だるまさんがころんだ

小学生の低学年の頃、「あそび」の時間というのが週に何回か時間割にあって、教室を追い出され、よく遊んだ。
キックボール、ドッジボール、鉄棒、うんてい、箱ブランコ、それに子供らしく馬飛び、ゴム飛び、石蹴り、陣取り、缶けり、かくれんぼう、手つなぎ鬼、おままごと、木の上でおうちごっこ、泥の坂にやかんで水を流しての坂すべりは男女とも大好きな遊びだった。
学校帰りはザリガニとりやおたまじゃくしの卵とり(袋に入れてもって帰った)、秘密の基地つくり、
廊下はない校舎だったから、廊下を走るなと言われたこともなかったし、大きな声を出すなといわれたこともなかった。

そういえば花いちもんめという遊び、あれは残酷な遊びだ。「あの子が欲しい」「この子がほしい」「相談しよう」って結局かわいい子から選ばれる、最後のひとりっていやなものだ。

「だるまさんがころんだ」というのは遊びは楽しかった。鬼が向こうを向いている間にみんなの立ち居地が大きく変わっているのがおもしろくて、鬼になるのも好きだった。

今日は雪が降りましたね。職場の窓から
だるまさんがころんだ_b0116765_2228535.jpg

帰宅時、車に乗ったら雪でなにも見えない。冷たいから手で払わないまま乗ったからね。
前も後ろも横も真っ白、
だるまさんがころんだ_b0116765_22302356.jpg

早く、春にならないかなぁ!
だから







って言って、後ろを振り返ってみたら、おもいっきり春になっていて
だるまさんがころんだ_b0116765_22365865.jpg

もう一度
「だるまさんがころんだ」
って言って、後ろを振り返ってみたら、景気が回復していて、
高校の卒業生も、大学の卒業生もみんな働く場所があって
希望をふくらませて春に向かっていたらなんと素敵でしょうって
雪を見ながら考えていた。


もうすぐ、春
なにがあっても毎年春は必ずきますよね。
Commented by toqqum at 2010-03-09 23:45 x
「だるまさんがころんだ」でふりかえって、ほんとにこんな景色が見られたら…、
その変わる瞬間を見てみたくて、こっそり股のぞき(天橋立みたいな)
したくなるかもしれません。
このみごとな濃いピンクの花は何でしょう?

ちなみに、私の地域ではこの遊びは「はじめの一歩」っていってました。
そして「だるまさん…」じゃなくて「ぼんさんがへをこいた」?!
(失礼しました~m(__)m)
Commented by mimizu-1001 at 2010-03-09 23:48
関西では「坊さんが屁をこいた」なんですよ。
で、こちらでは、坊さんの前に「○○(駅名:4文字)の駅前で」の十文字が付け足されて、都合二十文字なんです。
動ける範囲が広がるから鬼にとっては不利と思うけどなぁ。
Commented by mimizu-1001 at 2010-03-09 23:49
あれ?
「坊さんが屁をこいた」はとっくんとかぶった。。。
Commented by dolcenori at 2010-03-10 01:19
「だるまさんが転んだ!」
後ろを振り向くと春だった。なんて、素敵な感性をお持ちですね!
思わずにっこり微笑んでしまいました。
このピンクの花は西洋花周防(せいようはなずおう、漢字あってますかしら?)ですかね???
イタリアではユダの木といいまして、それまで白い花を咲かせていたのが、ユダがキリストを裏切ってから紫に近い濃いピンクに色が変わったんですって。
でも西洋花周防にしては木が大きすぎるかなぁ?
背の高いチューリップも存在を主張していていいですね。^^
Commented by kanafr at 2010-03-10 07:14
確かに「花いちもんめ」って花って可愛い名前がついている割りには残酷な遊びですよね。
shinn-lilyさんの記事を読んで、ああこんなに色々の遊びがあったんだって懐かしくなりました。今の子供達ってこういう遊びをどれくらい知っているのでしょうか。
だるまさんが転んだ!は私も鬼になって振り向いた瞬間のみんなのいた場所がドンドン変わっていくのが、ヒトコマ漫画を見ているようで好きでした。サッと振り向いたらポーズが間に合わず片足で不安定な子もいたりして楽しかったなあ。
振り向いたら季節も状況もいい方向に!なんてなったらホントいいですね。
フランスも鬼ごっこがありました。あらかじめ自分達で決めた非難場所がいくつかあって、そこにメゾン!って言いながら逃げ込んだら瞬間タッチされてもアウトじゃないっていうルールでした。
Commented at 2010-03-10 15:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by whitelacenonyo at 2010-03-10 18:14
このような遊びは世界共通のようだということを実感したことがあります、

