2017年 ソウル ドラマのように⑮ オンニーとお別れ

オンニーは健康のために甘いものを抑えていました。
でもこんなものを前にしては、もう我慢の限界ね。
新羅ホテルのエグゼクティブラウンジでアフターヌンティー。
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年上のオンニーのために、私は当然のようにコーヒーをマシンで入れて準備します。
「shinn-lilyさんはどこでも場慣れていて、どんどんできるのね」とオンニー。
「あら、簡単ですよ。では今度はご自分のを淹れてみてください。練習しましょう。」
オンニーはおずおずと立ち上がりました。
その姿があまりに心細そうで、なんだか私が意地悪をしている気分になりました。
世界中、旅をなさっていても、いつもお嬢様やご主人に大切にされているので、ご自分ではこうしたことをなさらないのでしょうね。
「オンニー、お手伝いしましょうか」
「ネー(はい」と嬉しそうに答えます。
私はこんなオンニーが大好きです。
飾らず、おちゃめで、情感が豊かで、それでいて真実がなにかをいつも見つめています。
そしていつもわたしを抱え込んでくれるのです。
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私たちは時間さえあればおしゃべりをしていました。
なにをしゃべったのか忘れるほどたくさん話しました。
勉強中のオンニーの日本語と少しかじった私のハングルのミックスした会話でしたが
なんの不自由もありませんでした。
伝えようという気持ち、受け取ろうとする気持ちがなによりの言葉の力だったと実感しました。

「もう私たちの年齢になったのだから、我慢をするのをよしましょう。
いやなことは、いやだといいましょう。
本当に気持ちのあう友と時間を大切につかいましょう。」
同じ世代のせいか、オンニーとは別の国に住んでいるのに妙に話が通じます。


夕方、チソンちゃんが仕事を抜けてオンニーを迎えにきました。
全州に帰るオンニーをバスターミナルに送るためです。

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今からだと全州に帰るのは夜が遅くなります。
お疲れではないかと心配でしたが
「楽しいことはつかれないのよ」とおっしゃいます。

幸せな時間は足早に駆け抜けます。
とうとうお別れの時間です。
私がひとりになることを何度も何度も心配します。
翌日、空港に着いたら電話をするようにと。
「大丈夫、大丈夫、ひとり旅は慣れていますから」

ホテルのエントランスで
「今度私たちいつ会えるかしら?」
お互いにそんな気持ちで肩を寄せ合いました。

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チソンちゃんの運転する車が遠ざかってゆくのを寂しさと暖かさの混ざった気持ちで見送りました。
オンニー、お元気で、またきっとお会いできますよね。ありがとうございました。






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by shinn-lily | 2017-07-28 23:08 | | Trackback

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