AROUND ME 鯛の唐蒸し
2008年 11月 10日
そして親心としては、できることはしてやりたいという気持ちでいました。
けれども、そのようなことは現代では気にしないでとおっしゃるお言葉に甘えて、結局特別にはなんのお支度もしませんでした。
けれども料亭つる幸でおこなったうちわの披露宴では金沢の婚礼に昔はかかせなかったという
鯛の唐蒸しを特別にお願いしてご準備くださいました。
「鯛の唐蒸し」は金沢の郷土料理のひとつで、二匹の鯛の腹に卯の花(おから)を詰めて大皿に並べたもの。婚礼に際して供されるおめでたい料理で、「にらみ鯛」や「鶴亀鯛」と呼ばれることもある。嫁入り道具とともに花嫁が持参する鯛を、婿側が調理して招待客にふるまうのがならわしである。
子宝に恵まれるように、銀杏・百合根・麻の実・きくらげ・人参・蓮根などを入れた卯の花を鯛の腹一杯に詰め、雌雄二匹の鯛を腹合せにして並べる。鯛を開く際に切腹を連想させ縁起が悪いとされる腹開きではなく背開きにする点に、加賀藩の武家文化が色濃く影響していると言うことができる。
一切れづつおめでたいお料理を味わいました。
蟹の解禁には1週間早かったのですが
この器にはおしどり夫婦にと願いがこめられています。
この料亭初めての結婚式で、女将さんは掛け軸、屏風などおめでたいもので埋め尽くしてくださいました。
最後はお抹茶でお開きです
ほんのうちわの、でも全員うちとけて素敵な時間でした。
皆様がらたくさんのお祝いのお言葉有難うございました。