今日、静かな日
2010年 05月 16日
上下二巻なので、その間、他の本も読みながら、今日よみおえました。
ジョン・アーヴィングの自伝的小説と言われるこの作品の主人公ガープは、33歳で暗殺されます。
ガープとその周りの人々のその後の生涯を綴り、この作品は終わりました。
人間は悩み、苦しみ、また喜びながら日々を重ね、それは言葉には言い尽くせぬ、重いものであるはずですが、悲劇的な内容でありながら悲劇的な感情におぼれず、こうして人生を終えていくのだとなにか気持ちが軽くもなる内容でした。
そんなこともあるのでしょうか。
今日、マラーの交響曲第5番第4楽章が心にとまりました。
何故心にとまったか・・・私のお葬式にはこの音楽を流してもらおうと思ったのです。
それで、1日にここの部分だけ、何度も何度も聴いて、・・・この音楽と一緒だったら、気持ち安らかにこの世界をお別れができそうだと、気持ちが落ち着きました。
長生きするつもりでいますが、そして、たくさんたくさんやりたいことはあるのですが、
今日、ガンプの死と出会い、マーラーに出会い、何故か気持ちが落ち着く日となりました。
こうして、ときおり、自分を送ってもらう音楽を考えることがあります。
緑が美しいですね。
庭ではジャスミンや含笑花が香り、鶯がのびのびと声を張り上げていました。
また違った音楽に出会うかもしれませんが、今日のところはこれにしたいと、そんな静かな日曜日でした。
皆様はそんなこと考えること、おありでしょうか?
この4楽章もきれいな曲ですね。私の方が後だったら覚えておきます。
私も送別はグノーのアベマリアとアルビノーニのアダージョと決めていますし、遺影もこれ!!て決めていますのよ。
これも素敵に歳を重ねる技・・かしら。
”ホテルニューハンプシャー”
まだ読んでいませんので、是非読みましょう。
私はどちらの作品も 映画から入りました。ガープの世界が先だったかな。 ホテル・ニューハンプシャーのほうが映画としては古いんですが、ジュディ・ホスターが中学生くらいの時の作品だったと思います。 最近はじっくり読むことが無くなり、建築や器の雑誌ばかり読んでます。
こちらで言ってもしかたないことなのですが、バーキンソンとレビーを併発してるオヤジが苦しみの死を迎えるのは明らかで。
変なコメントになってしまってすみません。ただ、オヤジがマーラーをどう聞くかと思うと、ちょっと考えてしまうものがあって。
夫は灰を日本にもって帰って、実家の墓に入れてやろうかと言いますが、手続きが至極面倒だしこっちのお墓か家にでも置いていてちょうだいと言っていますよ。
ただ最期に、送る人たちが可哀想だったと同情の涙を流すような生き方だけは嫌だと思っています。
見事手術は成功して今生きていますが、№2や友人達が私見送ってくれるときに、自分の人生に満足して楽しく生きた人でしたって言ってもらえるような生き方をしたいっていつも思っています。
音楽はまだ決めていないけど、お墓に入るとしたら絶対菊の花だけは勘弁して欲しいって№2に言っています。
一昨年亡くなった知り合いの仏人はアバの曲を選んでいました。
ある、ある
で、周りにも言うから、ファビオは嫌がる
でもね私にとって死ぬってこっち側の世界からあっち側へのお引っ越しみたいなもんだから、人生の計画を話す感じでつい喋っちゃうんだけどね
私はね
お布団の上で大きく伸びをして
あ~~~くたびれた、やりたいことは全部やったし、もういっか
と逝きたい 笑
後で原作も読んだけど、映画の印象が強くてほとんど覚えていないという…^^;
ガープのお母さんが好きでした。
私はモーツァルトのレクイエムの「ラクリモーサ」。
棺からガバッと起き上がって一緒に歌いだすかもしれないけど。
ということは、かけつけてくれる?
私の友人関係も知っているyumiyaneさんだから、安心だけど、ごくごく親しい人だけ
なるべくそおっと、この世から去りたいので、
よろしくおとりはからいくださいませね。
今だから、笑いながらお願いしておけます。
拍手です。
そこまで、いろいろと・・・。
アルビノーニのアダージョはよくわからないので、今度探してみましょう。
遺影・・・ああ。私は会心の1枚というのがなくて、写真を写されるのが好きではないので、まだそちらの方は考えていなかった。
うーん、そういう準備もね・・・まあ、ほんの周りの人でと願っているので、必要以上に美しくなくても(美しくなりようがない!)そのままの私でいいかな(笑)
やーだ、mikiさん
私は、よくお邪魔していますよ。真摯にご自分の道を歩まれ、ご活躍の様子、見させていただいていますし、yumiyaneさんからもご様子を聞いています。ただ、お仕事関連の鍵のコメが多いので、読み逃げで失礼ていてごめんなさい。
そう、映画もあるのですね、時間が出来たらゆっくり両方とも見たいなと思っています。
建築は総合芸術ですね・・・勉強しながら、見て歩けるというのも楽しいでしょうね。器は私は疎くて、昔お茶をやっていて、その世界が好きでなく、離れてしまいました。また、いろいろ教えてくださいね。
私もかつて子供を亡くした時、一日も長く生きていて欲しいという思いより、なんとか苦しみのないように・・・とばかり思っていました。
身内の看護は精神的な葛藤が重くのしかかり、苦しいものであります。そのことは看護するものにとっての試練なのでしょう。
毎日、今日出来る最大のことをしてあげようと、日々を積み重ねていくしかない・・・そう思って病院で暮らしていたことを思いだしました。
海外で暮らすということは、そういう覚悟が必要なのですね。
そこまで気持ちがあれば、ぐらつくことはないでしょう。
でもM様の優しさも、その覚悟へのささえでしょう。
お幸せね。
私もそーっと、池に石が投げ込まれ、水の輪ができるけど、その後は何事もなかったように元にもどる、そんな感じで、いつ、いなくなったの?
