心を空に
2013年 08月 29日
わたし、意地悪ではありませんでしたか?
いやなやつではありませんでしたか?
一緒に美術館を歩いたのですって。
今年の夏はお休みなしに、よく働きました。
働けることは有難いといっても、やっぱり夏の疲れが出て、心がささくれだちそうな気配
こんな時に必要なのは、時代を経た先人の音楽であったり、美術、
ちょうど、そんな芸術に触れたい心境でした。
だから、夢を実現するのには、良いタイミングでだったのです。
根津美術館は新装してから、行ってみたいと思いながら、まだ一度も行っていませんでした。
企画展は曼荼羅、なんの知識もありません。
知識がないから、心を空にして観るしかありません。
仏像ですとか、仏教画の前に立つと、いつも思うことあります。
いつの時代も人間は不安であり、幸せを求め、平安を求めながら生きていて
すがりたい、助けてもらいたと祈ってきたと。
曼荼羅を作らせた人、作った人、仏像を作らせた人、作った人
そんな人々に想いを馳せ、
迷える羊は自分だけではないと、安堵するのです。
この空間は柄にもなくそんな風に空想することを許してくれます。
わたしを夢の中で見つけてくれた人が傍らにいて、一緒に歩き観る心地よさ。
麗しい時間でした。
Sarakoさん
夢をみてくれてありがとう。
そしてご一緒いてくれてありがとう。