カテゴリ:大切な時( 61 )

春 門出を祝う

陽射しが強くなりました。
屋根上ガーデンは花盛り
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リスさんもオレンジを仲良くつついています。
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お庭は誰もいません。
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いえいえ、クリスマスローズさんたちがおしゃべりに夢中です。
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おやー、木にの枝にはランタンがいっぱい
今夜はパーテイでもあるのでしょうか。
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そういえば熊さんもさっきからお待ちかね。
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大学入学を控えた姪と、リリエンベルグでのひととき
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苺が挟まったナポレオンにシュークリーム
紅茶がいいかしら、コーヒーにする?
おばあちゃまが待っているわ、さあ急ぎましょう~

夢を語る姪の眼差しに「幸多かれ」と、わたしはそっと天使にお願いしたのです。



ウィーン菓子工房リリエンベルグ
 〒215-0021
 神奈川県川崎市麻生区上麻生4-18-17
 TEL 044-966-7511  FAX 044-954-0115
 定休日 第1,3月曜日、毎週火曜日
 営業時間 10:00amから6:00pm
by shinn-lily | 2015-03-26 22:00 | 大切な時 | Trackback

オイル交換

前はお互いに仕事の帰りに会っておしゃべりをしていたのに
故郷に居を移してからはなかなか会うことはかないません。
前回はたしか1年前
今回はおめでたの用事で上京
2歳のお孫さんmちゃんと一緒に、駅まえのスタバに子供椅子も確保

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yumiyaneさんは元気でした。
若い時からの夢を着々と実現し、今や故郷でニットの先生としてすっかりと地盤をつくりあげていました。
スタバでソイラテを1杯飲む間だけ、mちゃんはおとなしくしくドーナツを食べてくれました。
時折、私にも分けてくれます。いい子なのです、とても。

yumiyaneさんと何を話したかしら、なんにも覚えていないのですが、どうということないのです。
一目あって、元気だったからそれでいいのです。
またね、今度はどこ、いつ会えるかしら。
東京?出雲?それとも金浦空港?

「菜種オイルを持ってきた」とyumiyaneさん。
「あらー、わたしはオリーブオイル」
偶然、偶然、なんと気があうことでしょう、ふふ。
美味しいものはお互いに食してもらいたいものね。

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オイル交換だけでなくエール交換も出来た、ほんの束の間の嬉しい再会でした。
by shinn-lily | 2015-01-31 22:23 | 大切な時 | Trackback

ハピバースデー88歳


母の
第一回米寿のお祝いは、箱根はつはなでやりました。
この時は思惑が外れて、すっかりおんぶをしてしまいました。

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第二回目のお祝いは弟が一席を設けてくれました。
遠くに行くのはめんどうという母ですから、最寄りの駅前のホテルの中にあるお味の良い赤坂離宮で、前もって眺めの良い席をお願いしておきました。

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すぐに疲れてしまって何もできないという母ですが
家の洗濯物は全てやってくれます。
わたしのやり方には納得できず、白いものは白くの主義で丁寧にやります。

毎日美味しい糠味噌漬けを食べるたびに、いつまでも食べられるように願います。
出来れば、味の素はかけて欲しくないのですが、この年代は味の素信仰があります。
それでも、それさえいつか懐かしくなる日が来るのはいたしかたないことなのでしょう。
必要であれば、わたしの全力でささえ、
1日でも元気で、長生きして欲しいと思っています。



量は少なく質を重視で、料理長おまかせのメニューです。
お祝いらしく、メロンのカービングでテーブルをデコレートしておいてくれました。

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フカヒレの姿煮がメインです。
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父の思い出話や、母の若い頃、娘の結婚式の着物の準備は母が全部やってくれた話など、和やかな時間が流れました。
食事の後は隣のレストランでお茶をいただきながら、これからは気軽にみんなで食事をしよう・・・
身内がみんな近くに住んでいるので、入れ代わりよく会っているのですが、なかなか一同に集まることができません。
今度は
姪の大学合格祝い?
甥の留学帰国祝い?
取り合えず、直近は急用で当日出席できなかった妹と第三回米寿の祝いになりそうです。
弟や妹といつも仲が良いのは両親が三人を平等に可愛がってくれたおかげだと思っています。

