責任をとる
2010年 04月 08日
父は家庭教師をする時は優秀な生徒を選べと言った。
そんなこと言っても、選ぶほど家庭教師の口なんて私にあるわけがない、大喜びでひきうけた。
この生徒、他の成績はとてもよいのに、国語だけが成績が悪いというので、国語を教えればよい。
だいたい国語なんて勉強をしなくても点がとれる一番楽な科目だと思っていたが、人それぞれ、数学の苦手な私はその生徒の数学の成績がいつも5であるのが脅威でもあった。
さて、なにをやったかというと、教科書を一緒に読みながら、「それはなにを指すか」「これはなにを指すか」
を徹底的に読み下していった。
それだけでわが生徒の成績は2.5から4にすぐにあがってしまった。
父の教えは正しかった。生徒が優秀だったのだ。
ともかく、いただいた料金分の責任はとれたと思っている。
ここで貯まったお金を母が株で増やしてくれた。
そのお金とそれまでの貯金とカンパで2度目のヨーロッパ旅行に行った。
南イタリアからイギリスまでのバスの旅、風景と空気と家と人と言葉が国ごとに変わっていくのが楽しかった。
もちろんユーロなんてないから、持っていったドル確か固定相場で1ドル360円、それを国ごとに少しづつ、リラやらフランやらマルクやらポンドに変えながら旅した。
ドイツシュタイフ社製、ハリネズミのおばさん。
小学生の頃ピアノの先生の家に、いろいろな職種の小さなハリネズミたちがいっぱいいて、毎週それを眺めていたから、ドイツのおもちゃ屋さんでこれを見た時は思わず・・・でも当時で1万円した、もう30数年前・・・思い切って買ってしまった。なにしろこのおはさんの背丈は60センチあまり、前においた文庫本をみれは大きさを想像していただけるかしら?
帰国後1ヶ月くらいたったある日、船便で我家に届いた。
でも、本当に可愛そうなことをしてしまった。
このハリネズミのおばさんにはご主人のハリネズミのおじさんがいたのだ。
両方は高くて買えなくて、強引に夫婦別れをさせてしまった。
もう少しお金があれば、夫婦とも買ったのに、
いやもう少し当時の私の器量が大きければおじさんも今ここに・・・ごめんね。ごめんね。
だから、責任とって、私も離婚したからね・・・hahaha(涙)
ねぇ、おばさん
一緒に仲良くやってきたものね。これからも仲良く笑ってすごそうね。
気のせいかな?
1ドル360円。
小学校の図書館で、毎日イギリス・フランス・イタリアを旅していた頃、たしか500ドルしか持ち出せないと書かれていたような。
僕が座間の米軍キャンプでバイトした頃は、まだ300円くらいだった気がします。
なんだかあのあたりから時代がみるみる変わってしまって、今の時代がいいんだか悪いんだかよくわかりません。
社会も、僕自身も。
結局お母さん、友人からの説得で彼女の元に戻りこちらが胃が痛くなる思いで受験に備え、なんとか希望高へ。高校でも続けて欲しいと本人からの希望がありましたが、ご丁寧に断りました。
お父様が仰ったことは正しかったと思います。ただ、私には優秀な生徒を教えるだけの能力がありませんけれど(爆)
そのバイトがステキな思い出に変わる旅行となって良かったですね。
私が大学生の頃もまだ1ドル=360円でしたね。それが入社してバブルがはじけて、1ドル=80円くらいまでになった時はたった数年でこんなに世の中がかわるなんて!と驚きました。
ハリネズミのおばさんのお人形の横に置いてあるこの牛がshinn-lilyさんということですか?へへへ。
私も家庭教師は2度ほどしました。
責任、、、とれたかな?
ひとりは大きい農家の息子だったので、家庭用に作っている無農薬米もいただいて、元はとったかも。ははは。
ハリネズミのおばさんは shinn-lily さんの苦楽を見守ってくれたんですね。
・・・、だから shinn-lily さんも頑張れたんですね。
ハリネズミおばさんも 日本にやってきて責任とりました。
子育てにもピリオドをうったし、、、はてさて これから私の責任は 何か考えないと。。。
いやいやハリネズミのおばさんは案外ほっとしてるかもよ~
「あ~ よかった、良かった 助かった!
