JALパックひとり参加限定ツアーでスペインへ ⑧ アルハンブラの思い出
2015年 12月 01日
陽が沈み、バスはグラダナに入った。
アルハンブラ宮殿がライトアップされてその姿を現した。
今宵のホテルは昔修道院だった場所だ。
半分は学校で
半分がホテルになっている。
修道女たちがここでどんな暮らしをしどんな祈りをしたか想像だに出来ない。
ただ大切に磨きこまれた建物の中で
気楽な観光客として1夜を過ごす。
あるいはパティオで、その空気の清涼さを味あう。
高校の頃、授業でオルゴールの箱を作ったことがある。
オルゴール曲は何曲か種類があって、私は自分で選んだものより級友選んだ「アルハンブラの思い出」の曲が気になってしょうがなかった。
教材だからたいして良い音ではないがそのことがいっそう憂いを持ち、知りもしないアルハンブラへの興味がわいた。
うらやましがるわたしに級友は結局出来上がったオルゴールをくれた。
クラス会には出てこないけれど、彼は元気かな?きっとそんなオルゴールはとっくに忘れているだろう。
わたしのアルハンブラの思い出である。
旅も中盤にさしかかってきた。
明日はいよいよアルハンブラ宮殿見学だ。