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当日、わたしのお祝いにプレゼントした靴を、とてもお洒落に履きこなしてくれました。
お洒落で働き者の母は、わたしたちの自慢の母です。
by shinn-lily | 2014-11-03 16:26 | 大切な時 | Trackback

今年こそお会いしましょう



忙しい時に限って、嬉しい約束が重なります。
少しでも早く仕事場を飛び出そうと思ったのに、なかなかうまくはいきません。
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       やっと玉堤通りまで来たのに、ここでも、車が渋滞です。
       「少し遅れそうです。ごめんなさい!」とメールします。
                気持ちが焦ります。


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            前に会ったのはいつだったか?3年前?
    学生時代は3人でよくOちゃんの伊豆のリゾートマンションで遊んだわ。
     子供を連れてもよくお邪魔したし、たくさんの時間を共有しました。
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       それなのに、なかなか会う機会がなく
    年賀状に「今年こそ会いましょう。」って,毎年書いてくるので
   今年の私の年賀状
       「本当にあいたい?」って書いたら、
たくらみ成功
       「会いたいです、会いたいです」と返事をいただきました。
            

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会えなかった3年間、
学生時代、いつも良くしてくださった0ちゃんのお母様がなくなり
Oちゃんもつらい病気と治療をしてました。
Sちゃんのお嬢様はイギリスの方と結婚して、リバプールで幸せに暮らしているそうです。

Oちゃんはこの秋からご主人のお仕事で1年弱のイギリス滞在
Sちゃんも秋にお嬢様に会いにイギリスに
そして、私は仕事に頑張ります

なかなか会えないのにはそれなりの理由があって
でも会えば、時間の長さはあってないようなもの。

いつも思慮深いSちゃんは、散歩をしながら、
「これまで、これでよかったのかな?」
とよく考えるといいます。
Oちゃんと私、
「これでよかったに決まっているじゃない」と。
結果はどうあれ、その時その時精一杯生きてきました。
「過去を悔いても仕方がないし、未来を心配してもきりがない。
今を大切に生活をしましょう」とみんなでうなずいて別れました。

さあ、Oちゃんがイギリスから帰ってきたら
みんな元気で再開できるように体だけはきをつけましょうね。
十代を一緒に過ごした私たちも、健康を一番に考える年齢になりましたから。






by shinn-lily | 2014-08-10 11:20 | 大切な時 | Trackback

香り ありがとう


 
 『北海道の香りのお裾分けです!

  満開のラベンダーを見たら送って差し上げたくなりました。

  お楽しみください。K子』

 
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 『お母さまと三姉妹の北海道の旅、さぞ素敵な時間を過ごされらことでしょうね。
 
  ラベンダーの香りが、広大な北海道の大地に想いを運んでくれました。
 
  ラベンダーを見て、私を思い出してくれてありがとう。

 お母様、お疲れがでませんように shinn-lily』

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 そういえば、我が家のラベンダーは咲くのでしょうか?
 思い出して、ちょっと、なでてあげました。


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by shinn-lily | 2014-07-10 22:23 | 大切な時 | Trackback

二人の幸せそうな笑顔が「覚悟」を後押し


勤務する職場の二人が結婚した。

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この二人は良いカップルになりそうと、かつてほんの少しだけれども後押しをした。
その後押しによって直接話が進んだわけではないが、長い年月をかけて愛をはぐくみ、ようやく私が望んでいた新しいカップルが誕生した。
嬉しくてたまらない。
職場恋愛ということもあって、慎重に交際を続けていたので、仲の良い人も私も今年の春に「お話しがあるので・・・」と言われるまで気が付かなかった。
社内では周りの同僚に負担をかけない、おとなの態度であった。

式は人前結婚式ということで、『立会人』という大役をいただいた。
二人が誓いの署名をした後に、新郎の側代表として、二人への想いをたくさん込めて署名をした。

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普段はひかえめな新婦のウェデイングドレス姿があまりに美しいので、思わずこみあげてしまった。
私の直感は間違っていなかった。二人のどちらも、自信を持って推薦できる人物だ。
思っていた以上のお似合いのカップルだ。