お尻がテレビの前のソファーに張り付いてるような夫から、自由にしてもらって、日本にまで連れてきてもらって これで肩の荷が下りたわー。」 と
??どこかで聞いたようなセリフ...
私も家庭教師やったわー
どちらも英語
一人の女の子は優秀、もう一人の男の子は尻きれトンボで行かなくなった。
今もやってます。 家庭教師 わはは
肝っ玉母さんみたいです。
なんでもわっはっはって笑って許してくれそう。
ヨーロッパ、ゆっくりバスの旅…学生ならではの貴重な体験ですね。
私は日本の中ばかりでちょこまかしておりました。
井の中の蛙もいいとこです。
怖いほど、するどい指摘(笑)自分でも気がついていませんでしたが、言われてみるとそうかもしれません。
パソコン立ち上がらせながら、大宮エリーさんの本を読んでいたせか、
はたまた、この一週間の環境の激変についていけないで、雲の上をあるいているような気持ちのせいか・・・いつもと違うかもしれません。
そうそう、持ち出し制限もありましたが、旅行代金を払えば、あとはみみっちく日々をくらしたわけですから、お金はそれほどつかいませんでした。あの頃懐かしく良い時代だったかもしれませんが、いろいろあって、今にいたり、だから今を大切にとも思えます。
ただ、あの頃は「憧れ」というものがたくさんあって、今それがあまりないことは、寂しく思います。
帰国した時、一月しかたっていないのに、国内ががらっと変わって、景気が悪くなっていたことにびっくりとしたのを覚えています。
生活が景気と密着していたので、若い時から、そのことだけは敏感でした。
タミーさんこそ、本物の家庭教師ですね。
必死にみてさしあげている様子が目に見えるようです。
優秀な生徒は勉強をする姿勢が出来ていますから、ちょっとだけ、ヒントがあればあとは自分ですすめることが出来ますが勉強の姿勢が出来ていない生徒はそれ以前のところから教えてあげなければなりませんね。
きっとその生徒さんは人生の中、大切な時いつもタミーさんとの時間を思い出すことでしょうね。
そこまで教えられるというのはすごいと思います。タミーさんの勲章でもありますね。
今もお料理の先生をしていらっしゃいますが、教えるということは、自分がしっかりと学ばなければならないので、自分のためにもなりますね。
今から考えれば1ドル360円って恐ろしいですね、旅人には。
一昨年のイタリアはユーロが160円でしたから、ジェラートの高かったこと、それでも360円の時代からみれば、それほどではなかったわけですね。ああ、思い出してしまいました、またジェラートが食べたい!
家庭教師は優秀な生徒に裕福な農家のお宅、これできまりですね!
とはいえ、私大の不勉強な私に家庭教師の口があっただけでもラッキーなことでした。
この牛、最初の旅でドイツで記念に買ってきました、
もう真っ黒ですが同じふるさとなので、一緒に入れてあげました。
そう、一緒にいろいろ経験してきた仲間ですから。
他人からみたら、なんかシュールよね(笑)
そうですね、おばさんもそれなりに私に1万円以上の責任をとってくれたわけですね。なーるほど。
たしかに、ふとこの笑顔を見ていると、こちらも自然にわらってしまうのです。
たくさん助けてもらいました。
bh2005kさんのこれからの責任、
決まっているではないですか、
まず元気でいること、
楽しくすごすこと、
家族のみんなを見守ること
さあ、ご一緒に楽しく日々をつみかさねましょう♪
あああ、そうか、なんだか長年の胸のつかえがとれました、ほんとに!
なんでも話してみるものだわ。
そうよね、幸せなんてどこにあるかわからないし、それぞれのスケールをもっているわけだもの。
かわいそうって決め付けてはいけないわね。
多分、もう少しほっそりとした、新しい奥さんも・・・。
英語の先生。楽しい先生だったでしょうね。
今はなにを教えていらっしゃるのかしら?
日本語?それとも人生ってもの?