数年前パリのサンシュリピス教会前で
小学生低学年の子供20人くらいが
先生と”だるまさんが転んだ”のような遊びをしていてじっと見ていて楽しかったことを思い出しました。

・・ところでshinn-lilyさんが遊んだ種類、私も覚えがあり、やはり同じ世代かしら・・とうれしくなりましたが、でもきっと私の方が年齢は上でしょう。 
 まあ、それはどうでもよいことですが・・・
Commented by toqqum at 2010-03-10 20:16 x
↑ dolcenoriさん、ありがとうございます。
はなずおうは花蘇芳ですね。
たしかにこんな色の花です。
こんなに大きくなるんですね~。
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:18
とっくん

そうでした。「はじめの一歩やろう!」って始まるのでした。
その言葉をすっかり忘れていて、子供の頃のことって忘れていることが多いのだなって思いました。
ついでに、勉強の方もいっぱい忘れてしまっているのではないかと思う今日この頃です(涙)
今日お昼に同僚に「ぼんさんがへこいた」っていうのですってと言ったら、みんな指をおりながら、大笑いでした。
関西って、生活の中に笑いがいつも入っている文化ですね。

股のぞき!子供の頃なら出来たと思うのですが、今だったらそのままころがってしまいそうです(笑)
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:22
みみずすましさん

二十文字だったら、春の次に夏まで移り変わってしまいそうですね。
いらちの関西としてはのんびりとした話しのような・・・・。

とっくんもみみずすましさんも、夜更かしで・・・わたしはもうその時間ぬくぬくと幸せに寝ておりましたが、お二人とも「ぼんさん」有難う!
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:29
dolcenoriさん

この木の名前、わからなかったのです。さすがです、有難うございました。
それにユダのお話まで・・・なんだかこんなに華やかなわりに、不幸を一身に引き受けているような木だったのですね(笑)
ここはパリのチュイルリー公園です。
フリーで歩いていたので、連れとこの木はなんだろうと話しながらも調べるよしもなかったのです。
こんな春か待ち遠しい♪寒がりなもので。
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:39
kanafrさん

子供の頃って本当はこの程度の残酷なことをなんとも思わない鈍感力を身につける時期でもあるような気がしますが、気の小さな子供だったもので。
そうそう、その振り向いた時片足の子がぐらぐらしたら、つかまるのですよね。kanafrさんのコメントからそういう様子が映像のようによみがえってきました。
フランスのおにごっこって、「メゾン」という逃げ場があるひとひねりした遊びなのですね。
おとなの世界にも「メゾン」があったらなと甘ったれた気持ちがぬくぬくとわいてきました(笑)
↓のコメントの中でwhitelacenonyoさんがパリで「だるまさんがころんだ」というような遊びをご覧になったと書いてくださったのですが、kanaferさんはご存知ですか?もしや息子さんがその遊びをなさってはいなかったでしょうか。
「だるまさんがころんだ」系か
「ぼんさんが屁こいた」系か、どんな言葉か興味がわいてきてしまいました。
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:46
鍵コメさま

そうですね、当時を思い出しながら、遊びをひとつひとつ思い出しながら記しておりました。
でも、その時には散歩の時間があったのはすっかり忘れていました。
あの頃は散歩コースはたくさんありましたね。
弟は畑の横の肥溜めに落ちたという記憶もあります(笑)
土足で教室に入ることができて、そのまま外に飛び出せる校舎、真ん中のだるまストーブの石炭の燃える色が懐かしいです。
懐かしむばかりでは発展がないのですが、本当に良い時代にすごさせていただきました。
世の中も高度成長に向かう夢のある時代でしたね。
「滑り台」の逆もどりは遊びというより、それが普通なくらいでした(笑)
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 22:57
whitelacenonyoさん