そんな人いた?っていうのがいいと思うの。
それには、生きているうちによい日々を暮らさなければ、池の中からまた出てこなければならない、これはまずいですからね(笑)
なにかおありになったのでしょうと思っておりましたが、そういう大変な思いをなさっていたのですね。
>澄み切った感じ
昨日このマーラーを聞いていたとき、そんな感じがしたのです。
もちろんkanafrさんの大変な思いとは雲泥な差があることなのですが、言葉にするとまさしく、そんな感じなのです。
だから、あ、この曲だなと思ったのかもしれません。
今のkanafrさんは誰が見ても、生き生きとして、主張もはっきりしていて、素敵だと思います。私も、そんな風に見習いたいなと思うことがしばしばありますよ♪
そう、お花も決めなくてはね。季節感のあるお花がいいけど、その時期は今のところ不明だから、どうしたものか(笑)
アバに送られて!明るくお別れがおっしゃりたかった・・・うーん、そういうのもありですね。廻りも明るくなるし!
お引越しね・・・なにしろ経験したことがないのですもの、自分でどんなものか考えればいいわけですよね。
>お布団の上で大きく伸びをして
そうだわ、そうだわ、やることをやりきって、そんな風にお引越しが出来たら楽しい
次の世界で、おお、よく来たね、ここはこんなにいいことがあるからね
なんて迎えてくれそうだし。
ともかく、毎日、自分が納得するように生きていれば、そんな風にお別れができるわね・・・よーし、なんだか元気が出てきた♪
そうなの、そうなの、私もガープのおかあさんジェニー・フィールズが好きで、誰かとそのことが話しがしたいなと思っていたの。
裕福な家に生まれながら、自立して自分の世界をつくり、子供を理性で育て、まだ収入のないガープ夫妻を助け、その後は遠くから見て、困ればまだ助ける・・・社会派の女性というより母親として素敵だなと思っていました。
とっくんと同じ思い(理由は違うかもしれないけど)、なんか嬉しいなぁ!
モーツァルトの「ラクリモーサ」、聞いてみます。
ぜひぜひ、がばっと起き上がって・・・みんな大喜びよ
自分で自分を送る、みんないろいろたのしいですね。
みなさんのお話しで、なんだか元気が出て(元気がなかったわけではないけれど)、当分死ぬ気がしない(笑)
おだやかに、心休まる一日を過ごされて よかったです!!
日頃、お忙しくされていらっしゃるので こんな素敵な時間は 大切ですね☆
さぁ~て、私も 選曲 ・・・ 考えてみよっと♪
お花は 決めています、、、子どもには 黄色い薔薇をお願いしています。
死ぬ前に たくさんの素敵な人に会って、素敵なことを体験し、素敵なものに出会い、素敵な・・・ 欲張りかな。。。
でも、よい人生だったわ♪ と 心に刻んで旅立ちたいなぁ~☆
こんばんわ。
黄色い薔薇、私も薔薇の中で一番好きな色です。
もうお願いしてあるの?・・・・なるほど。
私はこんなふうに考えているけど、内実まだもう少し生きていくであろうと、子供には頼んでいないのですよ。
音楽、お花、そして写真ですね、その前に身辺整理をしないと、すっきりしそうもないわ。
やはり、今をいかに生きていくかが大事で、1日1日大切に日々を重ね、おっしゃるように「よい人生だったわ」っていえたら、最高の人生ではないかしら?
なんだかもだ気持ちの整理も出来ず、雑然とした日が続いていますので、もう少しこの世に生かしてもらいましょう(笑)
知人の牧師がマーラーが大好きでした。数年前、その牧師が亡くなったとき、遺品でたくさんのCDを奥様から頂きました。
そのままにしていたのですが、今日shinn-lilyさんのおかげで
久しぶりに聞きたくなりました。
ありがとうございました☆
こんばんわ。
素敵な遺品をいただいたのですね。
クラシック音楽は、なにか疲れた時にふと聞きたくなり、それは、心を静めたり、やすめたりしてくれるような気がします。
だから、たまに聞きたくなります。
この第4楽章は「ベニスに死す」のテーマ曲でもあるので、昔テレビで聞いたことがあるのです。若い時は感じなかった曲も、それなりの時に出会うと、心にしみるものです。
ぜひ、そのマーラ、聞いてみてくださいね。