AROUND ME 韓国からの客人
2008年 10月 18日
父とどこでご一緒だったか、どんな関係だったか、今となってはお会いして聞くしかありません。
さて午後、我家の近くのリムジンバスのバス停で到着を待ちました。お互いに写真だけを見ていたのですが、すぐにわかりました。
ご要望により、我家にご案内し母と会っていただき、その後会社に向かい弟に会っていただきました。聞けば高速度カメラ学会でお会いし、父が東京をご案内したそうです。もう何十年も前です。
なにしろ、日本語が流暢で、時々つまると英語でお話しをしました。
やはり言葉が自由に通じるということは大変楽です。
お土産に頂いた螺鈿の小箱
その後予約をしておいた「梅の花」で食事をしながらいろいろお話しをしました。
75歳、ご専門は「エネルギー」ですが、趣味が広く、リタイアした今は特に日本の幕末や明治維新の歴史に興味をもたれ、それはかなり詳しく、丁度大河ドラマ「篤姫」で仕入れた知識でやっとお話についていけたといった根っからの学究肌です。
奥様を5年前に亡くし、今はソウルで介護つきマンションでお一人暮らしだそうです。
ご出版なさった本を頂きましたがハングルで読めないのが残念です。
翌日は箱根にいらっしゃると、でもホテルの予約はまだ、ネットで急ぎ探したのですが、旅館はいやというのでなかなか探せません。結果、宿泊は新宿にして、日帰りで箱根を廻るということになり、ロマンスカーと箱根フリーパスのチケットを一緒に購入、改札の入り方、ホームをお教えして駅前のホテルに戻り、
エレベーターを押さえながら今度はソウルで会いましょうと握手をしてお別れをしました。
箱根の次の日は東京の本屋さんをめぐっていらっしゃ予定です。
この日は週末金曜日、朝から打ち合わせが続き、午後イチで外出し、3時に自分の机に戻ると
「アジア会館320号室、○○さんから電話あり。電話を入れてください。」とメモがありました。
その時は、箱根がとても良かったと報告でもくれたのかと思いました。
一度お話し中で数分後やっとつながりました。
「クレジットカードを落としてしまいました。一日早く明日帰ることにしてJALと話しがついたのだけどどうしても1万円を払わなければなりませが現金がなくて、私とても困っています。」と
手書きの扇
えー、絶句してしまいました。
「では今日の夜までにお金を届けます」と答えたものの、今日は5S活動と週末ミーティングと事務処理もたくさんたまっています。でもどんなに心細いことか。
今出ようか後に出ようか迷っている私に同僚が「よくしてあげれば会長(父のこと)が喜びますよ」と声をかけてくれました。
それからこの夏イタリアでyumiyaneさんのお知り合いのマリオが駐車違反を貼られて困っていた私たちに代わって、80歳を過ぎているのに、警察に行って掛け合ってくれて、そして結局は後で払い込みをしておいてくれることになったことを思い出しました。
あの時、マリオのヘルプがなかったら私たち二人は飛行機に乗り遅れました。
困ったときに親切にしてもらったことが気持ちに大きく残っています。
すぐに、関係部署にお願いして六本木に向かいました。
頂いたお土産の包み紙
お元気でした。がっくりしていませんでした。お顔をみてほっとしました。
「すみません、すみません」とくりかえす○○先生、
なんと新宿ではホテルが見つからず4件廻ったと、きっとその時落としたのでは?
今日は私が行くまで、カードをとめて、JALに掛け合い、娘さんにご連絡してなどづーっと電話をしっぱなし、75歳で全部自分で処理なさったのです。たいしたもんです。最後の最後に困って私に電話をしてきたのです。
1万円だけとおっしゃるので、危ういのでお財布をみせていただきました。
4千円と2万ウォン、あとは日本で使えない小切手、3万円を渡すと2万円でいいと主張なさるのでそれだけお渡しました。帰りは地下鉄の駅近くまで送ってくださいました。
もっと立ち入って面倒をみて差し上げるべきでした。友人だったらもっと突っ込んだのですが、こちらも遠慮してしまいました。
先ほど8時頃、無事に着きましたと電話がありました。
ああ、よかったと母と胸をなでおろしました。
今度は3ヶ月前から計画し、きちんとホテルを予約して、もう一度いらしてください。
待ってますよ!
色々お忙しい中、先生のために奔走なさった事、正解!ですよ。
いつかそれも近いうち、またゆっくりお会いできるとイイですね!
韓国かぁ・・・英国滞在中、韓国の若者にたくさん会いました。
皆、すごくマジメで賢くイイ子ばかりでした。
目上の人、ご先祖を敬う姿勢は清々しかった。・・・そう認識してました。
ちなみに韓国、行ったことありません!
困っている時の助けは、何よりも嬉しいものです。
この記事を読んでいて、ドキドキしてしまいました。
無事に着かれて、良かったです。
また今度来日されて、温泉でも入られたいいですね~。
ドラマ「冬のソナタ」を観てからから、
隣の国に親しみを持てるようになりました。
迷ったらまず動く・・・・。を私も実践しています。行動してから考えてもいいかな・・・と。 無事に帰られてよかったですね。
今日このお話を読んで、困っている人がいたら必ず手を貸してあげようと思いましたよ!
かつてソウルに行く前は、韓国の怨念、豊臣秀吉からと聞かされていましたが、いざ行ってみるとおっしゃるように、若者はさわやかで親切でした。
韓国は英語に力をいれているので、英国までたくさんの人が留学するのですね。
普通にハングルで話しかけられるので、見分けがつかないのですね。
わかるとお年寄りは昔受けた日本語教育のせいか、日本語で話してくれました。てんぷら、おでんなどの言葉が残っていて、日本の昔の統治時代の罪悪感を感じたものです。
本当にドキドキしました。思わず電話でカードストップしましたかと大きな声で聞いてしまいました。
今日お金を送りましたと連絡がありました。
きっと人にお金を借りたことなど経験がない方で、返すまではもう気が気でないというかんじでした。
お疲れがとれてからゆっくりでいいと申し上げたのに。
すぐに出かけてよかったとおもいました。
私はその日予定をしていたミーティングで迷惑をかけると一瞬頭によぎって躊躇しましたが、同僚が後押しをしてくれて、有難いことでした。
こういう時にいろいろ人間性がでるものですね。
会社に7時頃戻ったら、残っていた人が報告してくれました。
私がいなくてもことがきちんとすすんでいた、物事とはそんなものです。
これからも、同僚をたよりにしてゆきます。
さまよえる日本人がいたら助けてあげてくださいね。
やはり人にやさしくしてもらっていたから、すぐにお手伝いしなければと思ったのだと思います。
子供も愛情をかけて育てた子供は人にやさしくしてあげられると聞いていますが、おとなだって同じですね。
異国で一番心細いことは何でしょうね。
宿がない、お金がない、道がわからない、暗い、
maiさんも初めはいろいろ経験なさったでしょうけれど、今やもうスペインは異国ではなくホームカントリーなのですね。
なにしろベストパートナーと分身が一緒ですからね。
自分のこと考えると、誰も頼る人がいない国には行ったことがないかもしれない、と思いました。
ポルトガルはShinn-lilyさんが一緒だったからね。
螺鈿の小箱、綺麗です。この技術はやはり向こうのものですね。
ポルトガルでお財布を盗まれたときはyumiyaneさんにお金を拝借しました。あの時は急に貧乏になって心細かった(笑)
カードはローマの切符売り場で磁気がうまく作動しなかったし、2枚の持参は必要ですね。
でもあんまり臆病になったら、旅ができなくなっちゃいますね。