2017年 05月 30日 ( 1 )

女性が働き続けること②

日本経済新聞経済開発部 編集委員 石塚由紀夫氏のの講演を聴く機会を得た。

氏はこのようなご著書がある。

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資生堂の美容部員の働き方改革について、その社会的バッシングとその後の売上増について書かれている。

改革の概略は育児に携わる期間、女性を早番にシフトしていたが、人数が多くなってくると弊害がいろいろ出てくる。

まず、子供のいない人が遅番ばかりとなり、不公平感が蔓延してくる。

化粧品が最も売れる時間帯に接することがなくなる。

売れ筋の選択発注から遠ざかり、販売感覚が薄れる。

「働く女性に優しく」の弊害が企業の首を絞めつけ始めたのだ。

そのため、資生堂人事は全員にインタビューをして、老人介護をしながらの育児中など特殊な理由のあるごくわずかな人をのぞく女性全員に遅番にも入ってもらうことにした。

このことがNHKで放送されるや否や、社会的バッシングを受けた。

しかしながら結論は女性の働く意欲が増し、対面販売部門の売り上げも上がっていったという。


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大企業には手厚い育児休業制度があり、最長3年の休業をとることが出来る企業もあり、最近ではその3年をフルに休む女性も増えてきたという。

ところが、その結果、仕事場の変化においついていけず、職場に復帰困難な状況がおきているそうだ。

考えてみれば、今、一昔前といえば、Ⅰ,2年が良いところ。

浦島太郎状況で再出社してもキャリアの構築は難しいという状況になっている。

「女性に優しく」は女性のキャリアをスポイルしてゆくのだ。

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「女性に優しく」はダメ

これには私も同じ想いを持っている。

若い女性が入社してくると、自分の娘と同じくらいの女性にどう話しかけて良いかわからない男性が女性に優しく接する。

もちろん、優しさは社会への一歩を歩き始めた若い女性たちには応援になる。優しいのは良いが、甘やかしてなんでも「いいよ、いいよ」というのは困りもの。

厳しく部下を指導するより優しくしてあげるほうがどんなに楽か・・・

誰だって人に厳しくするのは大変なのだ。

若い女性に対して、嫉妬するおつぼねさんにはなりたくないのだが、

「甘やかさないで、きちんと教えて」と上司になる男性に頼む。

何故なら、彼女たちが社会への一歩がこんなものだと思ったら、これから一生損をしてしまうことになり、厳しいことに対していつでも不満を持ち続けることになるからだ。

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スタートの厳しさは後々の宝になると思っている。

その厳しさの中で成功体験が出来れば、宝物がもっと光出すにちがいない。

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優しすぎる弊害・・・この言葉の真意をきちんと理解し、新しいステージに女性が上っていく時期になってきたのだ。


by shinn-lily | 2017-05-30 22:32 | 大切な場所 | Trackback