もんちゃん、どうしているかな? 星野リゾート箱根界
2013年 05月 06日
夜行性なのか、朝、部屋の窓から見つけたときから動かない。体長は20センチほど、体と同じくらいの尾っぽは5本目の手ののごとく、木にまきつけている。
猿の動きではない。リスでもない。その様子はものぐさな「なまけもの」ようだ。
箱根の奥湯本温泉、早川の川沿いにある星野リゾート箱根界で連休の1日を過ごした。
名門旅館「桜庵」を東日本大震災の後客足が鈍ったため星野リゾートが買い取ったとのことで、
建物の中にあちらこちらに桜の模様が見られる。
部屋はそれぞれ玄関をもっている。離れの雰囲気である。
長い廊下
その先に部屋が広がる
緑が目にまぶしい
たぶん和室2部屋続きだったところに手を入れ、
手前にベッドが2つ、境に窓を向いてソファー、畳の部屋の向こうは額縁の中の絵のようだ。
可愛らしい風呂敷の中は歯ブラシ、櫛、コットンのセット
お風呂は川に面して半露天風呂
檜のお風呂に張られて温泉の湯は緑の葉の色で染まっている
このお風呂が温度もよくて、心休まるしつらえである。
ただただ手すりがない大風呂は最近では初めてで、残念であった。
お食事は食事処の個室で
きっと元は大広間であったのだろう、うまく仕切られている。
夕食
朝食
ロビーにエスプレッソマシンが用意されていて、自由にいただけるのが嬉しい
老舗旅館のように手をかけない。
合理化して価格を下げながら、施設の良さを体感できるように手を入れてある。
スタッフがやや不慣れなような感は免れないが、一生懸命である。
昨年の12月にオープンしたことを考えれば、これからだ。
桜の頃にまた来たい、
そうまた行ってみたいと思わせるだけの力はあった。
「もんちゃんはどうしているのかな」
じーっと木の上にいるだけなのに、星野リゾート界のなによりのおもてなしであった。
スタッフに聞いてもこのもんちゃんにの話は聞いたことも見たこともないというのだが。