて、買い物は600円くらいの犬を二匹に決めた。

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新聞でくるくると包んで、その上にさきほど手にとって物欲しげに?見ていたかえるも大小二匹乗せて包んでくれた。
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「贈物よ」って。
「わー、コマッスムニダ(ありがとうございます)」

しばらく散策してから、どうしても気になるものがあり、店にもどった。
金物ではない陶製の花を生ける時に使う剣山が気に入ったからだ。
ただ粘土の塊に穴を開けたものだが、素朴で好きだ。

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価格を聞くと、「困ったなあ」と言い、またまた「贈物よ」と。
「だめだめ、贈物はだめよ」
結局もうひとつ気になっていた「口をあけた人」を購入して、剣山は贈物としていただいてしまった。

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実は前日化粧品店で朴先生お勧めの美容液が「一つ買うと二つ」SALEになっているというので買おうとしたら、売り切れと断られ他のものを勧められたのだ。
朴先生は「日本人を見るとすぐ高いのを売りつけようとするのだから」と怒っていらしたが、
確かに見本の後ろに何本かあった。
今日は芸術家のアジョシからこんなに贈物をいただいて、前日のいやな思いもふっとんでしまった。
それにこの顔を見ていたら、いつまでも怒っていられませんよね。

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これ、もうひとつ買ってくればよかった!
by shinn-lily | 2015-06-17 22:12 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々④meiさん、朴先生とローカルバスの旅

ハングルで「背が高いです」を「키가 높습니다(キガノプスムニダ)」と言うそうです。
日本語の「のっぽ」という言葉がここからきたのではないかと推測しているのですが、韓日文化交流センターの日本人スタッフmeiさんはまさしくのっぽでスタイル抜群の女性です。
しかし、そのスタイルを上回る長所は、そこを尋ねる誰でも特別ではなく、普通に前から知っていたように接するところです。
Mieさんは全羅北道の大学に留学され、韓国と日本のかけはしとなっている方なのです。
昨秋、初めて暗い階段を上がってセンターの分厚い扉をノックした時の不安な気持ちは
Meiさんの顔を見た瞬間に消えたのを印象深く覚えています。
見ず知らずの人間を、コンサートや食事に連れて行ってくれました。
驚くことにmeiさんの日本の自宅と我が家が同じ地域にあったことからその後日本に帰国された時にお会いすることもあり、もはやかしこまった挨拶も無用となりました。
このmeiさんがいなければ、朴先生ともお会いすることもなかったし、全州をふたたび訪れることもなかったように思えます。
Mieさんは全州を訪れる日本人と日本に興味を持つ韓国人の港なのです。

そのmeiさんと朴芝蓮先生が私のために計画してくださったのは、母岳山のふもとへのローカルバスの旅。
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民家や畑の脇を通って走るバスの旅は大好きです。

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まずは有機野菜の直売所を見学、買って帰れないのが残念なものばかりです。

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二階は見晴の良いレストラン、有機野菜のビュッフェで昼食です。

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朴先生はダイエット中で小食なのに人には「たくさん食べなさい」と勧めるのです。

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わたしだって最近順調に体重が増えて困っているのに。

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食後の重い体をすぐ脇の全北同率美術館に移動、まえに画廊や美術館に行きたいとメールをしたことを朴先生は覚えていてくれたのでしょう。
各展示室に同じジャケットを着たアジュマがたくさんいます。
「わー、ここ入場料もとらないうえに、こんなに人件費をかけてどうやって運営していくのだろう」と芸術を目の前にして下世話なことを考えます。
Meiさんが「たぶんボランティアの方たちよ」・・・ああ、なるほど。
そのアジュマたちはタイミングよく展示の説明をしてくださいます。
特に興味深かったのはこれ  生きるということは背負ってる荷物が多いのだなぁ。

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人間だってこのくらい背負っているはずです。

大好きだったのはこれ。韓国の昔の家を繊細な木々で表現してあります。

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もう一度ゆっくり見たいくらいです。
帰りのバスは朴先生とご一緒の席です。朴先生の日本語能力と私のつたないハングル能力総動員でおしゃべりも途絶えることがなく楽しいやりとり。
女子3人の心豊かなプチ旅行でした。
by shinn-lily | 2015-06-10 23:05 | 全州 | Trackback | Comments(14)

韓国全州で会った人々 ③ハングルを学ぶ人


全州の韓日文化交流センターには日本からハングルを学ぶ方々がたくさんいらっしゃいます。
1週間~2週間、午前中が授業で、午後はオプションで課外授業というスケジュール。
いつかわたしも、時間が許すようになったらそんな風に滞在してみたいと夢みています。