↑でフランス在住のkanafrさんにご覧になった子供たちの教会の前の遊びについてお尋ねしてみました。
ご存知なら嬉しいのですが。

同じような遊び・・・ということは・・・多分私の方が上だと・・・
hahaha二人で年齢自慢をしてみても、可笑しいものですね・・・そのうちそっとあかしましょう!
Commented by shinn-lily at 2010-03-10 23:10
とっくん

dolcenoriさんととっくんのおかげで、わたしは、今日も新しいことを知ることになりました。
こういうことって、ブログのお友達ならではの嬉しいことです。
とっくんはお見受けするところ、旅好き?きっとまた楽しい共通の話題でお話ができることでしょう。よろしくお願いします。

Commented by mai-obachan at 2010-03-11 00:47
だるまさんがこーろんだっ!
で振り返って、shinn-lilyさんの言うように世界がパッと明るく変わっていたら、驚きと喜びで、こっちが転んじゃいそうです。

内緒の基地、つくりましたね。
今は危なくて小さい子供たちだけで外で遊ばせられないような世の中で悲しいですね。
Commented by shinn-lily at 2010-03-11 12:06
maiさん

ころんじゃってもいいから、世界がいっぺんに明るくなったら、なんと素敵でしょうと他力本願・・・自分たちで頑張らなくてはね。

実は今でも秘密の基地遊び、やりたいなと思うのですよ。
maiさんなら一緒にやってくれそう???
キャンプもどきはだめですよ。内緒なんだから。
k君が仲間にはいりたそうだったら・・・、しょうがない、入れてあげるかなんて威張っちゃって・・・ああ、いい年してなに考えているのでしょう!
Commented at 2010-03-11 15:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shinn-lily at 2010-03-11 21:38
鍵コメ3.11様

本来はお淑やかであり、おとなしく、気が小さい子供ではありました。
けれども、この学校はそんなことでは暮らせないのでした。
走り回り、木に登り・・・・そんな風に育ててくれました。
今となっては感謝のみです。

鬼ごっこでもかくれんぼでも鬼っていやでしたよね。
そうそう、缶けりのおにもいやでしたね。
子供の頃って素でなんでもやるから時には、哀しい思いもしなければならなかったけれど、そういう中鍛えられていくのですね。
小学校時代の親友とおとなになってから話したら、「いじめられたのは私」とお互いに思っていたことがわかりました。(笑)
被害者意識の方が記憶に残って、いじめたのはお互いに忘れてしまっている、今の子供もそういう中で切磋琢磨して育ち、人の痛みのわかる人間に育って欲しいですね。
もう少し、もう少し、春はすぐそこですね!
Commented by dolcenori at 2010-03-12 06:29
toqqumさま

正しい漢字の綴りをご教授いただき、ありがとうございます。^^
イタリアの西洋花蘇芳もこんなに大木にならないので、あれ?と思ったのですけれども、花の色からして、季節からして西洋花蘇芳かな、と思った次第です。

shinn-lilyさま、この花の由来はローマのガイドさんから伺ったお話しなんです。私も自分の知識のようにここに書いてしまいました。(汗)
Commented by kanafr at 2010-03-12 07:43
フランスにも「だるまさんが転んだ!」ありますよ。
フランスでは「アン、ドウ、トロワ、ソレイユ!(1.2.3.お日様)」って言うんです。
息子に確認したら、鬼が言いながら振り向くのは一緒でした。ただ少しづつ鬼に近づいて鬼の前にある壁(鬼は壁の方を向いて立っているので)にタッチしたら、交代だそうで、新鬼はタッチする側にいて鬼に近づけなかった一番後ろの子が鬼になるそうです。途中動いた子は又開始地点に戻って始めるそうで、鬼対タッチ側の人数は壁タッチの最後まで
変わらないとか。
日本の鬼ごっこもそうでしたっけ?
話しているうちに思い出すかと思ったら、どうやったら鬼が交代できるのか忘れています。
Commented by kobato-eri at 2010-03-12 10:26
早く暖かくなってほしいものですね。
昨日今日とはよかったですけれど、
も~っと暖かくなってほしい!

