文具メーカーの不具合処理


バインダーを買った。
B5でスリム、しかも表紙と裏表紙の内側がポケットになっている。

職場でもその他の場面でも、ノートを取る場合は一テーマごとにKJ法の図解方式を自分なりに簡易アレンジをして、キーワードはマーキングをしておく。このノートが17冊目になった。
今後はテーマを分けて保管し、探す手間を削減し、問題解決に役立てたいという意図で
バインダー方式を採用しようと考えていた。

文具メーカーの不具合処理_b0116765_15234412.jpg


さて購入したバインダーに方眼用紙を入れようとしたら、金具がびくとも動かない。
他のやり方があるのかと金具の裏側を覗いてみたけれど、どうにもならない。
結局ペンチで開けることができたが、これでは使いものにならない。
「あーあ、また買い直しだわ」と考えたが、いやこれは百均の製品ではない・・・1000円はしなかったが文具としてはそう安いものではない。

メーカーのホームページを調べてみれば、お客様相談室がある。
面倒だとは思ったが型番と不具合症状をメールで連絡したのが土曜日。
月曜日には、お詫びとともに代替品を送るとのメール返信がすぐにあった。
文面から「代替品を送ればよいでしょ」というニュアンスが伝わってきた。
このような廉価な「B to C(企業向けではなく消費者向け)」製品は代替品でクレーム処理するのかと消費者の立場としてやや不満であった。

翌日、佐川急便で荷物が届いた。
すっきりと金具が開いた。こうあらねばならなかったはずだ。
お詫びの言葉とともに、可能であれば原因究明と今後の対策のために不具合品の返品の依頼と返信用封筒が同梱されていた。
今度は納得した。
わたしの中に不具合品の原因をきちんと確かめて対策をたて、このような製品を店頭におかないで欲しいという気持ちがあったからだ。
文面もきちんとしていたが、ただひとつ残念なのは差出人が「品質管理部」とだけあって、署名がなかったことだ。仕事は企業であっても人と人のつながりが外せないように思う。
なかにはクレーマーとして、いろいろうるさい人もいるから、担当者名は伏せておくということだろうか。

もちろんクレーマーになるつもりはない。それほど暇ではない。
ただ努力している企業は消費者としても寄り添い、より品質の高い製品を送り出し企業として成長してもらいたいというささやかな願いである。
今回、クレーム処理対応がすばやかったことで、この企業に対しての信頼感ができた。

資源もなく国土の狭い日本の企業が生き残っていくためには、残念ながら、そこまでやらなければいけないのかという細かい神経とまじめさが武器であるように、日頃考えている。

不具合品に手紙を添えて、今日ポストに投函した。
by shinn-lily | 2014-07-03 15:33 | まわり | Trackback

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