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朴芝蓮先生の渾身の授業は傍から見ていても気持ちが沸き立ちます。
たぶん先生の魅力に魅かれていらっしゃる人も多いのだと思います
この年齢になって学ぶということは、信頼できる大好きな先生でなければもうやるきになりません。

今回私より1日早く全州入りされていたMさんも2週間の滞在で、ハングルをみっちり学ばれるようです。
いろいろ場面でご一緒させていただいて、なにより嬉しかったのは韓国に対する興味を共有できるということでした。
Mさんはもともと中学の英語の先生でしたが、ご主人と同じ年齢なので、ご主人より早くリタイアして自分のやりたいことを楽しもうと考え、58才でリタイアされたそうです。
あまりに楽しそうな妻の姿を見たご主人も60才で退職なさり、ふるさとの福島にセカンドハウスを持ち畑にはあまり手をかけなくてもよいイモ類を植えているとか・・・充実の日々ですね。
Mさんは日本でもハングルを学び、韓国をあちらこちら周り、韓国までコンサートにも来るという、一見もの静かな風貌にもかかわらず、芯のきちんとした好奇心の強い魅力的な方です。
わずかな時間にバタバタと全州にやってくる私の人生とは反対になんと着実に一度の人生を過ごされているのだろうと、大きなため息がでてしまいました。
人にはそれぞれの境遇と人生があって、日常から離れたところでお知り合いになる人からこうしていろいろの刺激をいただくのも嬉しいものです。
夕方、コーヒーが飲みたいとおっしゃるMさんをカフェへお誘いし、ゆっくりとおしゃべりをしました。

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いくら短い旅でも、旅にはふだんの生活から離れた空間と心の解放があります。

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そんな気持ちにぴったりと答えてくれるカフェで、Mさんととぎれることのないおしゃべりを楽しみました。

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Mさんはどうやら今回体験されたハングルの書道の中に、なにか大切なことを発見されたようです。

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「難しい、出来ない」とおっしゃりながら、心の中は嬉々としていたのですね。Mさんの好奇心と挑む力から
また新しい世界がひとつ広がったのでしょうか。

私の心も一緒に広げていただいたような気分になりました。
by shinn-lily | 2015-06-06 21:18 | 全州 | Trackback

韓国全州で会った人々② 朴芝蓮先生の連載エッセイ

この春から朴芝蓮先生は新聞にエッセイを連載されています。
ほぼ1日おきですから、そのご苦労はいかばかりかと・・・。
31回目の連載に私のことをとりあげてくださいました。

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韓国のお年寄りから若い人までが大好きな「春の日は行く」とい歌を私に贈ってくださいました。

花が咲けば一緒に笑って
花が散れば一緒に泣いた
つましいその誓いに春の日は行く"

そのエッセイを朴先生が読み上げてくださると、韓日文化交流センターのmeiさんが通訳をしてくれます。
わたしのことをとても良く書いてくださっているので、聞くのが恥ずかしくてたまりません。唄の部分は良い声で歌い上げくださいました。

今考えれば、meiさんの翻訳を書きとめて置けばよかったと思います。
ニュアンスを含んだ巧みな文章は、実は翻訳機ではなかなか表現してくれないのです。
ただ、嬉しかったのは、わたしが前向きに韓国の文化を学びたい気持ちを持っていることを、良く理解して書いてくださったことです。

さてその韓国の文化、まずは食べることから
朴先生が美味しい麺のお店に連れていってくれました。

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豆乳麺 コングッス
じゃーじゃー麺 チャジャンミョン
おそば ?

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「コングッスの豆乳スープが甘い!」と朴先生がお店の人に言いました。
味付けにお砂糖を少し入れているとのこと、そして別の器に甘さのない豆乳スープを入れて持ってきました。ここまで、特別のことではないという感じで進むのを興味深く見ていました。
要求することはしっかり要求する・・・日本人は我慢ばかりしてしまいます。
あとでネットに文句を投稿するより、その場できちんと伝えた方がすっきりしているような気がします。でも、なかなか言えないのです。文化の差がこんなところにあるのですね。

もっとも、この日の麺は私にとってどれもこれも美味しくて大満足、
言うべきことは「マシッソヨ!(美味しかった)」だけでした。
いままで食べた韓国の麺の中でベスト3に入る美味しさでしたから。

ちなみに、私のことを取り上げてくださった朴先生のエッセイもベスト3に入る評判だったそうです。
by shinn-lily | 2015-06-04 10:00 | 全州 | Trackback