本当景気回復を願う日々…。
子持ちの主婦でも安心して働ける場を
提供してもらいたいものです。
後、若い人たちの職の確保も本当しないと
なんだか、悲しいですね。
Commented by shinn-lily at 2010-03-12 22:27
dolcenorisさん

ご丁寧にコメント有難うございました。
とっくんにもその旨をお伝えしました。

ユダの木、日本では意識がないのですが、もしかしたら、あるのかもしれません。注意してみます。
きっと海外ではこれからまた見れそうですね。
それにしても、こうしてチェントロのように、みんなで知識の交流が出来て、嬉しいことです。有難うございました。
Commented by shinn-lily at 2010-03-12 22:34
kanafrさん

ありがとうございました。
きっと息子さんに聞いてくださるに違いないと、甘えて、お願いしましたが、さすがフランスちょっと雰囲気がちがいますね。
素敵な言葉です!
ソレイユて太陽のことなのですね。
昔、中原淳一さんのお店が学校の近くにあって、「それいゆ」という名前だったのです。今でいうブティックで、よくウインドーをランドセルをしょいながら見ました。

遊び方って案外忘れているもので、
わたし達は動いているのがみつかったら鬼の後ろに手をつながされて、他の人が助けに行くっていうのだったような、でもはっきりしないのです。本当に忘れていることが多くて。

素敵な情報、有難うございました。
Commented by shinn-lily at 2010-03-12 22:37
eriさん

景気の回復が待たれますね。
働く場所がいっぱいあって、保育所の受け入れ態勢がちゃんとしていたら、女性の運命ももっとかわるでしょうね。

eriさんは今のうち、腕を磨いておいてくださいね!
社会のたまにもご家族のためにも!
その時がきたら、(いつのことかわからなくても)力が発揮できますように。
Commented by cocomerita at 2010-03-13 22:05
Ciao shinn-lilyさん
mai-obachanちからやってきました。

ああ、懐かしいなあ、、みんなやった、やった
だるまさんが転んだ、は、なんかどきどきして、そのどきどきが楽しかったし、動いて捕まると、なんか捕虜になった気がして、どきどきしたし、そのどきどきも嬉しくて、速く助けに来てくれないかなあ、、なんて

...でもさ、なんでだるまさんが転んだ、なんだろうねえ、
確かにそれで十にはなるけど、今になって考えると不思議

大縄跳びで、一羽のカラスがカーか―、っていうのやりませんでした?
あの歌も不思議で好き。

本当に、、
だるまさんが、、で振り向いたら
世界が変わってたら、楽しいですよねえ
Commented by shinn-lily at 2010-03-13 23:33
cocomeritaさん

はじめまして、ご訪問、有難うございます。嬉しいです。

やりましたか、やりましたか?
違うところでちがう友達と遊んだのに、それそれという感じで気持ちが繋がるようで嬉しいです。
遊びの中のドキドキって今思い起こしてもドキドキです。
夢中で、楽しくて、でもときおりそれまで自分が中心で世界が廻っていると思っていることが、そうでもないって気が着くのも、遊びの中で
そんな意味のドキドキも含まれているような気がします。

二羽のにわとりコケコッコ
忘れていました、縄跳び。
誰がつくったのでしょう、こんな面白いリズムと歌詞
でも思い出せないの
三は・・・・?
調べてみたくなってしまいました。

だるまさんが大阪で「ぼんさんが屁をこいた」でフランスで「1.2.3ソレイユ」
どこでも遊びの通過儀礼みたいなものがあるのですね、それぞれの地域の言葉で、・・・でもなんでだるまさん?

ああ、だるまさん、あなたの両目をいれますよ、
景気が回復したらね・・・ちょっとお待ちくださいませ・・・もうちょっと、もうちょっと・・・今、こんな心境なのであります(笑)
by shinn-lily | 2010-03-09 22:52 | 好きな一コマ | Trackback | Comments(27)

毎日1つ幸せみつけ    


by shinn-lily
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31