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披露宴は二人の思い出の芝公園の近く、東京タワーのすぐ前の会場で。
受付で二人のラブラブスポーツ新聞が配られ、開宴までみな読みふけった。
お色直しの間は、生い立ちのアルバムが流れた。
二人が、温かい家族の中でどんなに大切にされて育ったかが、伝わってきた。
両家のご両親ともお話しができ、立派なお人柄に接することができた。
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それにしても、デートはずいぶんあちらこちに行っていたのね。
こんなに楽しげに日々を暮らしていたのに、おくびにも出さなかったわ。

スピーチは主賓だけ、直属の上司の乾杯の後はみなさんゆっくりおくつろぎくださいという二人の気持ちのこもった進行計画、お料理は量より質でとご用意いただき、お客様に配慮された心のこもった披露宴だった。いいもの好きの二人の気持ちが反映されていた。

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新郎は新婦の友人からの贈物のペアーの熊ちゃんに当日の衣装そっくりのドレスを用意して、サプライズプレゼントを差し出した。
なんとひざまずいて
「Kさんを、心から心から愛しています」と宣言した。
ああ、若い人はやってくれるわね、私たちのシニア中心テーブルは見ているだけで、照れてしまって・・・でも、私も「心から心から二人に幸せになって欲しい」と心の中で願った。

会場に来るまでは雨だったのに,心地良い酔いとともに外に出れば、目の前に東京タワーが陽を浴びてそびえたっていた。
今日の幸せそうな二人の笑顔が東京タワーのごとく天まで届くように、二人が働く、みんなが働く職場を守り続けなければと覚悟を新たにした。
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by shinn-lily | 2014-06-30 22:31 | 大切な時 | Trackback

父の十三回忌 そして母への想い

先日、父の十三回忌法事をいたしました。
お坊さんを呼ばずにやったのです。

ずいぶん迷いました。
でもたぶん、父は「それがいいね」と言うに違いないということで家族の意見が一致しました。
父は常に型にはまるのが嫌いでしたから。
そうはいうものの、習慣、前例を破るのはなかなか力が必要です。
母は基本的には私たちの意見に賛成でしたが、
「今までずいぶん法事に出席したけれど、お坊さんが来ない法事はなかった」と言うこともありました。
わたしも、心の中で
「天国で父がみじめな想いをしないかしら」などと心が揺らぎました。
なにしろ、お布施は仏様のお小遣いだからとお寺さんからお聞きしたこともあります。
檀家であればこういうわけにはいかないでしょう。
お寺さんを支えるのは檀家の義務です。
でも公園墓地ということで、許していただきましょう。

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お墓に集合して、みんなでお掃除をして、頼んでおいたお花に我が家の庭の紫陽花もたしました。お線香をあげてそれから声をあわせて読経です。
お経は事前にコピーを人数分用意していきました。
浄土真宗ですから本来であれば「仏説阿弥陀経」がよいのですが、素人には長すぎます。それで、お経の入門的存在の「般若心経」にして最後に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」と唱えました。
あいにくの雨でしたが、みんなであわせた読経の声が父に届くような、すがすがしい気持ちでした。
心を込めてお参りができたような気がします。

場所を変えて、みんなでお食事を
今月初め、母の妹が亡くなり、とうとう母の世代は一人きりになってしまったので、寂しげなのが気になりました。
これまで法事といえば、あちらこちらに住む親戚が久々集まって話しをしたものです。七回忌は賑やかでしたが、今回は子供と孫家族だけとなりました。

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長男である弟が
「偉い人はいなくなって在り難さがいっそう増すと聞いています。父も生きているときはなかなかユニークで大変でしたが、今、本当に在り難く良い父であったと思っています。僕も父のようになりたいと思います・・・」と挨拶しました。

今、みんなが仲良く、それぞれ頑張って仕事をし、生活をしているのも、
好きなことはなんでもやらせてくれて、たくさんの経験が出来る環境においてくれた、そして良い仕事のテーマを残してくれた父のお蔭です。
同時に、母には長生きをしてもらいたいと願いました。

翌日、たまたま弟と妹と3人で話す機会がありました。
頭脳明晰は変わりないけれど、足が弱くなってあまり外出しなくなった母にとって、今なにが一番幸せなのか、話しあいました。
妹が、「兄弟3人が仲良くすること、みんなが元気でいることじゃないかなぁ~」と。
なるほど、妹はなかなか良いことをいいます。
それぞれが思い遣りを持っていれば、母の願いはかなえられるはずです。
さあ、親孝行しなくては!!!
by shinn-lily | 2014-06-23 22:09 | 大切な時 | Trackback