はりねずみのおばさん、迫力あるでしょう。
この笑顔に何度助けられたことか・・。
やっぱりお人形に助けてもらうって、女特有かしらねえ、
男性がお人形に助けてもらったといったら、不気味?
あの頃、海外に行きたくて必死にお金をためました。
日本は関西かスキーか・・・旅好きです。
学生の頃だから、安い宿をさがして、今となっては贅沢なと思いますが
明日香の聖徳太子誕生の寺、橘寺や当麻寺にも泊まりました。
趣味がとっくんとつながりそうではありませんか?
shinn-lily さんの財産ですね。
ここでも shinn-lily さんと同年代発覚!!1ドル360円時代
ハネムーンをヨーロッパに選び、毎日ホテルのベッドの上にお金を広げて残りを計算していた夫と新妻(?)の私を思い出しました。
あーあれから40年?(綾小路きみまろ調・・・)
私も日本も変わりましたです。
こんなに長い年月がたっても、あまり汚れは感じられないからshinn-lilyさんも大切にされたんだって分かります。
家庭教師の生徒さんの成績がすぐ上がったのは、生徒さんも優勝だったかもしれないけど、やはりshinn-lilyさんの教え方がよかったからだと思いますよ。
優秀な先生のお蔭で馬鹿な息子の成績が上がったという経験がありますから..。
苦笑 我が家のイタリア人のしつけ全般です ははは
lilyさん優秀な学生だったんですね~
私も大学の頃は学校にもろくに行かずに
アルバイトに明け暮れ(笑)、
そのお金で京都や海外へ旅行に行ってました。
そしてシュタイフのハリネズミ
貫禄ありますねぇ
これを大学生の頃に「欲しい!」と思うlilyさんの
感性ってすごいなぁ
変わらない良さがありますね^^
私が大学の頃…バブルがはじけて
完全に崩壊…そんな頃でしたねー
いわゆる就職氷河期でした
逞しいでしょう、私といいとこ勝負?
ウソウソ私は気が弱いので、このおばさんの笑顔に助けてもらっています。
ヨーロッパに新婚旅行!そういうの夢だったわ・・・。
あの頃のヨーロッパは夢そのものでしたね。
でも試着室の奥は危ないって言われていました・・・今思えばお隣の某国への拉致も・・・ともかく今に比べれば未知の世界でした。
ふふふ同じ世代っていうのは間違いないのですが、こうなると1年2年の勝負で、どちらがお姉さまかが問題ですね(笑)
いずれ、いずれ、きっと判明する日がと願っております♪
お人形ってケースに入っていないとすぐ汚れてしまいますね。
というわけで、普段はビニールをかけています。
なにかお人形をたくさんまわりに置いて暮らしているみたいでしょう。
実はそうなんです。
あんまりメルヘン志向はないのに、なぜか集まって、娘もおいていくし、こういうの、魂があるようで、結局たくさんの仲間も一緒に暮らしてます(笑)
kanafrさんのところでは息子さんですから、こんなことはおきないと思いますが。
さてその息子さんが優秀だったのは間違いありません。私は知っていますよ。
だってkanafrさんの息子さんですもの、優秀に決まっているではないですか!
確信をもってそう言い切ります♪
私はまじめに学校に行きましたよ!
それから、授業にでないで、たまり場へ。エレガントな喫茶店ですが。
今の学生は休校になると文句がでるとか。
のんきな時代でした。優秀でなくてもまじめでなくてもなんとなく卒業できちゃうのですから。
もっとも、その後、思いにもよらないことがいろいろおきたのはご存知のとおり、hahaha。
旅好きはお互いに学生時代からということですね。
当時はまだ海外旅行はやっとやっと行ったわけですが(世代が違うものね)京都、奈良、広島、倉敷、などにはたびたび行きました。
ananの旅特集がその頃から盛んになりました。
わたし達の頃は大卒女子は就職は難しく、試験が受けられない会社がたくさんありました。働く場合は縁故という感じ・・・氷河期以前でしたね。
この牛もシュタイフなんです。
もう思い出の域を抜けて、骨董品になるほど、ぬいぐるみも人間も年を積み重ねてしまいました(笑)