ディズニーランド 開始2日目のワンス・アポン・ア・タイム sanpo

(鑑賞の手続きを追記しました)

高校の同級生5人組み、おとなのディズニーランドツァー
昨年お揃いで買ったミッキーのピアスをして、今年はディズニー・シーの予定でした。
ところが、直前にネットで調べてみると、5月30日は午後6時半で閉演と
そ、そんな・・・
どこかのアラブの王子様でもが貸切になさったのでしょうか?
ブライトンホテルはもう5か月前から予約済み、おとなだけで夜までとっぷりと楽しみましょうという企画は・・・急遽メール連絡により今年もディズニーランドに変更。
実はそれより2日前のニュースでプロジェクションマッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」が29日より始まることを知って、内心みんな今年もランドに行って、これを観たいと思っていたことが判明。
それぞれ自分から言うのは遠慮していたのですね。そんな仲ではないのにね。

中央鑑賞エリアの椅子席は抽選です。
後から来る一人を待って、抽選会場へ・・・籤運のない私は、半分あきらめ、結果を見ないように
「おめでとうございます」と画面に出て・・・わーあ、当たりました。
スタッフが駆けつけて、
「おめでとうございます。なかなか当たらないのですよ。中央前の方の良い席ですよ!」
前から10番目の席でした。

では皆様もご一緒に。

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拍手とともに20分間が終わりました。

想像をはるかに超えた息をのむ素晴らしさでした。
プロジェクションマッピングだけではなく、レーザー光線、花火、物語、そしてディズニーならではの心浮き立つ音楽
自然界の現象ではなく人間が作り上げた美しさ、楽しさを軽く見てはならないことを思い知らされました。

籤を引いてくれたくれた人の運が強かった?
それとも、私たち5人の行いがよかった?
子供みたいに過ごした1日ですが、
ふだんはみんなそれぞれ荷物を抱えながら頑張っている仲間です。
笑顔で集まることができて、また思い出がひとつ、仲間に感謝です。


                                        おとなのデイズニーランドの1日は次回へ。

追記 抽選のことなど
by shinn-lily | 2014-05-31 16:52 | 大切な時 | Trackback

日本の技術革新力は?

技術力を誇る日本・・・その昔、海外都市に大きく「SONY」の看板が掲げられているのを見た時は嬉しかった。まだ極東の小さな島国であった頃の話だ。
今でも「トヨタ」や「ニッサン」の車が海外で走っているのを見るのは嬉しい。
また、上海でもソウルでもUNIQLOの店舗に人が入っているのを見るのも嬉しい。
ふだん意識していないが、自国を想う気持ちは持っていると改めて認識する。

日経サイエンス6月号「特集 世界の科学力 世界経済」の中に「技術革新の通信簿」という記事があった。

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「各国は科学をどれだけ上手に資本化しているか」コーネル大学とフランスのビジネススクールINSEAD、世界的知的所有権機関の経済学者たちが、各国の政治の安定性、創業のしやすさ、当該地域で年間に新たに作成されるウィキペディアの項目数など84種のデータを用いたとある。
2013年の全体的な傾向:研究開発費支出が世界金融危機の余波を脱出して増加に転じた。
高額所得の欧州諸国が上位を占め、ブラジル、ロシア、インド、中国が順位を落としたとある。

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さて気になる日本の順位は技術革新力スコアだけでみると世界25位
トップはスイス、以下スウェーデン、英国、オランダ、米国、香港、シンガポール、フィンランド、デンマーク、アイルランド、カナダ、ルクセンブルグ、アイスランド、イスラエル、ドイツ、ノルウェー、ニュージーランド、韓国、オーストラリア、フランス、ベルギー、日本、オーストリア、マルタ、エストニア
GDP値でみると、19位という結果だ。
この調査は平たく言えば、技術革新力が国民をどのくらい幸せにしているかとも言い換えることができよう。

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日本の技術革新力が世界の中ではこの程度かということには、正直かなり愕然とした。日頃世界一のシェアや世界一の技術力というような日本企業をしばしば耳にしていたからだ。
ひと頃は日本の技術力は・・・と誇っていたのに、韓国にさえ負けているのだ。

アジアからの日本への観光客が日本人のマナーや親切さに驚いて帰る。おもてなしの心は世界一。日本の電気製品を抱えて帰る。トイレはどこもきれい。街にゴミがない。
ここのところ、自信を失っている日本にこんな「すごいぞ、日本」の話は心地がよい。
今、心地良い甘い言葉をかき集めて溺れてはいられないほど、世界は動いているのだ。

この調査は一つの指標にしか過ぎない。
ただ、資源のない日本の産業にとって、あるいは農業でさえ技術革新力こそが未来へつながる道である。
真摯に現状を見つめ、今その道をもう一度進む努力が我々に課せられている。
by shinn-lily | 2014-05-11 10:40 | 大切な時 | Trackback

金だらいを買った彼女 

彼女は娘の小学生の同級生である。
最後に会ったのは娘が小学校5年生の時南ドイツへ移住することになって、クラスメートとその親が集まってお別れバーベキューパーティーだった。
22年ぶりに現れた33歳の娘の友人の彼女を見た時に、不覚にもが涙が出てしまった。
すらーっと伸びた肢体に長い手足、愛くるしさは子供の頃と変わらないのに、なにか計り知れない大きな力を持っているように感じた。
本当はこの場所で親同志、2年ぶりの再会をするはずだった。
お母様が今年の1月に急逝なさって、お母様のお仕事の関係者や知り合いにご挨拶するため、そしてもろもろの事務処理のための帰国となった。

毎年遺言が書き換えてあって、連絡すべき人、やるべきことがきちんと残されていて、なによりも有難かったと。
わたしたちの名前も書いておいてくれたのだろうか?
忙しい合間、会いたいと連絡をくれて、3人の親が集まった。
娘は彼女と数日前に二人だけで会っている。
どんな話しをしたのだろう。






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           懐かしい風情をそのまま残してある手打ち蕎麦「経堂}内

さあ、あなたが食べたいといっていた懐かしいおそば屋さん、
好きなものをたくさん召し上がれ。
お母さまが座るはずだったテーブルで
なめこそば、おろしそば、冷奴、板わさ、蕎麦掻、天ぷらを食べる姿を見入った。
これから異国の地でひとりで生きていくことへ気負いはない
余分は話しをしないが、聞かれたことにかっこつけはしない
すなおに、淡々と言葉がかえってくる。
心の芯に強いものを持っている

「金物屋さんがあったので見ていきます。金物屋さんが好きなんです。先に行っていてください。」
喫茶店でしばらく待っていると彼女は大きな金だらいを持って現れた。
スーツケースに入れて持ってかえると言う。
おまけに、金だらいに自分が入って満面の笑み
天真爛漫な性格は昔のままだ。
「前にスーツケースに物が入らないでうんうん言っている夢をみたことがあるなぁ」
とのんきにぼそっとつぶやいてた。
そういえば、みんなの入学式の日H先生が読んでくれた絵本は「洗濯かあさん」だった。
金だらいは「せんたく母さん」を読んでくれた天国のH先生を思い出させ、その場のみんなを一気にあの入学式の日の教室へ運んだ。

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あなたはどやってこんなに素敵な娘さんに育てたのでしょう。
こう聞いたらあなたのことだから、
「ありがとう、でもほーっておいて好きなことやらせたただけ。」
と答えるに決まっている。
でもほーっておくことってかなり難しい。
ついつい心配したり、口出したり、ああしろこうしろと言ってしまう。
「母はいつもわたしをひとりの人間として接してくれました」と親子の深い信頼感が今も彼女の心の中にしっかりと存在している。



「私の想い、お母様に伝えてね」
「もう伝わっていると思います。でもいつかお墓詣りにきてくださいね。」


あなたの娘さんはたいしたものです。
爽やか風をわたしたちに一吹き、元気の種をばらまいて帰りました。
南ドイツの住まいの近くの山に眠っているあなたに、いつかきっと会いにいきます。

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                お仕事仲間が作られた遺稿誌から



ねえ、Kちゃん、ところであの金だらい、いったい何に使うの?




追記:1月に急逝された時の記事にうまくつながりませんので、「more」に再記載させていただきました。


彼女のお母様への想い(再)
by shinn-lily | 2014-04-13 02:42 | 大切な時 | Trackback